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【ポケモン Beautiful World】第七話 メイとホミカ2 Part2

ホワイト「…ここで一休みできそうだね…よし!みんなでここでお昼ご飯にしよう!チャオブー手伝って!」

チャオブー「チャオチャオ!」

草むらを抜けると、そこは小高い丘だった。ここであれば見晴らしもよく、周りに注意がしやすいため、休憩するにはもってこいの場所だ。
なにより丘の上は風と太陽が気持ちいいのだ。
ホワイトとチャオブーは一旦それぞれが抱えているものを丁寧に木陰に置き、手際よくシートを敷いて休憩できるように図った。準備が整うと、一番風当たりがよく、日陰になっている所にしょってきた女の子をそっと置いた。
そしてカバンからハンカチーフを取り出すと、それを広げた。
…そこには、美味しそうなサンドイッチが入っていた。その様子を興味津々にツタージャとリオルは見ていた。


ツタージャ「…タージャ?」

リオル「…オル?」

ホワイト「大丈夫、君たちの分もあるから、一緒に食べよう!ね?」

そういいホワイトは自分のカバンを漁り、別のものを取り出した。
…それはブリキでできた箱だった。ホワイトがそれをあけると、中には小さく色鮮やかな、ポケモン専用のお菓子、ポフィンがたくさん入っていた!!

ツタージャ「…タージャ!」

リオル「ワオ!」

その出来栄にツタージャもリオルも目をキラキラさせた!それほどまでに、このポフィンは素敵なものだった!

ホワイト「君たちはお客さんだから、はい、これ。特性ポフィンだよ。」

そう言いホワイトは丁寧にポフィンをお皿に盛り、それをそれぞれに渡した。
ツタージャ「ジャ!」

リオル「リオ!!」

ツタージャとリオルは、嬉しそうに、そして美味しそうにそのポフィンをほうばった!その食べっぷりと笑顔で、そのポフィンがどれだけのものか、わかるようだった!

ホワイト「フフ、美味しい?良かった良かった。」

その様子を笑顔で見つめるホワイトの目は優しかった。ツタージャとリオルが喜んで食べているのを確認すると、チャオブーとコイルの分もお皿に並べ、カバンを漁りだした。
(コイルも、もしかしたら食べるかもと思い一応用意した。)
その鞄からタオルと医療キッドを取り出し立ち上がった。

ホワイト「チャオブーは先に食べていて。僕はこの子の看病をしてるから。」

チャオブー「チャオ…。」

そう言いホワイトは、チャオブーの近くにダークボールを置いた。それはコイルが入っているものだった。

ホワイト「あと、この子に声をかけてみて。…僕じゃなく、チャオブーだったら反応するかもしれないから。」

チャオブー「チャオ!」

そういいチャオブーはやる気に満ち溢れた表情で、ポフィン片手でダークボールと睨めっこして話しかけ始めた。…チャオブーもこのコイルについては色々と気になるところがあったみたいで、一生懸命話しかけている。そんな様子を見て少し笑い、ホワイトは倒れている女の子に向いた。…呼吸、顔色は良くなっているが、いまだに目覚めない。

ホワイト「…とりあえず、顔を拭いてあげないと…。」

そう呟きタオルを右手に持ち顔を近づけた。

??「…。」

…その時、女の子が目を見開いた。
あまりにも突然だったので、ホワイトはそれを認識するのに時間がかかった。
…結果として、暫くの間、二人は近距離で睨めっこをしていた。

