【ポケモン Beautiful World】第十一話 成長 Part1

アクロマ「…かのプラズマ団は言いました。
ポケモンの持つ可能性を認め、人間から解放すべきだと…。」

ホワイト&ヒュウ「「…。」」

…4番道路、その道路イワパレスの大群が道をふさいでいた。
そこで立ち止ったホワイトとヒュウの前に一人の男が現れ、それをどかした。
…その男は、依然ヒウンシティであった、『アクロマ』という、怪しげな髪型をして、眼鏡をかけ白衣を着ている男だった…。
その男は、二人の前で微笑みを浮かべ、下がった眼鏡を少し指で持ち上げると、高らかに言った。


アクロマ「…私はそうは思いません!
寧ろ人間は!!
ポケモンが秘めている能力を引き出すべきなのです!!」


突然の言葉の意味と内容に、二人は只々困惑するしかなかった…。
…ただその様子から感じ取れるのは、一種の狂気だった。

ホワイト「…あなたは…。」

ヒュウ「…何を言っているんだ…?」

自分の言葉に少し満足したのか、アクロマは指をパチンとならし、不気味な笑顔で二人を見つめ、言った。

アクロマ「…そう言えば、あなた達の名前を聞いていませんでしたね…。
僭越ながら、教えていただけないでしょうか?」

言葉こそ丁寧だが、その表情には独特の狂気が感じ取れ、自然と言わないとまずいような、そんな錯覚をおこさせた。

ホワイト「…僕は、『ホワイト』です。」

ヒュウ「…『ヒュウ』だよ。それがなんだってんだよ!」

2人の名前を聞くと、表情を硬めそれを吟味するように噛みしめた後、言葉をつづけた。

アクロマ「…『ホワイト』さんと、『ヒュウ』さんですか。
その名前覚えておきましょう!!
…では、あなた達がポケモンの力をひきだせるトレーナーか確かめます!!
ポケモン勝負です!!
…私と戦わなければ、この場から逃れることはできません!!
二人同時にかかってきなさい!!」

そう言い、アクロマは白衣の中からモンスターボールを二つ取り出し、構えた。

ヒュウ「…ホワイト。」

ヒュウはホワイトの隣に立ち、目線をホワイトとは合わさず自然と腰のボールポケットに手を触れていた。

ホワイト「…わかってます。こんな怪しい人をほおっておくわけにいきません…。勝負に勝ってジュンサーさんに突き出します。」

ホワイトも同じく、ヒュウの隣で目線をアクロマに合わせ、モンスターボールを取り出した。
次の瞬間、三人はポケモンを展開し、戦い始めていた。



メイ「…遅くなっちゃった…ヒュウとホワイト、怒ってないかな…。」

髪を結んでその先をツインテールにした独特の髪型の女の子、メイは4番道路を走っていた。
その先にいるはずの、約束しているポケモンのライバルであり、友がいるところに向かって。
…だが、その先で何か事が起きているのに気が付いた。

メイ「…あれ?
ホワイトと、ヒュウ…ポケモンバトル勝負してる…?
…相手は…誰?」

あと少しで約束の場所というところで、メイはヒュウとホワイトがポケモン勝負をしているのに気が付いた。
…普通に考えれば、勝負しているぐらいの事はあっても不自然ではないことだ。
…だが、あの二人の表情が、遠くから見てもあまりにもいつもと違うものだったので、思わず近づくのを躊躇い、遠くから少し見守ることにしたのだ。

ヒュウ「…ったく、しつこいなぁ!!そんなに俺の手持ちを全部見たいのかぁ!!とっとと諦めろよ!!」

ホワイト「…思った以上にやりますけど、こちらの有利は傾きません…!」

ヒュウ「止めだ!!『フタチるぜ』!!『シェルブレード』!!」

ホワイト「『チャオ』!!『ヒートスタンプ』!!」

フタチマル「タチタチタチ!!」

チャオブー「チャオチャオチャオ!!」

ギアルA「ギギギギ!?」

ギアルB「ギギギギ!!」

…遠くから見ているので、詳細はわからないが、ヒュウとホワイトのチャオブーとフタチマルが、あの謎の勝負相手のギアル二体を蹴散らして、勝負はついたようだ。

ヒュウ「どうだ!!参ったか!!」

ホワイト「…。」

ヒュウは高圧的に相手を威嚇するようにいい、ホワイトは只々警戒を解かぬようにその男を無言で見つめていた。
…そして対戦相手の男は、その様子をまじまじと見て、満足げな顔して笑顔で言った。

アクロマ「よろしいっ!!中々のものです!」

そういい、手持ちのポケモンを全てボールに戻した後、話を続けた。

アクロマ「なるほど!
貴方方は各地のジムリーダー達、あるいは、
ポケモンリーグにいる四天王とチャンピオンのように大切にすることでその強さを導きだす、
そういったタイプの人たちに似ているようですね…。」

ヒュウ「…え?」

アクロマ「…ただ、お二人は似たタイプかもしれませんが、本質は全く違いますね…。
これは興味深い!!ここに優秀で、性質の違うトレーナーが2人存在するのなんて!!
なんと嬉しい事!
…ただ、お二人とも、このままでは次のジムで確実に躓きますね…。
ヒュウさんの方は、手持ちを増やせばどうにかなりますが…、
ホワイトさんの方は…。」

自分の導き出した答えに、一度は満足したみたいだが、その後問題点を見つけて更にそれを解き明かすように楽しく独り言をつぶやきだす…。
その姿は、遠くから見ている私からも、気持ち悪いものを通り越し、不気味だった…。

ホワイト「…何を、言っているのですか…。」

アクロマ「恩にきます。これはお礼です。」

そう言うと、アクロマは両手に何かを持ち、徐に二人に近づきだした。



…Part2へ続く
スポンサーサイト

テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR