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第三話 サイコ・デュエル・ライダー Part1

??「ギュイ―となってるエフェクターにキスして、スウィーツな雰囲気作ってる二人無視して…、」

暗闇の中で、デュエルディスクのライトだけが光る。
近くには、バイクが2台止めてあった。

??「お、今回は調子がよさそうだねぇ!!」

そんな中、二つの物影があった。
…一人は、男子高校生だろうか?そんな感じであった。

男高「…くぅ、強いなぁお前。」

…しかしもう一人は違った。ハッキリと姿を確認できた。…なぜなら彼女の体は…光り輝いていたからだ。

??「君もタフだねぇ。あれだけのリアルダメージを受けて、立っていられるなんてぇ。」

…眼を張る緑色の髪。両側に垂れ下がったツインテール。ツンとしたオレンジ色の瞳。スラッとした体形。標準的な身長。恰好は、どこかの学校の制服だろうか?
そんな彼女は笑っていた。

男高「お、お前、せめて名前だけでも、教えてくれぇ…。」

その言葉を聞くと、彼女は得意げな顔をして、体を光らせながら、こういった。

采子「私の名前は采子(さいこ)。『サイコ・デュエル・ライダー』だよぉ。」




太陽は光り、桜も名残が少しある春。


純「おはよう!遊斗君!…て、随分やつれちゃったね。」

遊斗「…ぉはよぅ。」

そんな素敵な春の天気なのに、制服はしっかりと来ているが、体から生気を完全に失った人。例えるなら、干したカンピョウ?遊斗はそんな状態だった。

純「うわぁ、やっぱり、昨日も大変だったんだね。」

遊斗「もう、毎日だよ…。ちょっと辛いです。」

純「じゃあやめれば?」

遊斗「それだけは…やだ。折角九朗さんが時間割いてくれてるんだもん。…それに俺、強くなりたいし。」

純「じゃあ、がんばんなきゃね。」

遊斗「…おう、…今日の弁当勝負、負けないからな。」

純「ほぅ、私のチャーハンに、遊斗君は勝てるつもりなのかな?」

遊斗「ふっふっふ。俺は昨日Gちゃんに教えてもらったんだ。『黄金チャーハン』の作り方を!!それを今日は披露しよう!!!」

純「いいね、じゃあ私の『酢飯チャーハン』に勝てるかな?」

遊斗「す、酢飯チャーハン、だと!?」

純「そうだよ、余った酢飯を、チャーハンにしたの。」

遊斗「そんなチャーハンの味見役を買って出る奴なんているのかぁ?」

阿歩理亜「ではその味見役は、私が引き受けよう。」

遊斗「!!?」

朝から昼飯トークをしているところに、常人よりかなりでかい、ぼさぼさ頭の留年男、阿歩理亜が二人の間に現れた。

阿歩理亜「おはよう、遊斗君、ピアさん。」

遊斗「あ、阿歩理亜!?いつの間に!?」

阿歩理亜「君がカンピョウ干しのように、道を歩いているときからだ。」

純「阿歩理亜君、おはよう。」

俺は阿歩理亜には全然なれないが、ピアはもう全然平気だ。いつものように挨拶をしている。

阿歩理亜「おはようございます。ピアさん。」

阿歩理亜も阿歩理亜で、挨拶を返す。

遊斗「…はぁ。」

こいつ、阿歩理亜は、2週間前かな?入学式の日にデュエルして、俺に勝った奴だ。あいついわく、
『デュエルを通して、君の事を少しでも早く知りたかった。』らしい。
…まぁ、俺もそう言うのは好きだ。
どうやらあいつは、俺がカードショップで九朗さんと戦っているのをみて、引かれる何かがあったらしい。
それから何かある度に、こいつと一緒にいる。…気がする。
こいつから俺にいつも近づいてきてる…気がする。
因みに、最初こそ怖がられる感じだったが、阿歩理亜はクラスに溶け込んだ。
…むしろ、クラス委員長にまでなった。
俺は、クラス委員長はピアがなると思ったが、あれが効いたんだろうな。

担任のボディービルダーの、弘道先生が催したアームレスリング杯事件。
ちなみアームレスリングとは、腕相撲の事だ。俺も初めて知った。
あの時、弘道先生は、

「おれにアームレスリングで勝てたら、一週間実習と宿題なしにしてあげるよ。」

って話になって、誰も弘道先生に勝てなかった。
…そりゃそうだ。だってボディビルダーだもん。
だけど、そこで阿歩理亜が出てきて、

阿歩理亜「わが名は『馬渕 阿歩理亜』。
希望の番人。
弘道先生、勝負を申し込む。」

そう言って勝負をして、本職ボディビルダーを瞬殺しちゃった。
それで一気に打ち解けて、クラスの人気者になったんだ。

…いや、俺だって阿歩理亜の事、嫌いじゃないよ。…ただ、ただね、デュエルで勝つまでは、仲良くできないなぁって思っちゃってさ。
それで、なんというか、…非常に話しかけづらい。

だから俺は今、デュエルの特訓をしている。
この阿歩理亜に早くデュエルで勝って、この微妙な雰囲気を打破するために!!

