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【Memory of 『N』】第十話 決戦 Part7

Nvsブラック ブラックの勝利!


N「ゾロアーク!!」

Nは戦いに敗れ、その場に倒れているゾロアークの元に走った。
…一方全力で戦ったダイケンキも、息を切らしその場に座り込んでいた。

ブラック「…マルル。」

ダイケ「ハァ。ハァ。ハァ。ハァ。」

ゆっくりとその後ろに近づいていき、そしてその背中に手を添えて、最高の労いの言葉をかけた。

ブラック「…よくやった。」

ダイケ「…シャア。」


ゾロア「…ごめんよ。N。おいら、勝てなかった…。Nの夢、かなえることができなかった…。」

ゾロアークは倒れながらも、涙をポロポロ流しながらNに詫びた。…自分がいくら傷ついていようと、そんなことはお構いなしに、ひたすらに謝った。。

N「いいんだ…。ゾロアは良くやったよ。…さぁ。ボールにお戻り。」

Nはそう優しく言い、ゾロアークをボールに戻した。

ブラック「…。マルル、戻れ。」

そう言い、ブラックもダイケンキをボールに戻した。…そしてゆっくりとNに近づいて行った。

N「…これで、僕の……理想。ポケモンの……夢は潰える。」

ブラック「…N…。」

N「……。
……。
……。
……。
……。
……。」

ブラック「…。」

ブラックは、待ち続けた。Nの口から、次の言葉が発せられるまで。その場で待ち続けた。

N「…僕と、ゼクロム、僕のトモダチが敗れた。君の思い……真実…それが僕たちを上回ったか……。」

ブラック「…それは違う。それはお前が一番わかっているはずだ。…N。」

…やっと喋ったNにブラックは口をはさんだが、はさんだ後後悔した。今は聞き手に専念すべきだと。

N「レシラムと、ゼクロム…。二匹がそれぞれ異なる英雄を選んだ…、こんなこともあるのか。」

ブラック「…。」

N「同じ時代に二人の英雄、理想を求める者、真実を求める者。共に正しいというのか?」

ブラック「…。」

N「…わからない。」
異なる考えを否定するのではなく、受け入れることで世界は化学反応を起こす。これこそが…、世界を変える為の数式…」

ブラック「…数式なんて、堅っ苦しいしいものじゃないぞ。N。」

N「…ブラック。」

Nは、やっとブラックの存在に気が付いたように、顔を見上げた。

ブラック「お前だって最初から、その『世界を変える数式』っていうのを持っているだろう?」

N「…僕が?どこに?」

ブラック「…何、簡単なことだよ。…うぅ。」

そういうとブラックはNの傍に寄り、そして真正面から顔を見た。

N「…なんだい?」

ブラック「…くそ、俺はベルと違って、こういうのは苦手なんだ…。」

そんなことを呟きながら、ブラックは顔を赤くしていた。

N「?」

ブラック「…ほら、一度しか言わないから、よく聞いておくんだぞ!」

そう言い、ブラックは右手をハンカチで拭き差し出して、その言葉を口にした。

ブラック「………俺と、トモダチになってください。」



N「…。
…。
…。
…。
!?
…!!??…。

ブラック「…N。おい、N!!…って、泣くことないだろう!!こっちが恥ずかしくなるだろうが!!」

…Nの顔は、驚きの表情だったが、涙があふれていた。そしてNも、ブラックに泣いていると言われ、初めてそのことに気が付いたみたいだった。

N「…なんでだ!?どうして僕は、悲しくもないのに、涙を流しているのだ!?…涙は悲しいときに流すものじゃないのか!!?一体僕に何をしたんだ!!ブラック!!?」

ブラック「…涙はな、二つあるんだよ。」

N「…二つ?」

ブラック「…悲しいから流れる涙と、…嬉しいから流れる涙がな。」

N「…ってことは、僕は今、『嬉しい』ってことなのか!?」

ブラック「…そういうことだ。…ほらな!お前が難しく考えていた数式なんて、案外身近にわかりやすく潜むものなんだぜ。…世界は、そんなことだらけで、成り立っているんだぜ。」

N「…世界は、わかりやすく、成り立っている?」

ブラック「…俺は色んな気持ちを読み取っているから、そう思う。…だから、お前はもっとこれから、そういう『世界を変える数式』を、体験しないといけないと思う。…だから、手始めに、俺と…うぅ。」

そんなブラックの言葉と聞き、姿を見ていたNは、次第に泣きながら笑い始めた

N「…ふふ、ふふふふ。ハハハハハハ!!」

ブラック「おい!!笑うことないだろう!!笑うこと!!」

N「君は…!!完璧だと思っていた!!…だけど、君は完璧じゃなかった!!今わかったよ!!」

ブラック「今更気づくな!!…俺は完璧なんかじゃない!!…ただ、常に完璧を目指して行動しているだけだ…。」

N「そうだね。完璧な存在なんて、この世に存在するわけがない!!…僕も、ブラックも、ゲーチス様も、伝説のポケモンも、けして完璧ではない!!…それでも伝説のポケモンたちは、僕たちを選んでくれた。僕たちが本気でぶつかり合うきっかけをくれた。…それには、きっと君が言う身近な『世界を変える数式』がかかわってくるんだろう。」

