【ポケモン Beautiful World】第一話 出会い Part5

ホワイト「…ポカブ、ありがとう。戻ってくれ。」

ポカブ「ポカポカ!!」

そう言い、ホワイトはポカブをモンスターボールに戻した。

ホワイト「…ヒュウさんと『ミジュるぜ』…大丈夫かな。」

ベル「凄い凄い!君の勝利だね!!」

そういい、見ていたベルお姉さんがこっちに向かってきた。

ベル「それにしても、戦うの上手だね。ヒュウ君の指示をよく見て的確に指示を出していたし、本当なら、レベルとタイプ相性で負けて当然なんだけど、それに勝っちゃうんだもん。」

ホワイト「…いえ、今までちゃんと勉強やシュミレーションを繰り返してきたので、初戦でしたけど何とかなりましたよ。」

ベル「…もしかして、今までポケモンといっぱい一緒にいたりした?」

ホワイト「…。」

ベルの何気なく言ったその一言で、今まで笑いながら話していたホワイトが、急に重そうな顔になった。

ベル「あ、あ、あの。ごめんね。何だか気に障るようなこと言っちゃって。…あ、ほら、ヒュウ君帰ってきたよ。」

そういうとベルお姉さんはヒュウ君の方に駆け寄ってった。
そこで立ち尽くすホワイトは、膝を曲げ下を向いていた。

ホワイト「…ダメだダメだダメだ!こんなとこで暗くなっちゃ!!…どっこいしょ。」

そういい立ち上がり、ホワイトもヒュウの所に足を運ぶのであった。


ヒュウ「勝たせてやれなかった…。この悔しさ、心に刻み込んだッ!」

攻撃によって吹き飛んだ『ミジュるぜ』を回収してきたヒュウさんは、再び高台に戻ってきた。

ホワイト「大丈夫ですか?『ミジュるぜ』は平気でした?」

ヒュウ「ああ、大丈夫だ。『傷薬』使ってやったら、ほらこの通りさ。」

そう言いヒュウさんはボールの中の『ミジュるぜ』を見せてくれた。その中では元気そうな『ミジュるぜ』の姿を見ることができた。

ヒュウ「けど、……負けたか、野生のポケモンとはちがうな!
まあいいや。オマエが頼れるトレーナーだとわかっただけで充分!」

そう言い、『ミジュるぜ』の入ったボールを腰のホルダーにつけ、ホワイトの手にお金を置いた。

ホワイト「…これは?」

ヒュウ「ホイ、これ賞金!俺の負けだからな!渡さないと。
じゃオレ先に行くからな!オマエもっと強くなっておけッ!」

そういうと、ヒュウは高台を凄い勢いで去っていった。

ホワイト「…忙しい人だな…。」

ベル「…そうだね。…きっと一つの事の為に一生懸命に動ける子なんだね。」

…だけどその感じが、ヒュウさんの良い所なんだろう。

ベル「…それにしても、どっちのポケモンもすごく頑張ったよね!
…だけどそのコはまだ弱いから戦わせて育ててあげないと」

ホワイト「…確かに、そうですね。」

今回はヒュウさんとミジュるぜが見せた隙に、何故か覚えていた『馬鹿力』を叩き込んで勝てたが、これから先ずっとそうしていくわけにもいかない。
…もっと基礎的な力を上げていかないければいけないのも事実だ。

ベル「さて!勝負をして傷ついたポケモンのため
ポケモンセンターに行って元気にしてあげようよ!」

ホワイト「はい、ってうぁ!!ベルお姉さん!!そんなに引っ張らないで!!」

ベル「ほらほら!早くう!こっちだよこっち!」

ホワイト「…。」

このベルお姉さんも同じだ。自分の決めたことに、一生懸命になれる。そこはヒュウさんと同じように思えた。…だけどどうも嫌いになれなかった。…むしろ楽しそうに手を引っ張ってポケセンにオレを連れて行こうとするのを、楽しもうとしているオレもいた。
…どうやらオレは、振り回されるのが好きな性分らしい…。



ホワイト母「あっ!はじめまして、ベルちゃんね!」

ベル「ええっと、はじめまして。…もしかして、ホワイト君?この人が…。」

ホワイト「…そうです。俺のお母さんです。」

ポケセンでポカブを回復させ、ベルお姉さんと一緒にミックスオレでも飲んで一休みした。そして外に出ると、遠くから母上と、なぜかヒュウさんの所の妹さんが来た。
…母上はわかるけど、なぜ妹さんまで来たのだろう?

