スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【ポケモン Beautiful World】第七話 メイとホミカ2 Part1

???「…。」

ヒュウ「…でもってこれから俺はタチワキシティでジム戦に挑戦しようとおもっているんだ。」

ヒュウは歩いていた。話しながら。しかし奇妙だった。
まず一人ではなかった。その左手はしっかりもう一人の女の子の右手をつかんだまま歩いていた。そして女の子の顔だった。なんともやさぐれた表情で、何も言わずただ足取り重く歩いていた。


???「…。」

ヒュウ「…俺の『マメるぜ』、『ミジュるぜ』の力があれば、どんなジムリーダーだろうと、勝てるぜ!」

???「…。」

ヒュウがどんな言葉でその女の子に話しかけても、何も反応しない。まるで離さないことを決めたかのように。…そんな空気に耐えられず、流石にヒュウも歩みを止め、女の子の顔を見て切り出した。

ヒュウ「…なーなー何か話さないのかい?」

???「…。」

ヒュウ「…う、う~む。」

何もしゃべらないのでは、さすがにどうしたらいいかわからず、ただおどおどしてしまうばかりだった。

???「…私はね、話すのが面倒なやつとは話さないようにないようにしてんだ…そいつが痛い目見てわかった後に話す方が、通じるしね…。」

ヒュウ「!!?」

そんな風に困ったヒュウをみてか、とうとう女の子がヒュウに言葉を投げた。…内容はともかく。

ヒュウ「おお!そうだったのか!…なんかすまんな。…それにしてもお前…。」

???「な、なんだよ…。」

話が通じた?途端、ヒュウはその女の子の顔をまじまじと覗き込んだ。急にそんなことをされたのだから、女の子も女の子で驚くばかりだ。

ヒュウ「いや、かわいい顔してるなって思ってさ!」

そんなことを言って、ヒュウは顔をそらした。

???「ハ?!口説いてるのかよ!?」

ヒュウ「俺は17歳だけど…年はいくつ?」

???「…お前と同じだぞ…。」

さらっと笑顔でそんなことを言うヒュウに乗せられ、女の子もつい言ってしまった。

ヒュウ「おお!じゃあ名前は!俺は『ヒュウ』っていうんだ!」

ヒュウは嬉しそうだった。
一言一言自分に話してくれることを心底に!

ホミカ「お前の名前は散々聞いたから知ってるよ!!…私の名前は、『ホミカ』っていうんだよ。」

怒鳴るように、そして顔を合わせないように女の子、『ホミカ』は自分の名前を告げた。

ヒュウ「へぇ、『ホミ』…『ホミホミ』っだな!よし覚えたぜ!」

ホミカ「ってちょっとてめぇ!!勝手に人の名前を変えんな!父親からもらった大事な名前なのによぉ!」

ヒュウ「ああ、ゴメン…。だけど、これは愛称としてそう呼ばせてもらうことにする!!『ホミホミ』!!」

そう言いながら、ヒュウは自分の良くやるポーズをとった。そんな様子を見ていたホミカは、ただただ呆れているのであった…。

ホミカ「だから『ホミカ』ってよべ!…ったく、なんなんだこいつは…。」

ぐー。

その時、音が響いた。その音は、ホミカのお腹の辺りから響いたのであった。
自分の体からその音が出たことに気が付くと、一瞬目を丸くした後、顔を赤くして心の底からそう呟いた。

ホミカ「…最悪。」

ヒュウ「?なんだ?お腹すいているのか?じゃあよかったらこれ食べなよ!俺の手作りだぜ!」

そういいながら、特に音には気も触れずさりげなくカバンから綺麗にハンカチーフで包まれたサンドイッチを取り出した。その動作に、今度は逆の意味でホミカは驚いた。
そしてごく自然にそれを、ホミカの手に渡した。

ホミカ「!?…いいのか?お前は腹減ってないのか?」

ヒュウ「いいっていいって!俺全然お腹減ってないし!全部食べちゃっていいよ!それはな、俺の親友が教えてくれた、特性サンドイッチだ!食べると元気が出るぞ!」

そう言いながら、笑顔でこっちを見る姿を見ていると、なんだかふてくされていた自分がばかばかしくなる。そう思えてきた。

ホミカ「…。」

ヒュウ「へへ。」

ホミカ「ああ、じゃあいただくぜ。…かぷ…もぐもぐもぐ…。…お、確かにうまいな…ツナサンドと卵サンドか…もぐもぐ、ごくごく。」

そういい、ホミカはサンドイッチにかぶりついた。自分の持っている飲み物でサンドイッチを流しながら美味しそうに頬張った。その食べっぷりは見ているこっちもうれしくなり、…そしてお腹が減るものだった。

ぐー。

ヒュウ「…。」

今度はヒュウのお腹からお腹の虫が鳴った。…だが、ヒュウは全ての食べ物、サンドイッチをホミカに渡してしまった。もう食べるものはなかった…。

ヒュウ「…あの、やっぱり一口だけ…。」

ホミカ「ごっそうさん!うまかったぜ。」

そういい、ホミカは中身が空になったハンカチーフをヒュウに返した。ヒュウの手には、何もなくなったハンカチーフだけが残った…。

ヒュウ「うう…。」

ホミカ「へへ!」

…だけど、あれだけ自分と目をそらしてくれた女の子、『ホミホミ』がこっちを見て笑ってくれた、なんかそれだけでもう何もいらない気がした。
また今度会うときには、もっとうまい料理をホワイトに習って持って来よう。ふとそう思った。



…Part2へ続く
スポンサーサイト

テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。