ブラック「そんなの知らないよ!!…っておお!!」

ふと気が付くと、Nはブラックの右の手をしっかり握っていた。

N「なろう!トモダチに!!君と僕で!僕はそう決めた!!」

そういうNの目には、清々しさが浮かんでいた。

ブラック「…お、おう。よろしくな。」

N「こちらこそ。」

そう言い、ブラックは顔を赤くしながら下を見ながら、Nはしっかりとそんなブラックの顔を見つめながら、トモダチのしるしをした。

N「…さて、君のポケモンたちを、ちょっと貸してくれないか?」

ブラック「…?何をするんだ?」

N「先に、君のポケモンたちを回復させようと思う。」

ブラック「いいってそんなの!!お前自分のから先にやれよ!!」

N「いいんだ、今はトモダチに、何かしてあげたい気分なんだ。」

ブラック「…わかった。じゃあ、頼む。」

そう言い、ブラックはNに6個のボールを差し出した。

N「じゃあ、少し待っていてね。すぐ終わるから。」



N「…終わったよ。」

そういいNは、全てのボールをブラックに渡した。

ブラック「…早い。流石だな。ありがとう。」

N「どういたしまして。」

そう言い、Nから6個のボールを受けとり、腰のホルダーにはめた、その時だった!!

ゲーチス「それでも私と同じ『ハルモニア』の名前を持つ人間なのか?不甲斐無い息子め。」

フロア全体にこだまする、あの声。…咄嗟に後ろを振り返るとそこには、プラズマ団の首領、Nの父、ゲーチスがそこにいた。

ブラック「…ゲーチス。」

N「ゲーチス様…。」

ゲーチスはNの元に近づくように、歩きながら話した。

ゲーチス「…もともと私が、Nに理想を追い求めさせ伝説のポケモンを現代に甦らせたのは、『私の』プラズマ団に権威を付ける為!
恐れた皆を操る為!!その点は良くやってくれました。」

その声は最初に聞いた演説の時と同じように、人にそうだと信じ込ませるだけの力がある、そんな声でNに語りかけていた。

ゲーチス「だが、伝説のポケモンを従えた者同士が、信念をかけて戦い自分が本物の英雄なのか確かめたい……とのたまった挙句、ただのトレーナーに敗れるとは愚かにもほどがある!」

N「ただのトレーナーではありません!!彼はとても特別な…。」

ゲーチス「つまるところ、ポケモンと育った歪で不完全な人間か……。」

N「…。」

父が子にかける言葉としては、信じられない言葉をかけたゲーチスは、歩みを今度はブラックに向けて歩いてきた。Nはその言葉を受け、顔を驚かし固めると、膝をつきその場に座り込んでしまった。

ブラック「N!!」

ゲーチス「ブラック!まさかアナタのようなトレーナーが伝説のポケモンに選ばれるとは完全に計算外でしたよ!…ですが私の目的は何も変わらない! 揺るがない! 私が世界を完全に支配するため!何も知らない人間の心を操る為!Nにはプラズマ団の王様でいてもらいます。
…だがその為に事実を知るアナタ……。邪魔なものは取り除きましょう。」

ブラック「…。」

ゲーチスの全身から、異常なまでの気が発せられているのがブラックにはわかった。ブラックは無言で、自分の腰のホルダーにかけてあるモンスターボールに手をかけた。…その時、後ろからまた別の声がした。

チェレン「……支配だって?プラズマ団の目的はポケモンを解放することじゃ?」

振り返ると、チェレンがアデクさんを引き連れて、ここまで来ていた。

ブラック「…チェレン。」

チェレン「すまないブラック。ここまで来るのに遅れてしまった。…さぁ、答えてもらおうか、プラズマ団の七賢者の長よ!」

ゲーチス「ああ、あれはプラズマ団を作り上げる為の嘘ですよ。ポケモンのように便利なモノを解き放ってどうするというのです?」

N「何!?」

ゲーチスはその場を回るようにして歩きながら、さらっとそういった。…そしてその言葉に、Nは反応せずにはいられなかった。

ゲーチス「…確かにポケモンを操ることで人間の可能性は広がる。それは認めましょう。
だからこそ!私だけがポケモンを使えればいいのです。」

アデク「……貴様、そんな下らぬ考えで!」

ゲーチス「なんとでも。」

激昂するアデクに対して、何とも涼しそうな顔で話すゲーチス。その顔には、悪ぶる様子はない。…つまり彼は、そんなバカげたことを心の底からの本気で言っているのだ!!

ゲーチス「…さて神と呼ばれようと所詮はポケモン。そいつが認めたところでブラック!
アナタなどおそるるに足らん。
さぁかかってきなさい。
私はアナタの絶望する瞬間の顔がみたいのだ!」

そういい、ゲーチスはマントの下からモンスターボールを取り出し、こちらを見た。

N「ブラック!!」

一度マントを翻したゲーチスは、高らかにこう宣言した。

ゲーチス「誰が何をしようと!私を止めることはできない!」


…Part8へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック・ホワイト
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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