スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【Memory of 『N』】第九話 父 Part3

ブラックは、とうとう、たどり着いた。
…プラズマ団の城に。

ブラック「…荒れてるな。」

そこは、人が入らなくなってから一年以上が経過している。荒れに荒れていても、何も不思議ではなかった。野生のポケモンも住み着き始め、ゲーチスではないが、昔の思いを読み取るのは難しそうだった。
…ブラックは、ゴールドスプレーを取り出し、自分の体に吹きかけた

ブラック「…とりあえず、先に進もう。まずはそこからだ。」




ランプ「ランプ~、ランプ~。」

ドテッ「ドテ、ドテ。」

ミルホ「ミルホッグ!!」

ブラック「…ここは、かつて七賢者が現れ、そしてジムリーダーが助けに来てくれたフロアか。」

ブラックが足を踏み入れているのは、プラズマ団の城の入り口近くの大広間のフロアだ。かつてここで七賢者との戦いがあった形跡はなく沢山のポケモンが雑談や作業をしながら、楽しそうにしていた。
ブラックはゴールドスプレーをかけた体で、野生のポケモンに刺激を与えないように、ゆっくりと、ゆっくりと足を近づけていった。…そして、広場の真ん中におちている壊れたドアを発見した。

ブラック「…あれがいいな。」

そういい、ブラックはかつてドアノブだったであろうものに、手を触れた。そしてそこに秘められた思いを読み取るため、目を閉じた。



…その時、そのフロアには多くのプラズマ団、そして七賢者がそろっていた。Nはドアの近くにいて、その場にいる人々に最後の言葉をかけた。

N「いいか、七賢者たち。ここにブラックが来ても、けして何もするな。そのまま奥にいる僕の元まで誘導するんだ。」

そういい、Nは踵を返しドアノブを握り、そのフロアを去ろうとした。…しかし、その前に呼び止められた。

七賢者の一人「…なぜです?何故、N様はあのブラックという少年にそこまでこだわるのですか?」

そのフロアにいる、七賢者、プラズマ団員全ての人が疑問に思っていることを、七賢者の一人が口にした。…今までN様は、ブラックという少年に会ってから、何かあるたびにポケモンバトルを挑み、そして彼を特別視していた。誰もがそれに対して何も言わなかったが、とうとう七賢者がその重い口を開いたのだ。その場にいる全員が、Nの口からの言葉を待った。

N「…彼にこだわる理由?」

その言葉に反応し、Nはドアノブから手を離し振り返った。

N「…そんなの簡単だ。彼が『英雄』にたる力を持っているからさ」

『英雄』
聞きなれない言葉に、全ての人が首を傾げた。

七賢者「…英雄?」

N「…そう、英雄だ。」

…しかし、Nの顔は本物だった。冗談や酔狂でそんなことを言っていないのは、一目瞭然だった。

N「…彼は他の人間には持っていない『特別な力』を持っていてる。…それが、ものに込められた思いを読み取る力。」

七賢者「…それが、彼を特別視する理由ですか?」

N「それだけではない!!」

七賢者の言葉に反応し、強く否定した。

N「…彼は人一倍、人、ポケモンの気持ちに対して敏感に感じ、動くことができる!!そしてそのポケモン、人の本質を見抜き、そのものの力を最大限に引き出すことができる!…そしてそれは、多くの人を正しい方に導くのに長けているということだ。…これがどういうことをさしているか、わかるか?」

Nは、全ての人を見まわし、その顔を覗き込んだ。…しかし、だれも答えられるものはいなかった。

七賢者「…いいえ、わかりません。」

N「…それこそが、ブラックが持っているそのすべてが、英雄の素質!!僕は今までそんな彼と戦い、自分を確かめてきた!!…自分が、本当に英雄になれる存在なのかを!!」

団員「…N様。」

N「そして気づいた!!僕が英雄になるには、持つべき最高の力を持って、彼の持つべき最高の力を、真正面から打ち破った時のみ、なれるのだと!!…だから、七賢者の諸君。…例え君たちでも彼の、いや、ブラックの歩みを止めるようなことをしたのであれば、英雄への冒涜。…僕はそんな人間は容赦しない。」

その時、Nの見せた顔は、とても冷たく、ナイフのように鋭い目をしていた。その顔と目は、その場にいる全ての人間を凍りつかせるのには、十分な力があった。

七賢者「…!?」

きぃ、バタン。

…そう、ゲーチスを除いて。
Nがいなくなったのを確認したゲーチスは、両手を大きく上げ、演説をするかのように話し出した。

ゲーチス「皆の衆!!気にすることはない!!今からここに来るブラックとかいう少年を、全力で妨害しなさい!!」

団員「…け、けど、そしたらN様がお怒りになりますよ!?」

ゲーチス「あいつが言うことなんぞ気にしてはいけない!!…それよりも、真の英雄ならば、どんな困難でも勝ち上がって、必ずやN様の所に行くであろう!!我々ごときの妨害で止まる男が、真に英雄の素質があるのであろうか!?」

そういい、逆にゲーチスはその場にいる者たちを諭した。…もとより、プラズマ団の長であるゲーチスに逆らうことのできるものは、たとえ王であっても無理であった。

七賢者「…その通り。その通りですね!!流石ゲーチス様!!七賢者の長!!」

七賢者「そうしましょう!!皆の衆!!ゲーチス様に従いましょう!!我々が先頭に立ってあの少年を止めましょう!!」

ゲーチス「…そうそう、それでいいのです。
…私の目的を邪魔する蚊蜻蛉は、どんな手を使ってでも排除するのです。」

ゲーチスは小言でそうつぶやきながら、ドアノブを握り、そしてひねった。


…Part4へ続く
スポンサーサイト

テーマ : ポケットモンスターブラック・ホワイト
ジャンル : ゲーム

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【【Memory of 『N』】第九話 父 Part3】

ブラックは、とうとう、たどり着いた。…プラズマ団の城に。ブラック「…荒れてるな。」そこは、人が入らなくなってから一年以上が経過している。荒れに荒れていても、何も不思議ではなかった。野生のポケモンも住み着き始め、ゲーチスではないが、昔の思いを読み取るのは...

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。