ホワイト母「…ふーん。
で、ホワイトはポカブを選んだのね。フフ、なんだかいい感じ!」

ホワイト「ちょ、お母さん。あんまりジロジロ見ないでくれよ…。」

ホワイト母「あーら、いいじゃない。息子をいくら見たって、減るわけじゃないし。」

俺のボールホルダーについているポカブをみようと、母上は俺の周りをくるくる回った。
…正直、恥ずかしいんだよな…。

ホワイト母「おっと!忘れるところでした。ほら!これこれ!ランニングシューズ!」

ホワイト「うわぁ!!?…これは。」

そういうと、母上はオレに向かって何かを投げた。慌ててキャッチし、それが何かを確認すると、そこには新品のランニングシューズがあった。

ホワイト母「これであなたとポカブ、どこまでも駆け抜けられるわね!」

ベル「うわあ!よかったね!これ、最新のやつで、凄く頑丈で走りやすいって評判だよ!」

…勿論そんな評判なものが、安く手に入るはずがない。こっそりこんな高いものを買っていたなんて…。

ホワイト「…ありがとう。お母さん。」

ホワイト母「どういたしまして!!ヒヒっ!」

そういう母の顔は笑っていた。息子の旅立ちを、心から祝福している母の顔だった。

ヒュウ妹「あの……あたしからはコレを。」

ホワイト「…へ?何か俺にくれるの?」

ヒュウ妹「…うん。」

そういい、ヒュウさんの妹は小さな手でこちらに渡してくた。

ホワイト「…これは、タウンマップ。」

だが、おかしかった。

ベル「?ねえねえ、そのタウンマップどうして2つもあるの?」

そう、ベルお姉さんが指摘したとおり、なぜだがそのタウンマップは二つあったのだ。…まぁ、妹さんが持ってきた辺りを考えると、理由は一つだが。

ヒュウ妹「…1つはおにいちゃんにわたしてほしいの」

ベル「そうだね!海を渡るまで一本道とはいえタウンマップがあると便利よね
だってタウンマップを使えば、イッシュ地方の様子もばっちり丸分かりだもんね!

ヒュウさんの事だ。きっと家を勢いよく出て、これを忘れていったんだろう。

ホワイト「わかった。これをヒュウさんに俺が必ず届けるよ。そしてもう一つは大切に使わせてもらうね。」

ヒュウ妹「うん!…よろしくおねがいします。」

そういうと、ヒュウさんの妹さんは丁寧なお辞儀をした。それにつられて、俺もお辞儀をした。

ヒュウ妹「キャっ!?」

ホワイト「…あ!?ごめん、大丈夫?」

ヒュウ妹「うん、大丈夫だよ。ホワイトさん。」

俺がお辞儀したことで、妹さんの頭とぶつかり合ってしまった。ぶつかったところを慌てて優しくなでてあげたが、大丈夫そうでよかった。

ベル「……エヘヘ。
なんだかみてるこっちまで嬉しくなっちゃうね!」

ホワイト母「そうね。ヒヒヒ。」

ホワイト「!?ってお母さん、ベルお姉さん!?」

気が付くと、ベルお姉さんと母上がこっちをみてにやにやしていた。
…なんだかすごく恥ずかしい。

ベル「さあ!次に向かうのは19番道路だよ!
ポケモンの捕まえ方をばっちり教えてあげるからね!」

ホワイト「って、ベルお姉さん!!そんなに引っ張らないでください!!」

ベル「急がないと、お昼になっちゃうよ!!ほら、早く早くう!!」

ホワイト母「いってらっしゃい!
ポカブと一緒に、いろんなポケモン色んな人をその眼でみてらっしゃい!」

そう言いベルお姉さんに少し抵抗するオレに、母上は背中をポンと押された。

ホワイト「…。」

…美しい世界。ベルお姉さんが言っていたその言葉が頭に残っていた。それをこのポカブと一緒に旅する。
…悪くないのかもしれない。



…第一話 出会い END
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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No title

このベルお姉さんも同じだの後のヒュウがシュウになってますよ。

Re: No title

>れおさん

ヒュウ「…誰だよ。シュウって?」

しばせんし「…許して仮面!!」

ヒュウ「ミジュるぜ!!切り札PPラスト1!」

しばせんし「ちょ、まって、ギャー!!」


…指摘ありがとうございます<m(__)m>
訂正します。
プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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