ホワイト「…。」

??「…。」

女の子の方も同じのようで、何が起きたか理解していなかった。…だが段々と正気が戻るにつれ、目の前に知らない男の子がいると気づき…、

ホワイト「…。」

??「キャアアアアア!!」

ホワイト「うわぁ!?」

女の子は叫び、飛び上がった!ホワイトはびっくりしてその場から少し離れた場所に下がった。

??「だ、誰よあなた!?」

ホワイト「お、驚かせてごめんね、…僕はホワイト。倒れていた君を看病していたんだ。」

驚いて心臓バクバクの所を抑えながらホワイトは極力落ち着きながらそう言った。

??「へ、変なところ触っていないでしょうね!?」

女の子は顔を真っ赤にしながらホワイトが落としていったタオルで顔を隠しながら、声を荒げながら言った。

ホワイト「さ、触っていないよ!…それより、どこか痛い所とかない?」

??「な、ないわよ…。」

ホワイト「良かったぁ。」

そういうホワイトの笑顔を見て、その女の子も落ち着きを取り戻すようにした。

??「…まあ、助けてくれてありがとう。…なんか私のタージャとリオの世話までさせちゃったみたいね…。」

そういい女の子はツタージャとリオルを見た。…どうやらこのツタージャは『タージャ』、リオルは『リオ』というらしい…。

ホワイト「いやいや、…タージャとリオっていうんだ、あの子たち。凄い懐かれているんだね。…君の名前は?」

それを聞くと女の子は、顔を少し驚かせ、そのあと何かとっておきの秘密ごとを明かすかのように笑いながら言った。

メイ「私は、『メイ』よ。…ふふふ、どう?驚いた?」

…しかしそれを聞いたホワイトの返答は淡白なものだった。

ホワイト「メイ…どこかで聞いたことのあるような名前だ…。けどわからない…。素敵な名前だとは思うよ。」

その返答に女の子は、唖然とすることしかできなかった。

メイ「…あなた、テレビとか見ている?」

ホワイト「?…まぁ、ニュースとか、料理番組とかは…。」

メイ「あーいや、なんでもないわ。」

それを聞いた女の子は、少し残念そうな表情をして、右手を前に出しそれ以上言わなくていいと示した。

ホワイト「?とりあえず、ご飯でも食べない?君の分もあるから、一緒に食べよう?」

メイ「…え?いいの?」

ホワイト「うん、一緒に食べよう。」

メイ「…。」

ホワイト「…。」

…暫し沈黙が流れた。

メイ「…。」

ホワイト「…。」

メイ「…じゃ、じゃあ、今回だけ、お言葉に甘えさせてもらうわ。」

ホワイト「よし、じゃあ、ささ、メイこっち!」

メイ「あ…。」

そういいホワイトはメイの右手をつかんでサンドイッチの方に招いた。メイは何か言いたそうだったが、言わずに口を濁した。


ホワイト「…ってことは、君は『サンギタウン』から『タチワキシティ』に行くところなんだね?」

そういいながら、ホワイトはメイにポットに入ったミルクティーをコップに注ぎ、メイに手渡した。

メイ「あ、ありがとう。…そう、『サンギタウン』で、『ベル』っていう人に図鑑とこの『タージャ』を貰って、『タチワキシティ』に戻るところだったの。…だけど、ちょっと油断して…。」

そういい、メイはミルクティーを口に含んだ。

ホワイト「…。」

メイ「…。」

ホワイト「何はともあれお疲れ様。さぁどうぞ、食べてよ。自信作なんだ。」

ホワイトはそれ以上聞かず、サンドイッチと、その他諸々を進めた。
…本人が語らないのであれば、それ以上聞く必要はない。自分がいつも思っていることだ。

メイ「…これ、あなたが作ったの?」

ホワイト「…そうだけど?個人的には、もう少し品数を増やしたかったけど、時間がなくてさ。」

そういうホワイトとメイの間には、ちょっとしたランチが広がっていた。
ツナサンド、卵サンドが彩りよく並んだサンドイッチ。ボイルしたエビと豆が入ったサラダは食べやすいようにトルティーヤで巻かれている、こんがりときつね色に焼けたお肉、デザートは黄色いゼリーだ。

メイ「…ホワイト、あなたって料理上手ね。いただくわ。」

そういいメイは両手を顔の前で合わし目を閉じて手を伸ばした。

ホワイト「召し上がれ。」

メイは最初にサンドイッチに手を伸ばし、一口含んだ。

メイ「…うん!美味しい!この卵サンド美味しいわね!」

ホワイト「へへ、その卵サンドは、僕の得意料理なんだ!元気がない人が食べると、必ず元気になる魔法のサンドさ!」

メイ「…ふーん。けど、何となくわかるわ。…タージャとリオが食べているポフィンも、あなたが作ったの?」

ホワイト「うん、そうだけど?」

メイ「へー、凄いわね。今度私にも作り方教えてよ、作ってあげたいわ。」

メイは素直に感心した様子を見せ、笑顔で言った。

ホワイト「いいよ。お互いに暇があったらね。」

ホワイトもそれに笑顔で応えた。…そして顔をチャオブーの方に向けた。

ホワイト「…チャオブー、どう?出てこない?」

チャオブー「チャオ…。」

その様子を見て、メイも不思議に思った。

メイ「…そのダークボールどうしたの?」

ホワイト「…実は…。」

ホワイトは、ダークボールにいるコイルのいきさつを簡単に話した。
その間にホワイトは、自分の手元に前にもらったポケモンの卵を置き、優しくなでだした。

メイ「…なるほどね。そんな大変なことがあった子じゃ、出てこないかもね。」

ホワイト「…仲良くなりたいんだけど…難しいね…。けど、時間がかかってもいいから、いつかきっと。」

メイ「…ちょっと、私に貸してみなさいよホワイト。」

ホワイト「…いいけど、大切にしてあげてよ。」

メイ「わかってるわかってる!」

そういいメイはダークボールをホワイトからもらい、そのボールを優しくなでながら語りかけた。

メイ「…大変だったのね…今まで…。ゆっくり休んでいなさい…。」

とても優しいしぐさ、優しい声でメイはボールにそうした。…その時だった!急にボールが光りを放ち、中が開いたのだ!

ホワイト「あ…!!」

コイル「リリリリ!!」

そして中からコイルが現れた!

ホワイト「ああ!」

チャオブー「チャオ!!」

メイ「!!?」

コイル「リリリリ!!リリリリ!!」

コイルは勢いよくボールから飛び出し、メイの胸の中に飛び込み、じたばた暴れた!
メイは驚いたが、それを優しくなでてなだめた。

メイ「こらこら!…もう、よしよし。」

ホワイト「…出てきた。よかったぁ。」

何はともあれ、今までこもっていて出てこようとしなかったコイルが、初めてボールから出てきたのだ!
…ホワイトは安堵の息を漏らし、胸をなでおろした。

メイ「良かったわね、この子出てきて。…何かこの子に食べさせてあげられるものないの?」

ホワイト「一応、簡易充電器ならあるよ。」

メイ「それかして。…あと、この子名前なんていうの?」

ホワイト「…『コイループ』。って名前が付けられているんだ…。だけど、かえられないんだ。」

そういいながら、ホワイトはカバンにあった簡易充電器をメイに渡した。

メイ「センスのない名前ね。さあ『イル』君、充電器よ。」

コイル「リリリリ♪」

メイの指しだす簡易充電器の電気を、コイルは嬉しそうに使った!

ホワイト「(何はともあれ、まず出て来てくれてよかった。)」

チャオブー&タージャ&リオ「「「………。。。」」」

…そう思っているホワイトとメイをしり目に、他のポケモンたちは気づいていた。
コイルがメイの胸に飛び込んだ後、こちらを見てにやりと目を細めたこと。
そしてそれからメイの胸の中からそのコイルが離れようとしない事。
…あのコイルは、人間の女好きだ。



…Part3へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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