スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【Memory of 『N』】第九話 父 Part1

ブラック「こんにちは。」

アイリス「あ、ブラックだ!!」

アイリスの家に入るブラックに、まるでぴょこぴょこと効果音がなるかのようにアイリスは近づいて行った。

アイリス「ひさしぶり!!」

ブラック「…。」

そして近づいてきたアイリスにブラックは挨拶…ではなく、おもむろに頭を撫でまわした。



アイリス「え!?ちょっ!!?」

ぐしゃぐしゃぐしゃ。

ブラック「…う~ん。アイリス。身長伸びた?なんだが、前と感じが違う…。」

困惑するアイリスを傍目に、神妙そうな顔でブラックはそう呟いた。

アイリス「もう!!こうみえてもきみとおなじとしなんだよ!!またこどもあつかいしてぇ!!」

ブラックの手を振り払ったアイリスは、プンプン!という効果音が出てきそうな感じで、ブラックの体をポカポカ叩いた。…まぁ、いつものブラックとアイリスのやり取りなのだが。

ブラック「ハハハ、ごめんごめん。…それで、ジャガさんは今…どこかな?…あそこにつれていってほしんだけど。」

アイリス「え、ジャガ?ジャガは、もうすぐ来るよ。…けど、本当に行くの?私はやめた方がいいと思うけど。」

ブラックが今日、ゲーチスに会いに来たのは知っている。さっきまでのふざけた雰囲気から一変して、少し真面目な顔になるアイリス。それほどまでに、捕まってもなおゲーチスは危ない存在だった。このソウリュウシティの警備をもってしても…。
…それでも、いやそれを知っていてなお、ブラックの決意は変わらなかった。

ブラック「…それでも、会って聞かないといけないんだ。…今あの事を知っているのは、ゲーチスだけだから。」

アイリス「…わかった。じゃあもうなにもいわない。ジャガといっしょにきをつけてね。」

ブラック「…ありがとう。アイリス。」

そう言うと、アイリスはその場を離れた。…それと入れ替わりになるように、ジャガが部屋に入ってきた。ブラックはジャガに軽くお辞儀をした。

ジャガ「久しぶりだな。ブラック。」

ブラック「お久しぶりです。ジャガさん。…今日は、よろしくお願いします。早速で悪いのですが、お願いします。」

ジャガ「…気が早いなぁ。わかった。では行こうか。ついてきなさい。」

そういうと、ジャガとブラックは歩き出した。



薄暗い廊下を、二人は歩いていた。道幅は狭く、明かりは龍の形をした燭台に乗る、蝋燭のみだった。耳を澄ますと、龍ポケモンの鳴き声がうっすらと聞こえる。ここにいるだけで、常に精神が緊張を強いられているような場所だった。
…『龍の監獄』。イッシュではそう呼ばれている場所だ。最新の科学と、昔からの施設、ポケモンをフルに利用し作られている収容所。そしてここを守るのは、強靭な龍ポケモンを操るトレーナーの役割だった。それ故に、ここから抜け出すのは不可能と言われている。

ジャガ「…ここが、ソウリュウシティにある、龍の監獄だ。…そしてこの奥にゲーチスはいる。」

大きな扉にしっかりとした施錠が複数されている場所で、二人は歩みを止めた。ジャガは一つ一つ丁寧に施錠を外していった。…ここまで来るのに色々な監獄を通ってきたが、ここが一番ヤバい場所というのは、一目瞭然だった。

ブラック「…ありがとうございます。ジャガさん。」

そしてジャガの手は、とうとう最後の施錠を解除した。…これで、監獄の中に入れるようになった。そして、ジャガはブラックの方を向き、胸ポケットから何かを取り出し、ブラックへと差し出した。

ジャガ「…君の事だから何の心配もいらないと思うが、一様私はここで見張っているよ。…何かあったら、このボタンを押すんだ。そしたら、すぐに駆けつけるからな。」

オノノ「グルルルル…。」

ジャガの後ろに彼のエースポケモン、『オノノクス』が鋭い瞳を睨ませていた。…その威圧感は凄まじく、並みのポケモンであればそれだけでひるむようなものだった。

ブラック「はい、わかりました。では、行ってきます。」

ジャガが差し出したボタンを手に持ち、軽くお辞儀をした後ブラックは扉の向こうに歩き出した。その後姿には、年相応にはない強さがあった。

ジャガ「…完璧を求める故に、自分の弱さを見せないチャンピオンか…。…アデクさんとは、まったく別の男だ。…もっと年相応に弱さを見せてもいいんじゃないのか…。…いや、彼に負けた私が言えるセリフではないな。」



ブラック「…。」

ブラックは、この暗い道を歩き続けた。…ここには歴代最悪の犯罪者が収容される場所。…だが、今使われているのは一部屋だけ。…一番奥の部屋、ゲーチスの部屋だ。

ブラック「…ゲーチス。久しぶりだ。」

重苦しい雰囲気のその先にある部屋で、ブラックはそういった。…そしてその言葉の先に、あの男はいた。

ゲーチス「…誰かと思えば、あの時の若造か。私に何の用だ?」


…Part2へ続く
スポンサーサイト

テーマ : ポケットモンスターブラック・ホワイト
ジャンル : ゲーム

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【【Memory of 『N』】第九話 父 Part1】

ブラック「こんにちは。」アイリス「あ、ブラックだ!!」アイリスの家に入るブラックに、まるでぴょこぴょこと効果音がなるかのようにアイリスは近づいて行った。アイリス「ひさしぶり!!」ブラック「…。」そして近づいてきたアイリスにブラックは挨拶…ではなく、おも...

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。