【Memory of 『N』】第七話 ○ Part3

N「みてくれ!!このギアル!!素晴らしいと思わないか!?」

Nはそういいながら、ついてきた下っ端に捕獲、…いや、友達になったというギアルを見せてきた。

ギアル「ギアギアー!!」

N「ハハハ!!こらこら!歯車が痛いって!ギアル!!」

ギアル「ギアギ~ア!」

N様はあの後、ギアルの捕獲に成功した。しかし、それは自分が知っている捕獲とは全く違った。ポケモンを見つけるや否や、自分に敵意はないとみせ、その後本当にポケモンと会話をしているように接していた。
そしてそのポケモンと仲良くなり、合意の上でモンスターボールに入れた…。いや、入ってもらったのだ。

下っ端A「…これは…凄いな。」

理屈じゃない。そう感じた。N様は、残念なイケメン電波だと思っていた。だけど、今このギアルを捕獲するシーンを見ていて、違うと思った。だって、この反応は、まるで、

下っ端A「まるで子供…。だけど…、これはこれで、いいかもしれない。」

そんな彼に、素直に親しみを感じずにいられなかった。

N「はははは!!」

ギアル「ギギギア!!」

一人の男とポケモンは、本当に楽しそうに接していた。それはまるで、見ているこっちが楽しくなるほどに。

下っ端B「N様!!大変です!!ダークトリニティからの報告がありました!!…ブラックがこちらに向かっているようです!!」

…しかし、その報告を聞くと、楽しそうな顔をしていたNの表情から笑いが消え、鋭い刃のような笑みを浮かべた。

N「…わかった。今行こう。…彼との対決は、絶対にしないといけないからね。…あと何匹ポケモンを捕まえれば、彼と良い勝負できるかな…。ふふふ。」



フウロ「…つまり、あの洞窟にあったNの記憶は、ギアルと楽しく遊んでいた、ブラック君と何かした。…それぐらいしかなかったってこと?」

ブラック「…はい。昔プラズマ団が電気石の洞穴に沢山来た時があったんです。今回調査すれば、きっとあの情報がわかると思ったんですけど、全然関係なかったみたいです。…本当に申し訳ないです。」

そういうブラックは本当にしょ気ていてた。
二人は洞窟から出てすぐの所で腰かけ、反省会をしていた。しかしブラックの言うとおり、ほぼ失敗に終わった。フウロさんに手伝って貰ったうえでこの結果に、完璧男もしょげるしかなかった。

フウロ「そんなにしょ気ちゃだめだよ!ほら、切り替えていこう!…他に目星がついている所はあるの?」

ブラック「…一様あります。…だけどちょっと遠いです。」

フウロ「どこなの?」

その言葉に反応し、タウンマップを開いた。

ブラック「…俺の故郷、カノコタウンの方まで行きます。」

フウロ「…それは、遠いね。」

カノコタウンとフキヨセシティは、直線距離にしてイッシュ地方の端から端に行くようなものだった。ブラックの唯一の飛行要因のウルガモスがダウンしている今では、どだい無理な相談だった。

ブラック「はい。…だけど今日は厳しいですね。」

そういうしかなかった。…しかし、次の瞬間フウロさんの口からとんでもない言葉がでた。

フウロ「…じゃあ、私と一緒に行こう。」

ブラック「へ?」

…フウロさんと、一緒に行く?…

フウロ「あるところ全部行ってみよう。それで駄目だったら、その時考えればいいと思うよ。完璧になるように、頑張ってみよう!!」

そういいフウロさんは、ブラックの手を握り、元気づけようとした。

ブラック「フウロさん…。」

フウロさんの言葉は、どんなことよりもブラックを元気づける力になった。

ブラック「…だけど、カノコタウンに飛ぼうにも、ウルルは今日一日療養で、飛べませんよ?」

そういうと、フウロさんは両手を組んで少し考えるようにした。

フウロ「う~ん、そうだね。…じゃあ、カノコタウンに拓けた原っぱか、道、広場みたいなところがないかな?」

…それがどう関係しているか、いまいちピンとこなかった。

ブラック「へ?…あるっちゃありますけど…?それがどう関係が?」

フウロ「…ポケモンの翼だけじゃなく、玉には自分の翼で飛ぶって経験も必要だよ。完璧チャンピオン君。」

そういうと、フウロさんはニャっと笑い、手を額に当てて敬礼の姿勢を座りながらした。



ヤスオ「N様!!?どうしてです!!どうして私の計画が中止なんですか!?」

N「お前のやっているのは、ポケモンの意志を尊重していない。…いわば、虐待だ。」

下っ端A「…なんで俺がここにいるのだろうか…。」

とあるイッシュの外れの方にある研究所。そこにNとNのギアル、ヤスオ、そしてプラズマ団がいた。しかしその雰囲気は険悪なものだった。

ヤスオ「私はただ!!この世で最強のポケモンを作りたいのです!!カントー地方のミュウツーなんかより、遥かに強い!!そんなポケモンを!!見てください!!虫・鋼タイプは、弱点が炎のみです!!そしてその打たれ強さはシュバルゴが証明しています!!そしてそして、私はこのポケモンに、鋼を追加して、虫・鋼にしたのです!!それだけではありません!!この研究が成功したあかつきには、なんと!!このポケモンは…!」

N「もういい!!それ以上口を開くな!!」

ヤスオ「!!?」

資料を片手に熱弁を奮うヤスオを、大きな声でNは静止した。

N「…このポケモンは苦しんでいる。お前のやっているはた迷惑な研究のせいで!!このPラボを今を持って破棄。研究資料も復元以外の事は全て廃棄処分する。…お前はプラズマ団の城で引き続き別の研究をしてもらう。」

ヤスオ「しかし、N様…。」

N「これは決定事項だ!!以上!…ギアル。帰るぞ。」

ギアル「ギギギ!!」

最後は無理くりにぴしゃりとしめ、Nはギアルを連れて帰ってしまった。
…プラズマ団の中で、Nは絶対の発言力を持っていた。そのNがそういったのだから、全てのことは速やかに迅速に実行されるであろう。…しかし、そのことが一人の科学者のプライドをズタズタに切り裂き、憎しみの心を引き出すには十分だということに、Nは気づかなかった。

ヤスオ「…私が今まで努力して研究してきたものを…。許さんぞ。…絶対に。Nぅ!!…そうだ。あいつは、最近捕まえたギアルが大分気に入っていたようだな。…くくく!!目にもの見せてやる!!Nぅ!!」


…Part4へ続く
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まとめtyaiました【【Memory of 『N』】第七話 ○ Part3】

N「みてくれ!!このギアル!!素晴らしいと思わないか!?」Nはそういいながら、ついてきた下っ端に捕獲、…いや、友達になったというギアルを見せてきた。ギアル「ギアギアー!!」N「ハハハ!!こらこら!歯車が痛いって!ギアル!!」ギアル「ギアギ~ア!」N様はあの...

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しばせんし

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Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
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               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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