【ポケモン Beautiful World】第六話 メイとホミカ Part2

ホワイト「…。」

ヒュウ「…しょうがないな、だったらそのポケ…」

ホワイト「…お姉さん、そのポケモン、僕にいただけないですか?」

ヒュウ「!?」
ヒュウが口を開いたとき、それを遮るような声でホワイトは言った。

お姉さん「!?え!?良いのホワイト君!?」

ホワイト「はい…。僕はつい最近まで、ポケモンを避けていたところがあったんです…。ですけど、みなさんとこの新しくいただいたポケモンのおかげで、ポケモンとトレーナーが一緒にいることで、強くなれるって知れたんです!だから、僕もこの昔の自分みたいなポケモンと一緒に旅をして、色々と成長していきたいんです!」

そういうホワイトの目には、昔のようなポケモンを避ける節はなかった。辛い経験をしたポケモンの力になり、自分も成長したいという意志がしっかりと見れた。

お姉さん「ホワイト君…。」

ヒュウ「…しょうがないな、今回の俺はクールに去るぜ。先にジムに挑戦してくるぜ!じゃあな!」

そんなホワイトの様子に根負けしたヒュウは、くるりと体を翻し先ほどあるッて来た道を走っていった。

ホワイト「ヒュウさん…。ありがとう。」

お姉さん「本当にいいのね?ホワイト君…。」

そういうお姉さんの手には、ダークボールが一つ握られていた。

ホワイト「はい…。」

一度目線がダークボールの所で交差し、再び目を合わして話した。

お姉さん「…そうね、あなたならきっとこのポケモンを任せられるわね。…じゃあ、お願いね。…中にいるのは、レベル12のコイル、名前は『コイループ』、親は『しばせんし』っていう人のよ。…もっとも、最後に交換した人が、その人とは限らないけど…。」

ホワイト「はい!ありがとうございます!!」

…こうして、ホワイトはダークボールに入ったコイルを一体手に入れた。
…だがいまだにこのコイルがボールから出てこようとはしなかった。



ヒュウ「…そうだな、とりあえず、NNを付けてみるってどうだ?」

ホワイト「…いや、人から頂いたポケモンのNNは変更が効かないんですよ…だから、このコイルは、『コイループ』のままです。」

NNの変更は、ヒウンシティのとある人の所に行けば、付け直すことができる。
…だが、マスターが違うポケモンは、NNの変更は効かない。そのため、このコイルのNNは一生『コイループ』なのだ…。再びこのポケモンが元の持ち主の所にもどり、変更してもらえないかぎり…。

ヒュウ「そうか…にしてもひでえ名前をつけたなこの『しばせんし』ってやろうはよ!たらい回しにされているから、『コイループ』ってセンス悪いぜ。」

ホワイト「…このままこの子が出てくるのを、待つしかないですね…。しばらくは出ないと思いますけど、いつかきっと出てきますよ。」

そういい、お互いに再びダークボールに視線を戻した。
本当に出て来てくれるかわからないが、今必要なのは暖かさと時間だと、ホワイトは思った。

ヒュウ「お前がそう言うなら、きっとそうなんだろうな。…そうだホワイト!知ってるか?次のタチワキシティのジムリーダー、チェレンさん曰く物凄く強いらしいらしいぜ!」

暗い話になるのを嫌ったヒュウは、自然と別の話題を振った。

ホワイト「あ、知ってますよ。僕たちと同じ年でジムリーダーになった凄い人なんですよ。名前は…、」

ヒュウ「あああ!そこから先は言うなホワイト!…俺はあえて今回のジムリーダーは何も前情報を知らないでやってみたいんだ!」

そういい、ホワイトが言う言葉を自分の言葉でヒュウは遮った。

ホワイト「え、どうしてですか?」

ヒュウ「…俺はな、今回のジムリーダーが俺たちと同じ年って聞いたから、すんごい努力をして、ジムリーダーになったやつだと思うんだ!だから、俺もそいつには真っ向から自分の全力をぶつけて戦いたいんだ!だから何も言わないでくれ!」

ホワイト「ヒュウさんらしいですね、わかりました。」

ヒュウ「お前は固いんだよ!もっともっと柔らかくなれよ!ホラホラ!自分鍛えばっかりしてないで、たまにはテレビでも見れよ!最近テレビで人気の女の子、『メイちゃん』とか、『ルッコちゃん』とかさぁ!」

ホワイト「『メイ』…『ルッコ』…ごめんなさい、わからないです。」

ヒュウ「えええー!この二人を知らないのはまずいぞぉ!!超売れっ子だぞ!『メイちゃん』はポケウッドの超売れっ子で…!」

ホワイト「あ、そう言えば、ヒュウさんはどうしてこの辺りに?」

ヒュウ「あ、そうそう!この草むらの色みてみろよ!」

そう言い、ヒュウとホワイトは草むらに目を向けた。

ホワイト「…こっちの方が濃い色をして、より深く生えわたってますね。」

ヒュウ「チェレンさんに教えてもらったが、この草むらの方が、強いポケモンが出るらしいんだってよ!」

ホワイト「本当ですか!!…あ、でも気を付けてください。この辺りには、とんでもない強さの野生のポケモンが、最低でも3体ぐらいはいるって、ウワサらしいので。強力な壁を張るポケモンと、大木のようなポケモンだとか…。」

その言葉を聞いて、ヒュウさんの目は耀いた!

ヒュウ「お!それって燃えるじゃないか!俺の『ミジュるぜ』達の力を出すのにちょうどいいぜ!!いざ出撃!!」

そう言うと、『ミジュるぜ』を素早くボールに戻し、濃い草むらの中をばく進し始めた。

ホワイト「ちょと、…ヒュウさんは元気がいいな。僕も行くか…。」

ヒュウ「!!あ!そうだ!おい、チャオブー!」

何かを思い出したように、ヒュウさんは急に振り返り戻ってきて、チャオブーの方を見た。

チャオブー「チャオ?」

ヒュウ「この前は…悪かったな。お前の右目の傷跡が勲章とか言って。ごめんなさい。」

そういい、ヒュウはポケモンのチャオブーに斜め四十五度に頭を下げ、謝罪をした。…ホワイトとチャオブーは驚いたが、一度お互いに目を合わし言った。

チャオブー「チャオチャオ!!」

ホワイト「…大丈夫ですよ!ヒュウさん、チャオブーも『気にしてない。むしろ本当に勲章に思っている』と言ってますよ。そう言って貰えて元気が出たそうです!だから大丈夫です!」

ヒュウ「そ、そうか。ならよかった。…じゃあ、行こうか!」

ヒュウは胸をなでおろし一息つき、再び振り返り、草むらへばく進し始めた。一人と一匹はそれを嬉しそうに追いかけだした。



…Part3へ続く
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しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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