【ポケモン Beautiful World】第十二話 成長2 Part2

ライモンシティと4番道路の間に設置された、ジョインアベニュー。
まだ開店自体はしていないが、その内部は来たるべき開店と開場の日の為に、猛工事が進んでいた。
そんな中、その中の隅にある一つの部屋の中には、この街に携わる重要な人物が集結し話を進めていた。
…が、そんな中一人浮いている感じが否めない女の子、メイがいた。

メイ「…あ、あの…みなさんが、私の秘書なのですか?」


イチミ「はいそうです!と言っても、この街の企画はある程度決まっていまして、メイさんには、アドバイザー的なことを言ってほしいんですよ。」

そういい、スーツ姿の女性、『イチミ』さんが市長席に座って困惑した表情のメイの隣に自然とたち、そう優しい顔で言った。

メイ「…へ?それだけでいいんですか?」

パソキチ「当り前であろう?何もかも君に任せて、この巨大な『ジョインアベニュー』という企画をやるわけないだろう?」

そういい、メイの座っている場所から少し離れている場所に構えているPCと睨めっこしながら、顔をずらさず言葉だけ針のように鋭い言葉を投げた。
…この男は、『パソキチ』といい、PCを巧みに使って仕事を黙々と進めていた。

メイ「…。」

ミライ「…気を落とさないでください。『パソキチ』は口は少し悪いですが、結構いい奴なんですよ。」

そういい、別の席で仕事をしているスーツ姿の男の秘書、『ミライ』さんはメイに言葉をかけた。
…が、パソキチは更に仕事を続けながら言葉も続けた。

パソキチ「…そいつは、ポケウッドの女役なんだろ?だったら、ここでお飾りの市長なんてしていないで、とっととポケウッドに戻って仕事してればいいじゃないか!…全く、これだから上司の気まぐれは…なんで俺が尻拭いを…全く…。」

そうイライラを吐き散らしぶつぶつつぶやきながら、パソキチは仕事を続けていた。
そんな言葉を受けたメイの表情は重かった。

メイ「…。」

イチミ「…早速なんですが、この書類、一度全部目を通してサインをしてもらえないでしょうか?ここに出店するお店のリストなんですけど。」

そんなメイの表情を察したのか、イチミはメイの机の上に書類の束をすっと差出し、優しい言葉で仕事を促した。

メイ「凄い数ですね…。」

イチミ「これだけ色んなジャンルのお店が、このジョインアベニューに入るの。だけどそれには必ず市長の許可がいるの。
…初仕事、おねがいします!」

メイ「ハイ!」

イチミさんの言葉と行動の意味に気付いたメイは、自分の両頬をパンパンとたたき、気合を入れた後手元にある書類に目を移し、自分の仕事を始めた。

パソキチ「……。」

ミライ「…パソキチ、何もそんな強く言わなくてもいいだろ…。」

パソキチ「…ふん!!気にいらないんだよな。あんな子供みたいな女が、気まぐれで採用されてさ、信用されたいんなら、この仕事で結果を残してからにしろってんだ!!」

そういい、パソキチは自分の仕事を続けた。




ホワイト「『イル』!!『スパーク』!!」

レアコイル「「「リリリリリ!!!」」」

大人のお姉さん「きゃああああああ!!」

…ここは、ライモン遊園地のジェットコースター内部の、最深部。
そこにいたお姉さんとホワイトは戦って、最後の止めの一撃をレアコイルが叩き込んだ!

ホワイト「…ふぅ。対戦ありがとうございました。」

そういい、ホワイトはレアコイルをボールに戻した。

大姉「…いいえ。こちらこそ。
貴方のレアコイル、最高に痺れていたわよ!!」

ホワイト「…それはアナタと、あなたのポケモンがきれいだからです、ハイ。」

そう、ホワイトは苦笑し目をそらしながら言った。
…自分の腰につけているボールが、激しく揺れるのを感じた。

大姉「まあ!お世辞が上手ね!!だけど、そんなこと言っても何も出ないわよ!」

そう言いながら、大人のお姉さんは笑いながら立ち上がった。

ホワイト「ハハハ…。は!そうです!あの、これで…。」

大姉「ええ、これであなたは、ライモンジムのカミツレ様に、挑戦する権利を得たわ!
…三回まで負けていいけど、頑張って戦うのよ!」

ホワイト「はい!!ありがとうございます!」



ホワイト「…う~む。」

レアコイル「「「………。。。」」」

カメール「…メー。」

チャオブー「…。」

ライモンシティのポケモンセンターの、休憩室。
そこでホワイトは自分の手持ちを全て自分の目の前に出し、お互いに顔を合わせながら座っていた。…理由は一つ。
対カミツレ戦だ。
そのリハーサルをかねて、先ほどライモンジェットコースターにいる電気使いのトレーナーの数々と戦ったのだが…。

ホワイト「…やっぱり、『イル』だけじゃ厳しいな…。」

今回のジムへの挑戦権を得るために、ライモンジェットコースターで戦った結果、そう言う結論に至った。
自分の手持ちは三体。
レアコイルの『イル。』
カメールの『ゼニ』。
チャオブーの『チャオ』。
…ゼニは水単タイプなので、電気タイプの今回のジムチャレンジにはどう頑張ってもむかない。
となると、残りは『イル』と『チャオ』なのだが…。
『イル』はいい。
寧ろ今回のジムが、女性トレーナーで綺麗目なポケモンしか使ってこないので、絶好調に暴れまくっていると言っていい。いいぞ。もっとやってください。
…が、『チャオ』がどうしてもパッと活躍しない。
ここまでの戦いでそう言わざる得ない感じであった。
…理由は、わかっていた。

ホワイト「…やっぱり、早い攻撃か…。」

チャオブー「…チャオ…。」

…そう、素早い攻撃だ。
この前ヒュウさんにも指摘された通り、チャオは奇襲に近い感じの攻撃を受けると、どうしても怯んでしまう。
…理由は、一つ。
昔だ。
昔チョロネコとの戦闘で受けた右目の傷。
あの時の感じが、体に染みついてしまったせいか、同じような攻撃が来ると、体が守りに徹してしまい、それが結果として怯みになり、決定的な隙を生んでいた。
…チャオ自体も、そのことはわかっていて、どうにかしたいと思っている。
…が、心とは逆に、体は反射的にひるんでしまう。
いままでの戦いは、その弱点を上手く隠すようにここまで戦ってきたので、問題なかったし、それでどうにかなった。
…が、今いるジムは電気のジム。電光のような素早い攻撃が当り前のように行われていた。
そんな中、チャオが戦っていくのはかなり厳しいものとなっていた…。

チャオ「…チャオ…。」

ホワイト「そんなに落ち込まないで!!チャオ!!
ダメだと思ったら、何とかする!!それしかないじゃないか!!」

チャオ「…チャオ…。」

ホワイト「だからさ、特訓をしよう。どうにかなるようにするためにさ。」

チャオ「…チャオ…。」

…しかし、そう言われたチャオブーの表情は相変わらず重いものだった…。

ホワイト「…とりあえず、今はお開き。みんな一度ボールに戻って。
また後でしっかり考えよう。」

そう言い、ホワイトは自分のポケモン達をボールに戻し、休憩室を後にした。



…Part3へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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