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【ポケモン Beautiful World】第五話 ポカブとホワイト Part2

ホワイト「…ベルさん…。」

ベル「…ごめんね、お話盗み聞きしちゃって…でもチェレンが教えてくれてね…来ちゃった…。」

そう言いベルはホワイトに向けて下げた。そんなベルの姿をホワイトは凝視できなかった。


ベル「…あなたがどんな過去を背負って、どんな風に考えているかは、私は何も言わない…。だけど、これだけは言わせて。
…あなたの傍にいる、ポカブの事についてよ。」

ホワイト「…ポカブ…ですか。」

ベル「うん…そう。」

そう言い、ベルはホワイトを見て話しだした。

ベル「…このポカブはね…この子はね、私のエンブオーの子供なの。私のエンブオーがお父さんになってこの卵が産まれたの。」

ホワイト「…ベルさんのエンブオーが、親…。」

ヒュウ「そうか、だから馬鹿力を覚えているのか!!」

ベル「…私も昔、エンブオーと一緒に、この広いイッシュを旅しつづけたんだ。
そしてこのポカブもね、そんなエンブオーの旅の話をきいて育ったの。…この広い世界には、色んなポケモンや人間がいて、それぞれが色々思うことがあるけど、それぞれが支え合って生きていること…。
…もしポカブがトレーナーに選ばれて旅にでるなら、お前もそんな素敵な体験ができるって、そんな話を毎日エンブオーはポカブに聞かせてたわ。
…だからあなたが、何のためらいもなくポカブを真っ先に三匹のポケモンから選んでくれた時、凄く嬉しかったはずよ。」

ホワイト「…あれは、違うんです…。違うんです…。」

ホワイトには、言えなかった。
自分の手を伸ばした先にあったボールが、たまたまポカブが入っていたモンスターボールだっただけで、本当はどれでも良かったなんて…。
…それほどポケモンを選ぶことに、意味を感じていなかったことを。

ベル「…そんなポカブは言っていたの。『自分がもし旅にでることがあったら、どんな事があっても絶対にお父さんみたいにマスターの力になってみせる』って。…それに私もね、旅の中で、色々思い知ったの。
…自分がどれだけ頑張っても力がない存在で、けして追いつけない人たちがいるって…。」

ホワイト「…。」

ベル「だけど、その人たちを支えることぐらいはできる。そう知ることができたのも、旅にでたおかげなの!一緒にポケモンと旅をしたからなの。だから、あなたもポカブと一緒にやってみたら?…ポカブはあなたの事、かなり慕っているみたいよ。」

ホワイトはゆっくりベルの顔を見て、下におろした。

ホワイト「…だけど僕は、ポカブに消えない傷をつけてしまった…。」

ヒュウ「へ!!ホワイト!!男がキズの一つや二つでへこたれるか!?へこたれないよなぁ!!それは勲章だぜ!しかも目がみえなくなったわけじゃないだろ?そうだろ?ポカブ!!」

ポカブ「ポカブ!!」

そんな声に反応し、今までボールの中にいたポカブがボールの外に飛び出てきた!!
そして顔をぶんぶん振り回し、自分の目についていた目帯を振り落とし、二つの力ある目でホワイトをみた。その眼には、ホワイトに対する憎しみや悲しみは一切なく、逆に信頼と、血気が確認できた。

ホワイト「ヒュウさん…ポカブ…。」

アデク「…パートナーであるポカブは、見ての通りだの…。さて、ホワイト。唐突で悪いがお前に渡した回復キッド…裏に書いてある表示を見てみなさい。」

ホワイト「…?なぜ、このタイミングで?」

アデク「…いいから、見てみなさい。それで全てがわかる…。」

ホワイト「…。」

アデクのいきなりの言葉に、しぶしぶカバンから回復キッドを取り出しその裏に書いてある表示を確認するホワイト。

ホワイト「…!?え?!これって!?」

アデク「…そうじゃ。この回復キッドを開発したのは、お前の父さんと、その会社じゃ。
…あの時起きたような事故がもう一度起きても、絶対にポケモンも人間も助けられるようにできたのじゃ。…もっともそのキッドをそこまで軽量化、価格の安定化をするまでに、随分と時間と家族を犠牲にしてしまったみたいだがの…。」

アデクの言うとおり、そのキッドの表示にはホワイトの父が勤めている会社の名前と、その責任者名としてホワイトの父の名前が書いてあった。

ホワイト「…。」

アデク「…わしらが語れることは皆語りつくした。…あとはお前さんが決めるがよい。皆の者、行くぞ。」

ヒュウ「…うんうん、そうそう…って、俺も出なきゃダメなのか!?この一番の親友も!?」

ベル「親友でも空気を読むときは読もうねぇ、さあ行こうぅ!」

そう言いアデクは、ベル、ヒュウを引き連れてその場を後にした。
…そして最後にそこには、ポカブとホワイトだけが残った…。

ホワイト「…ポカブ。」

ポカブ「カブ?」

ホワイト「…僕はね、皆が言っていたように、ポケモンを昔殺してしまった…。だからポケモンと旅をしてはいけないし、もしポケモンと一緒にいるときがあったら、全力で守らないといけないと思っていたんだ。」

ポカブ「…。」

ホワイトの言葉に対し、ポカブは黙って聞き入った。

ホワイト「だけど、そんなことの為に自分を磨けば磨くほど、ポケモンと旅をしたくなったんだ…。だけど怖かった。昔のことがまた起きてしまったらと思うと…。
だけど、君はあんなことがあっても、僕のせいで無様にジムリーダーに負けても、こうして目の前に立っていてくれてる。…ありがとう。ポカブ。」

そう言葉を紡ぐホワイトの口は震え、涙がたまっていった。酷い顔をしていた。
…しかし、ポカブはそんな顔をしっかり見据えて笑顔で言った。

ポカブ「ポカブ!!」

ホワイト「…そうだね、ごめんね、こんな話をして。
…次は絶対チェレンさんを倒そう!ポカブ!」

ポカブ「カブ!!」



…Part3へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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