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【Memory of 『N』】第三話 遊戯 Part1

ブラック「…ふぅ。」

さっと日記の冒頭に目を通し、一度ため息をつき間を取る。
この日記から読み取った感情を整理するのに時間が必要だった。

ブラック「…少し、ブレイクタイムが必要だな。」

そうつぶやき、やかんに少量の水を張り、
部屋にある簡易的なカセットコンロに火をつける。

ブラック「…。」

お湯が沸くまでの間、ただただやかんを見つめていた。
静かに、じっと。
ブラックは、目を閉じ瞑想をするかのように考えを走らせ始めた。

ぷしゅー!!

お湯が沸く音が部屋に鳴り響き、それに素早く反応しコンロの火を消した。
…そして、目を開けた。

ブラック「…まだ、少し、読み進めないといけないな…。」

そういい、やかんのお湯を自分の金属製のマグカップに注ぎ、残りをTポットに注いだ。

ブラック「…もう少し、進もう。もう少し。」

そういい、自分で作ったお茶の香りを楽しみながら、日記をめくり、目を進めた。



アイ「…N様、おはようございます。」

N「…おはよう。アイの女神。」

アイ「ご調子は、如何でしょうか?」

N「…いつもと、変わらないよ。アイの女神。」

アイ「そうですか…。では、本日の記録の時間でございます。」

N「うん、わかりました。えっとね。今日見たのはね…。」

…いつもと変わらないやり取り。
いつもと変わらないアイの女神。
いつもと変わらないキス。
…しかし、Nにとって、今日は、いつもと少し違う一日の始まりとなった。

…アイの女神がいなくなって、部屋にはN一人になった。



N「…本当に成功するのかな?」

ゾロア「ヒヒヒヒヒ!!!心配するな!!俺はここ1週間。お前のしゃべり方。行動の癖。全部把握した。…まぁ、さすがにあの『フェマーの最初の定理』とかいうのは意味不明だったけどね。」

その言葉に素早く反応し、Nはゾロアを見た。

N「…『フェルマーの最終定理。』あの完璧で美しい数式の名前を、君が間違えないでくれ。」

…しかしゾロアはそれに笑って返した。

ゾロア「ヒヒヒヒヒ!!!Nもそうだが、あんたたち人間は、名前にこだわるなぁ。おらたちは名前よりも、もっと大切なものがたくさんあると思うのに。」

そういいながら、ゾロアはNの姿に変身し、歯を見せながら笑った。
それを聞いて、Nは考えるように構えた。

N「…そうだな。あまり考えたことがなかったよ、ゾロア。…なんでかな?区別するのに便利だからじゃないのかな?…いや、それでも自分が好きなものの名前が何か言われるのは、あまり気持ちよく感じないなぁ。」

ゾロア「ヒヒヒヒヒ!!!ともかくだ!!おいらがお前の姿に化けて、お前のふりをしてやるよ!!だからNは、近くの森に遊びに行くといい!!」

N「…だから、僕は外の世界に興味はないよ。僕に必要なものは、ここに全てそろっている。」

ゾロア「ヒヒヒヒヒ!!!まぁ、そういうなってN!!おいらが思うに、お前はもっといろんなものを知る必要がある!!そして、そんなパズル箱みたいなもの以外にも、面白いものがいっぱいあることを知らなくちゃいけないんだ!ヒヒヒヒヒ!!!」

N「…面白い…もの…。」

Nはふと、自分が持っているボイドキューブを見つめた。

ゾロア「ヒヒヒヒヒ!!!そのためには、一度外に出てみるのが一番だ!!だから、おいらが一日、お前の代わりになってやる!!だからお前は外に行って来い!!」

N「…だけど、ゾロアを信用しないわけじゃないけど…。成功するかわからない。…だから、今朝うまくいくか、試してみよう。それからでもいいかい?ゾロア?」

ゾロア「ヒヒヒヒヒ!!!いいだよN!!おいらのイリュージョンの力、みせてやるだよ!!」

ゾロアはそういい、ガッツポーズをとってみせた。




N「…ゾロアはすごいね。アイは全く気付いていなかったようだよ。」

ゾロア「ヒヒヒヒヒ!!!だからおいらのイリュージョンはすごいといっただろ?」

そして、アイのいなくなった後の少しの時間に、二人は対面していた。

N「…確かにすごい。けど、君の演技もかなりすごかった。まるで僕がもう一人そこにいるようだったよ。」

ゾロア「ヒヒヒヒヒ!!!…これでNは、安心して森に遊びに行けるな。」

N「…うん、行ってみようかな。森に。ゾロア…僕が留守の間、これを持っていて。僕の大切なものだから。」

そういうと、Nは手に握っていたものをゾロアの近くに置いた。…それは、手に握っていたボイドキューブだった。

N「…それを持っていたほうが、僕だって騙しやすくなるよ。…それに、ゾロアも僕みたいにそれができるよう、練習が必要だろ?」

ゾロア「…これは、一本取られたね。ありがとう。N。ヒヒヒヒヒ!!!」

N「ふふふふ、ふふふふ!!ははははは!」

ゾロア「ヒヒヒヒヒ!!!」

N「ははははは!」

不思議と、二人は笑い合っていた。お互いの笑い声につられ、自然と、笑い声が輪唱していた。

N「(友達って、いいな。自然と、こういう風に笑えるのは、すごい好きだ!)」



ゲーチス「…では、Nはどこかに消えたということですか?アイ?」

アイ「…いえ、おそらく近くにいると思います。あれは…ポケモンの変身、もしくはイリュージョンだと思います。」

暗い、窓にはカーテンが敷かれている部屋で、ゲーチスとアイは話をしていた。
ゲーチスは、アイよりも高いところに椅子に座っていて、アイは膝を折り、まるで王と家来のような立ち位置で二人は話していた。

ゲーチス「…つまりNは、何かしらのポケモンと関係を持ち始めたということですか?アイ?」

アイ「…そういうことです。」

ゲーチスは、右手で自分の口元をさすり、少し考えて、口を開いた。

ゲーチス「…いや、私の思い描いたものとは違いますが、これはこれでいいでしょう。しばらくは現状維持で行きましょう。…ダークトリニティ。」

ダーク「「「は。」」」

その声に反応し、ダークトリニティがアイの隣に三人瞬時に現れた。

ゲーチス「しばらく、あのポケモンと、Nを24時間見張りなさい。そして一日に2回は定期的に連絡、何かあったらすぐに私に連絡しなさい。…ポケモンのほうがNに少しでもおかしなことをしたら、わかってますね。」

ダーク「「「は!!」」」

そういうと、ダークトリニティは再び瞬時に姿をけし、再びそこにはアイだけが残った。

ゲーチス「…面白くなってきましたね!!アイ!!あなたは今まで通り、Nに接しなさい。けしてあなたがもう一体のポケモンに気づいていると悟られてはいけませんよ!!」

アイ「…かしこまりました。」

ゲーチス「…N。あの怪物が、これからどうなるか、楽しみです!!」

そういい、ゲーチスは高らかに笑いあげた。

…Part2へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック・ホワイト
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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