【ポケモン Beautiful World】第一話 出会い Part2

???「絶景だよねえ!」

…ヒオウギシティには、他の街にはない特別な場所がある
それは町の外れにある、長い階段を上った先にある高台である。そこから見える景色は、春夏秋冬姿を変え、見る人を飽きさせない。そのシンプルながら素晴らしい景色は、イッシュの絶景の一つに数えられ、多くの人々に愛されている。

…そしてここにも、その絶景を初めて見たのか、心奪われている女性が一人いた。
大きな緑の帽子に、ちょこんとついたリボン、
縁の大きな赤い眼鏡…。
そして横顔からわかる素直にこの景色に感動し、子供みたいに目をキラキラさせている見慣れない背の少し高いお姉さん…。
間違いない。

ホワイト「…このひとが、ベルさんか。」
ベル「ねえねえ、あなたもそう思うでしょ?」

ホワイト「うわぁ!!?」

ドサッ!!

景色に見とれているようだったので近づいて声をかけようとしたら、急に振り向いてきたので、その拍子に尻餅をついてしまった。

ベル「だ、大丈夫!?」

そういい、手を伸ばしてくれた。おかげで少し楽に立てた。悪い人の感じはしなかった。

ホワイト「あ、ありがとうございます。…俺の名前は…、」

ベル「あっあたしはベル!ポケモン博士である、アララギ博士の助手です。
でね、人を探しているんだけど、『ホワイト』って人知ってる?」

自分がホワイトと名乗る前に、凄い勢いで話しこまれた。…自己紹介するタイミングを失ってしまった。仕切りなおさないと。

ホワイト「…いや、ベル…お姉さん、あのですね、」

ベル「…ってあなたホワイト君!?うわーきいてた通りだよ!」

ホワイト「…。」

…どうやらこの人は、自分のペースで突っ切って自己解決する人らしい。
それでも、このおっとりとした口調と、優しそうな雰囲気は嫌いになれなかった。

ベル「…わぁ!!…もう、帽子がずれちゃった…。」

そういい、急に前に倒れてきた自分の帽子を、慣れた手つきで直した。
そしてこっちを見てとびっきりの笑顔で言った。

ベル「初めまして!会えてよかった!」

ホワイト「こちらこそ、ベルお姉さんに会えてよかったです。」

ベル「ベ…ベルお姉さんなんて、そんなあ、照れちゃうよお。」

顔を真っ赤にしたベルお姉さんに右手を差し出すと、笑顔で握手してくれた。
…最初母上に、探せっと言われた時には、不安しかなかった。…けどきっと何とかなるだろう。
そんな根拠のない自信が、少しわいてきた。

ベル「ではあなたにお尋ねします。ポケモン図鑑完成に協力してくれますか?」

ホワイト「嫌です。」

…ごめんなさい。さっきの嘘です。

ベル「そ、そんな…。いっいまのはあたしの聞き間違いですよね。あはは…。」

そういい、どこか遠くを一度見て、現実逃避っぽいことをして、

ベル「あなたにお尋ねします。ポケモン図鑑完成に協力してくれますか?」

ホワイト「…。」

…もう一度、同じことをたずねてきた。
…どうやら、この人も母上と同じように、前向きな意見を求める人らしい…。
…きっと、このまま話し続けても母上と同じように、この会話は終わらないだろう…。
…この世界は、どうしても俺を旅に駆り立てたいらしい…。

ホワイト「…はい。」

ベル「ありがとう!」

そう言うと、俺の手を握り嬉しそうにぶんぶん振り回した。
…ちゃんと聞こえてるじゃありませんか。

ベル「あなたのおかげでアララギ博士の研究がはかどります。それになによりポケモン図鑑を埋めていくのって楽しいんだよ!」

まるで自分が図鑑を埋めたかのように楽しそうに語っていた。そういうと、ちょっと離れている場所に走り、その隅にに置いてある物を手にした。
…それは、見慣れない白く細長い容器だった。

ベル「それでは、じゃじゃーん!!この中にあなたのパートナーとなるポケモンがいるの!」

笑顔でそう言うと、開閉ボタンのスイッチを押し装置をあけた。その中から白い煙と音が出て、中にある三個のモンスターボールが姿を現した。
…なるほど、これが自分がもらえると言っていたポケモンか。

ベル「この中から、一つ選んでね。それがこれからのあなたの大切なパートナーになるからね。よーくみて考えるんだよ。その子とこれから辛いこと、楽しいこと、全部…」

ホワイト「…じゃあ、この子をいただけますか?」

ベル「え!?…い、いいけど。」

ベルがいろいろと話すのに構わず、ホワイトは迷わず3つのボールの中から真ん中のボールを選んだ。

ベル「どの子を選んだの?
…わあ!ポカブってあなたにぴったりだよね!」

ホワイト「…ありがとうございます。」

…なにが自分にぴったりかさっぱりわからないが、ベルお姉さんはとても喜んでいるように見えた。
ホワイトは自分の選んだモンスターボールを見ると、腰のモンスターボールホルダーにセットした。

ベル「…ところで選んだポケモンにニックネームをつける?」

ホワイト「…いや、いいです。」

少し考えたあと寂しそうな表情で、笑顔のベルにホワイトは言った。

ベル「…そっかあ、ニックネームはつけないんだね。でも、これは個人の好みだからつけなくてもいいとおもうよお。
…さあ!ポケモンの次はこれ!ポケモン図鑑だよ!」

そういい、ベルは手のひらで持てるサイズの小さな電子手帳みたいなものを差し出した。

ホワイト「…これが、ポケモン図鑑ですか…。実物を見るのは初めてです。…とんでもない値段でしか手に入らない物なので。」

ベル「えへへ、ポケモン図鑑はね…、あなたが出会ったポケモンを自動的に記録していくハイテクな道具なの!でね ポケモン図鑑を持っていろんなところにでかけてイッシュ地方全てのポケモンに出会ってほしんだ。それがアララギ博士のお願いなんだよ。」

ホワイト「…全てのポケモンと、出会うだけでいいのですか?」

全てのポケモンと出会う…。そう言われてもどうもピンとこなかった。
一件とても簡単そうに聞こえるが、並大抵のことではないのは確かだ。イッシュには、ポケモンが200種類以上いると言われているし、そんなことがオレにできるのか不安だった。

ベル「…うん、そうだよ。だけど、種類も多いし、イッシュの全土地を回らなければいけないから、とっても大変だよお。ポケモンたちの力を借りないと、とても厳しいと思う。」

そういうベルお姉さんの顔には、優しさの中に厳しさを含んでいた。…そんなに甘い事ではないのは、その表情からも読み取ることができた。。

ホワイト「…なるほど。」

ベル「…でもね、辛いことばかりじゃないんだよお。ポケモンと一緒にこの美しい世界を回るだけで、毎日何となく楽しくなる、そのおかげで、こんな絶景を見に来ることもできる。世界は、ポケモンと一歩踏み出すだけで、楽しいことが一杯あるよお。」

ホワイト「…。」

…美しい世界。そういうベルお姉さんは、先ほどの表情とは違うとても楽しそうな笑顔でそう言った。その裏には、ヒオウギシティの絶景がそびえていた。
…そんなベルお姉さんと、ヒオウギの景色を見ていると、ポケモンと旅に出るというのも、なんだか悪くないように思えるのだった。



…Part3へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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