純「阿歩理亜君、そう言えば遊斗の特訓はどう?」

阿歩理亜「順調です。九朗さんに色々と教えてもらってます。遊斗もそれに応えるようにどんどん強くなってます。」

遊斗「…こらぁ、俺の事を無視して話を進めないでくれぇ。」

純「いいじゃん、遊斗君。ねぇ、阿歩理亜君、遊斗君が特訓するときに、何か面白いことなかった?」

阿歩理亜「そうですねぇ…。じゃあ最初の頃の話はいかがでしょうか?」

遊斗「…ああ、九朗さんに最初に特訓をしてもらった日かぁ。」



入学式初日、あの阿歩理亜とのデュエルの後に、カードショップGちゃんに行ったんだ。
…あのときは、負けた直後で大分動揺していたなぁ。

遊斗「うおおおおおおお!!!!こんにちわぁ!!」

Gちゃん「いらっしゃいぃ!!…おや、遊斗君?
一週間ぶりじゃのう!」

遊斗「Gちゃん!!九朗さんきてますかぁ!!?」

Gちゃん「?…ああ、デュエルスペースのいつものとこにすわっとるよ…遊斗君?」

それを聞くと、俺は走り出し、デュエルスペースでデッキをいじくっている、前と一緒の真っ黒な服装の九朗さんのところに飛び込む!!

遊斗「九朗さん!!」

九朗「おう、遊斗じゃないか!?って雑魚!!突っ込んでくるな!!?」

遊斗「お願いします!!俺に強いデッキを教えてください。」

中で半回転体をひねり、そのまま態勢を立て直し綺麗に土下座の形を作り、音をあまり立てずに着地する。これが俺の得意技…。

Gちゃん「…ふ、フライング、土下座…。」

九朗「………………で、それで急にどうしたんだ?」

遊斗「俺、あの阿歩理亜にデュエルで負けちゃって、…強くなりたくて、九朗さんに指導してもらいに来ました!!」

それを聞くと九朗さんは頭を押さえ下を向いた。

九朗「…ちょっと色々一辺にいい過ぎだ。コーラを飲ませてくれ。頭を整理する。」



九朗「…なるほど、お前はあのデカブツ阿歩理亜と同じクラスで、デュエルして、負けて、悔しいから俺に指導してもらいたいと…。」

遊斗「ハイ!!そういうことです!!」

九朗「ってこの雑魚が!!俺に勝っておきながら、勝手に負けてんじゃねぇ!!俺が弱いみたいじゃないか!!」

遊斗「ううぅ、ごめんなさい。」

九朗さんは怒った顔でこっちを見たが、やがて顔を緩めて、ため息を一つついた。

九朗「…雑魚が。まぁいい。お前に指導すればいいんだな。…とりあえず、その『エクシーザー』が出せるデッキを見せろ。俺の墓地BFも見せてやるから。」

遊斗「おお!!ありがとうございます!!これが、俺のデッキです!!…でこれが、九朗さんのデッキですね!!」

お互いのメインデッキを交換して見せ合う。これが出来るのは、信頼しているデュエリストだけだ。

九朗「…ったく、雑魚が。」

そんなこと呟きながらも、九朗さんは俺のデッキを見ていてくれてる。俺はそれが嬉しかった。

遊斗「おお!!九朗さんのデッキ、かなり練りこまれていますね!!これなら攻撃も守備もいいですね!!…九朗さん?」

九朗「…。」

見ると、九朗さんの手の動きが止まっていた。心なしか、体も震えている。だけど反応はなしだ。

遊斗「…九朗さん?もしも~し?大丈夫ですか?」

九朗「…遊斗、このデッキ、本当にあの『エクシーザー』デッキか?
…俺にはネタデッキにしか見えないのだが。」

遊斗「?ハイ、『エクシーザー』デッキですけど。…もしかして、デッキ40枚のカードが、全部違うカードで驚きましたか?」
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テーマ : 遊戯王
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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