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第六話 全てを予告するもの、狂気の占い師ジーン Part2

先生「よし、授業終わり。解散!!」

♪キーンコーンカーンコーン♪

九朗「よし、授業が終わった!!」

俺の名は黒田九朗。
友達の白石に、プライバシーの欠片もないような、
占いをされそうな男だ。
だから俺は白石が隣のクラスに行く前に、なんとしてでも
止めなければならない。
…出ないと俺のプライバシーは!!

九朗「白石!!そこを動くな!!…。」

振り返ると、白石が座っているはずの席は、空だった。
鞄一つ、消しカス1つすら残っていなかった。
九朗「…。くそ、あの雑魚が!!
…おい、赤川。」

赤川「?
どうした?九朗?」

…赤川。
こいつは、名字がから始まるから、出席番号が1番だ。
誰にでもそつなく話せるやつだ。

九朗「白石はどうしたか、知ってるか?」

赤川「あいつなら、お前が寝てるときに、
教室出ていったぞ。
お腹が痛いって。」

九朗「…。
ありがとうな、赤川。」

…俺の、雑魚が。
あの理科の教師の授業、とっても眠くなるんだよなぁ。
だからって、今日寝ることはないじゃねぇか。

赤川「そうか、じゃあな。」

九朗「…俺も早く、白石を捜しに行かないとな。」

九朗はそう呟き、荷物をまとめて外にかけ出した。



九朗「…駄目だ、どこにもいない。」

保健室、屋上、図書室、体育館、陸上部部室、
あいつのいそうなところを全部探して来たんだが、
全然いない。
とりあえず、自販機の前でジュースでも買って、一息ついていた。

九朗「…どこに行っちまったんだろうなぁ。
このまま、見つからないとヤバいなぁ。」

そもそもなんで俺が、白石にこんな風にからかわれなきゃいけないんだ。
…だいたい、なんなんだジーンてやつは!?
人のプライバシーを無視するような占いをしやがるなんて。
絶対に許さない。
…そもそも、俺は何を白石に占わせないようにしたんだっけ?
俺の何が占われると、ヤバいんだっけ。
思い出せ、なんかものすごいハズイことだった気がする。
知られたくない、俺の心の秘密に近い何か。
えーとえーと、、、なんか変な台詞言っていたよなぁ。確か…。

九朗「『それは楽しみだねぇ。私のサイコパワーあらぶっちゃうよぉ』…。


ああ!!あのサイキック女のことだ!!」

そう、もしおれの友達にあんな自称サイキック電波少女がいると知れたら、
今まで学校じゃあ波風立てなようにのんびり生きていた俺の日常が、
崩壊してしまう!!
そんなのは、絶対ヤダ!!
回避しなくてはならない!!
おれの日常を守るために!!

九朗「白石には、采子のことを知られるわけにはいかない!!
その前に、俺が見つけ出して始末する!!」

そう固く決意しなおし、鞄を手に取り立ち上がった。

九朗「よし、もう一度探すぞ!!」

赤川「お~い、九朗!!」

九朗「?」

そんな決意を固めていると、向こうから赤川が走ってきた。

九朗「どうした?赤川?」

赤川「いやぁ、探したぞ。
…実はな、白石見つかったぞ。」

九朗「!!?
本当か!!?
すぐに案内してくれ!!」

赤川「まぁ、焦るな、
ちゃんと連れて行くか…!!!?」


   ドックン

そう言いかけた時、急に赤川の瞳孔が開き、
全身が硬直したように背が伸びた。

九朗「…お、おい赤川。
…おい!!」

赤川「…。」

言葉を投げかけても、赤川は動かなかった。
目は相変わらず開いており、虚無を見ていた。
そして赤川の口は、静かに開き言葉を出した。

赤川「『『Ring』をもつものよ。』」

九朗「ぐっ、この声は!?」

その声は、今まで聞いたことのない声をしていた。
それだけじゃない。
なんだか、赤川は今誰かに操られている感じがした。
例えるなら、そう。
遊戯王の漫画で、マリクに洗脳された人が、しゃべらされてる。
そんな印象に近いものがあった。

赤川「『わが名は、ジーン。
全てを見通すもの。
ディスト様の忠実なる下部。』」

九朗「なっ!!?(ディストって誰だ?
ジーンて確か、食堂で見たあいつか。
しかもしゃべっているのは、ジーン本人みたいだな。
…って、なんだこの展開は!!)」

驚いている中、赤川はしゃべり続ける。

赤川「『九朗よ、君の友人は預かった。
我が館にて、『Ring』をかけたデュエルを行うのです。
…さもなくば、彼らの命は…。』
!!?」

   ドックン

赤川は、操り人形の糸が切れたみたいに、
倒れた。

九朗「赤川!!?」

慌ててかけより、声をかける。
すると、目がゆっくり開き、意識をとり戻したようだ。

赤川「…あ、あれ。
!? く、九朗!?俺はいったい!?」

九朗「…俺にもわからん。とりあえず赤川、白石のところに案内してくれ。」

赤川「あ、そうだったな。行くぞ!!」

九朗「ああ。…。
(なんなんだ、このアニメみたいな展開は!?
アニメ的に考えると、
これはおそらく罠で、ジーンは俺と戦うために、
白石を人質に取った!?
そんなバカなことがあるはずがない!!
きっと、白石の悪戯だ。
そう信じよう。)」

