【ポケモン Beautiful World】第十話 転機 Part5

ホワイト「…『ポケモンと暮らす世界は、ほんと不思議で満ちている』、か…。
いいこと言うジムリーダーでしたね。」

ヒュウ「…ああ、下水道であった時は、何とも気の抜けたおっさんだと思ったけど、
ジム戦になった途端、目の色が変わって面白い人だった。…本当に好きなんだな。あの人虫ポケモンが。」

夜のヒウンシティの噴水広場に二人はいた。
その手にはどちらもビートルバッジがあり、それを見ながら星を眺めていた。

ホワイト「はい。そうなんでしょうね。
『…きみは旅にでてからどれだけの発見をした?
ボクはね、子供のころにむしポケモンの美しさに純情ハートを奪われ、
絵を描いたり勝負したりをずっと繰り返して……それでもいまだに発見があるんだ!
ポケモンと暮らす世界はほんと不思議で満ちているんだー!』…でしたっけ?
…旅で見つけた、素敵なこと、多くの不思議か。」

ヒュウ「想像以上に似合ってるって、ちょっと失礼な言い方だよな!!…まぁだけど、このバッジデザインは想像以上に好きだぜ!」

そうお互いにアーティが言っていたことを思い出し噛みしめながら、ジム戦のあとの思い出に浸っていた。

ホワイト「ヒュウさんは、本当なんでも似合いますしね。」

ヒュウ「だろ!!俺はいつでも、先を走るぜ!!」

ホワイト「アイリスさんも、なんだかスゴい笑顔でしたし。」

ヒュウ「『またあおーねー!じゃー!!』って言われてもなぁ。あの姿と、あの感じ。どうしても年上に思えねぇ…。」

そういい自慢のハリーセンをくしゃくしゃにするヒュウ。…確かにヒュウさんじゃないが、あの姿と声で年上と言われて、ピンとく人は少ない。

ホワイト「ハハハ!…!!」

…しかし、そんな楽しいひと時も、直ぐに終わりが来た。ホワイトは瞬時に笑い顔から警戒の顔に変わり、周りに目を配りだした。
ヒュウも、その只ならぬ雰囲気に気づき、そっと問いた。

ヒュウ「…!?
どうした?」

ホワイト「…ヒュウさん、下水道であったコズミックさんが、この先にいます。」

ヒュウ「…何!?」

ヒュウもホワイトが見ている先に自分の目線を合わした。
…するとそこから下水道であった謎の白衣の男が、こちらをみながらゆっくり歩いてくるのを確認できた。

アクロマ「…先ほどのあなた達!!いきなりで申し訳ありませんが、差支えなければ、なた達のポケモンを見せてもらいたいのです!!…なに、プラズマ団のように奪ったりはしません!!ただボールに触ってみるだけです!!お願いできないでしょうか!?」

ヒュウ「…は!何言ってんだ!?見ず知らずの奴に、俺の大事なポケモンを見せられるか!!触らせるか!!」

ホワイト「そうです!!見せられません!!」

2人は、当然のように見せる気などなく、俄然交戦する構えをとった。

アクロマ「…おやおや、それは残念ですねぇ。」

しかし、謎の男がそう言うと、ヒュウとホワイトの腰のボールから、フタチマルとチャオブーが2人を守るように現れた。

フタチマル「タチタチ!」

チャオブー「チャオチャオ!!」

ヒュウ「馬鹿!出てくんな!!ボールに隠れてろ!」

ホワイト「チャオブー!戻っていなさい!!」

2人は白衣の男から勝手に出てきた二体のポケモンを戻そうとしたが、白衣の男には、それで十分だった。

アクロマ「感謝します!!…ほーう!なんともまあ!あなた達のチャオブーとフタチマルは、他の同種類のポケモンよりも自信にあふれていますね!
だがあなた自身はまだバッジが3コのトレーナー……!」

そう言うな否や、口に右手を添え、どこか別の所を見るように目を伏せそして振り返り言った。

アクロマ「グレートですッ!理由は不明ですが、あなた達二人は、パートナーであるポケモンの力をひきだしている!!」

ヒュウ「え!?俺たちが、」

ホワイト「…ポケモンの力をひきだしている…!?」

急に言われたことに呆気にとられている二人に、その白衣の男は少し笑いゆっくりと近づいて右手を流し頭を下げた。

アクロマ「…いや失敬!!わたくしはアクロマという科学者です
研究テーマは『ポケモンの潜在能力はなにによってひきだされるか?』」

ホワイト「…潜在能力?」

アクロマ「…ポケモンの力をひきだすのは!それも最大限にひきだすのはトレーナーとの絆なのか!?
…それとも別の手段なのか?
…あなた達二人からは、それぞれ別の手段がみえて取れます。」

ヒュウ「お前何を言ってんだ!あんまりわけのわかんねぇこと言ってると、容赦しないぞ!!」

背中を見せながら語るアクロマに、ヒュウは怒りの声を上げたが、そのヒュウの眼前に駆け寄り大きく見開いた目でヒュウをみながら言った。

アクロマ「…それを、あなた達とそれぞれ戦うことで確かめます……!!よろしいですね?」

ヒュウ「…!?…へ!!なんであろうと、売られたケンカは、ローン組んでも買うもんだろ!!」

ホワイト「そうです!!…第一、こんな怪しい人を野放しにしておくのは、かなり危険です!!」

アクロマ「ありがとうござます!!
では、この先4番道路で会いましょう!!」

そう言うや否や、その男は走り出し、姿を消した。
…あまりにも突然に現れた謎の来訪者に、二人はただただ目を白黒させるしかなかった。

ヒュウ「…なんだったんだろうな。あいつ。」

ホワイト「…わかりません。ただ、」

ヒュウ「…ただ?」

ホワイトが言葉を詰めらせたので、思わずヒュウは問いかけた。そしてホワイトも、その一言をやっとの思いでひねり出して語った。

ホワイト「…あの人は、何かよからぬことをしようとしている。そう思えてならないのです。」

…ジムバッジも無事に手に入れ、手持ちのポケモン達も順当に進化し懐いていく中、この夜の暗闇のように、この先の旅の不安な心は、拭い去ることができないのであった…。
この夜空のように、今の自分たちは光で満ちている。
…だけど、その光の隣には、何がある?
それは夜空という漆黒の塊だ。
境界線は薄く、
…両者はいつでも隣りあわせなのだ。



…第十話 転機 END
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ジャンル : ゲーム

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しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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