【ポケモン Beautiful World】第一話 出会い Part3

ヒュウ「おーい、いつまでまたせるんだよ!」

長いことベルお姉さんと話していたから、ヒュウさんを置き去りにする形になってしまった。
気を利かせて遠くで待っていてくれたみたいだ。
…しかしあまりにも時間をかけるから、様子を見に高台に来たのだった。
ホワイトはヒュウさんの近くに駆け寄った。

ホワイト「お待たせして申し訳ないです!」

ヒュウ「…ってオマエ!」

ホワイト「?…ああ!これですか。」

ヒュウの目は、腰についているボールにいっていた。

ヒュウ「そいつがオマエのパートナー!」

そういうヒュウさんの顔は、本当に嬉しそうだった!!

ヒュウ「……よかったな。
妹もいってたけど、ポケモンは絶対大切にしろよな!」
そういい、背中をポンと押してくれた。
まるで自分が初めてポケモンを貰ったかのように。

ホワイト「…勿論です。大切な存在ですから。」

ヒュウ「…でオマエ持ってるソレなんだよ?」

ヒュウさんは、今度は手に持っているポケモン図鑑に目がいっていた。

ホワイト「…ああ、これはですね、」

ベル「それは『ポケモン図鑑』だよ。…何話しているのかなあ?」

ヒュウさんと2人で話している所に、ベルさんが覗き込むような感じに現れた。

ホワイト「! ベルお姉さん。」

ヒュウ「…ポケモン、図鑑…。」

ベル「お、お姉さんなんて、…えへへへえ。」

近くで顔を真っ赤にして体をクネクネしているベルお姉さんを余所に、ヒュウさんは何か考えているようっだった。
…そして何か決心がついたのか、ベルお姉さんに話しかけた。

ヒュウ「…ベルさん。」

ベル「えへへへえ。……え!?は、はい!?なんですか!?」

ヒュウさんの呼びかけに、クネクネするのを止めたベルお姉さんはヒュウさんの方に向いた。ベルお姉さんが向いたのを確認すると、胸の奥から言葉をひねり出すように、話した。

ヒュウ「……オレにもポケモン図鑑をください。」

ホワイト「!!?」

ベル「え!?…えええ!?」

急なヒュウさんの申し出に、誰もが驚かざる負えなかった。…この流れだと図鑑を貰うことは、自分からイッシュ全てのポケモンに会うという、大変な仕事を担うことになる。
…そこまでして、どうして図鑑がほしいのだろう?

ヒュウ「オレは強くなりたい!ポケモン図鑑があればポケモンに詳しくなれる…。
つまり強くなれるだろッ!」

…意外と単純な理由だった。
…いきなりの押しの強い申し出に、ただただ困惑することしかできなかった。…ベルお姉さんには、少し頭を整理する時間が必要だった。

ベル「…あなたは?」

ヒュウ「オレはヒュウ!
大事なものを探すため相棒のポケモンとイッシュ地方を旅する!」

そういうと、ヒュウさん得意のポーズをとった。
…少し驚いた表情は消えないが、ベルお姉さんは少し目線を横に向けて、考える。
そしてそれなりに納得した表情になった後、ヒュウさんの方に向きなおった。

ベル「…うんそうだね。
どんな理由かわからないけど旅にでることはいいことだもの!ちょうど予備のポケモン図鑑もあるし、2年前にくらべてポケモンの分布も変わったみたいだから。みんなで調べたほうがいいもんね!」

そう自分に言い聞かせるように言った後、ヒュウさんの近くに寄った。そしてもう一つのポケモン図鑑を取り出し、ヒュウさんの前に差し出した。

ベル「…では、あなたもホワイト君と同じように、全てのポケモンに出会ってください。
…2人でやれば、ずっと楽になるから、私はすごくいいことだと思う!…それに君の顔には、真っ直ぐで嘘のない顔をしていると思うの。…だからあなたがどんな理由であろうと、あなたを信頼して、この図鑑を託します。…頑張ってね。」

ヒュウ「…!?あ、ありがとう、ございます!!」

そういい、ポケモン図鑑を受け取ったヒュウさんは、半信半疑の顔になっていた。こんな自分のいきなりの申し出が、受け入れられるはずがない。どこかでそう思っていた。しかしそれが成功したのだ!
やがてヒュウさんの顔は戸惑いから喜びの顔に変わっていき、

ヒュウ「…やった。やったぞ。いやあっほぅ!!」

その場で大きくジャンプしたり、大きな声を上げたりして、もう見るからに全身で喜んでいた。
…その様子をみて、ベルお姉さんもまんざらでもない表情で、それを見守るのであった。


ベル「…。
…ねえねえ!2人ともポケモンがいるんでしょ。ポケモン勝負してみないの?」

ヒュウさんが喜ぶのを見ていたら、突然ベルお姉さんがそんなことを言いだした。

ホワイト「…え?ポケモン勝負ですか?」

ベル「そうそう!ポケモン勝負!!」

ホワイト「…いやですけど、俺この貰ったポケモンのことなにも知らないですよ…。それなのにポケモン勝負なんて…。」

ベル「お互いのことを知りあうのは、やっぱり実戦が一番いいよ!!ねぇ!ヒュウ君もそう思うでしょ?」

ヒュウ「流石ベルさん、わかってますねえ!!」

そういうヒュウさんは、やる気満々の表情で、モンスターボールを構えていた。
…ああ、突っ走るのが得意なヒュウさん、決めたらそれを貫こうとするベルお姉さん、そんな2人に俺1人で対抗できるはずがなかった…。もうポケモンバトルをするしかない状況が、そこに出来上がっていた。
ヒュウさんはお得意のポーズをとり、俺の前に立ちはだかった。
…こんな唐突に、俺とこのポケモンのデビュー戦が始まろうとしていた…。

ヒュウ「さあて!オマエがどれだけのトレーナーか確かめる!
オレがタマゴから育てた相棒でッ!」



…Part4へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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No title

本編の内容とも合っていて面白いです。書き方も上手だと思います。もうすっかり愛読者です。

Re: No title

>れおさん

ありがとうございます!!
コメントがそのまま創作意欲につながります!!
<m(__)m>
プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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