二人は走り出していった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

白石「…おい、なんだよ、これ?」

白石はイスに座っていた。
…しかし、何か違った。
座っていたという表現は正しくなかった。
…彼は座らされていた。
両手両足を縛られて。
狭くて暗い個室に入れられていた。

ジーン『…みてわからないんですか?
あなたは一度気絶させられ、ここまで運び込まれた。
そして、この備品をしまう倉庫に連れてこられた。
そして、全身に蜂蜜を塗られた。
こういうことです。』

ジーンの姿は見えず、声だけ聞こえる。
おそらく別の部屋からこの部屋に音声を流しているのだろう。

白石「…その箱はなんだ?」

白石の目の前には、黒塗りの箱があった。
それはとても小さかったが、とても危険なものだと感じていた。
…音が、小さな羽音が聞こえたからだ。

ジーン『見ての通り、スズメバチが百匹ほど入っています。
この仕組みは簡単で、私がデュエルをして負けたら、
あなたは椅子から解放されます。
拘束具も全て外れます。
足元にある鍵で外に出て自由の身です。』

白石「…もし、相手が負けたら?」

ジーン『箱が開くだけです。ご安心ください。』

白石「助けろだれかー!!」

白石は叫んだ。声の出る限り。

ジーン『…無駄ですよ、この部屋は防音対策が施されている実習室。
あなたの声は外には届きませんよ。
…そこで静かにしていてください。
でないと、箱を開きますよ。』

白石は絶望した。
なんも理由もなしに、誘拐され、気が付いたらこんな状況になっている自分に。
何もできない自分に。

九朗「白石ー!!」

白石「!!?
九朗!!?…まさか、助けに来てくれたのか!!?」

九朗の声が聞こえ、歓喜する白石。
しかし…。

ジーン『おや、私のデュエルの対戦相手がやっと現れたみたいですね。
早速赴くとしましょう。
あなたはそこで、ゆっくりと見物していてください。』

そういうと、モニターからジーンの姿は消えた。

白石「…え、デュエルの相手って、九朗なの?
あんな目立たないやつがやるの!?
…もう駄目だぁ。」


赤川に連れられ、九朗が来たのは、たまにしか使わない実習室の部屋だった。
ここでは筆記を行って、隣の部屋で実習着に着替えて実習をするのだ。
テレビもあり、このテレビで実習の内容をあらかじめ確認したりする。
しかし、今このテレビに映っているのは、、、

九朗「白石!!なんでお前縛られているんだ!!?
早く逃げろ!!
変な占いのことはゆるしてやるから!!」

白石(九朗、逃げろ!!
こいつは占い師じゃない!!頭のいかれた野郎だ!!
俺にかまわず、早く逃げろ!!)

九朗はしゃべった。それを聞いてか、
テレビに映る赤川もしゃべっているようだ。
…しかし、声は九朗と赤川には聞こえない。

九朗「なんて言ってんだ、白石!!
もっと大きな声で話せ!!」

ジーン「ようこそ九朗君。
『Ring』を持つものよ。」

九朗「!?」

急に九朗の後ろから声がした。
振り返ると、そこには、食堂で見たジーンが、
フードを着ている状態でこっちを見ているのがわかった。

九朗「(こいつ、いつの間に俺たちの後ろに。)
その声は、白石を早く解放しろ!!
お前があれをやったんだろう!!?」

そういい九朗はモニターを指さした。

白石(…九朗。)

ジーン「ふっふっふっふっふ。
お友達を救いたければ、私とデュエルをするのです。
ディスト様の御膳で。」

そういうと、ジーンの近くにあったもう一つのテレビの電源が付き、
画面が映った。
…そこには、謎の人影が、こちらをただただ静かに見つめているのがわかった。

白石(ここでデュエルをしかけるのか、こいつ!?)

ジーン「ディスト様、このものから『Ring』を取り上げ、ディスト様に捧げます。」

そういい、ジーンはモニターに向かって、深々とお辞儀した。

九朗「何…だと!?(ちょっとまて、『Ring』ってなんだ!?『ディスト』って誰だ!?)」

ジーンはフードの奥に眠る、大きな瞳で九朗を見据えて、こういった。

ジーン「狩らせてもらいますよ。『Ring』を。」

白石(九朗、なんでもいいから、デュエルで勝って俺を助けてくれ!!)

九朗は、ジーンのセリフを聞き、モニターに映る白石の姿に目を移し、
…そして0.5秒だけ、道案内してくれた赤川を見た。
そしてもう一度ジーンを見据え、深く息を吸い込んで、言った。

九朗「だーかーら!!お前、俺の知らないことばかり言いやがって!!
『Ring』?、『ディスト』?
俺の頭を混乱させやがって!!
ようはお前にデュエルでかてば、白石は帰ってきて、口を封じて、
変な占いをすることはできなくなり、
おれはいつも通りの日常を取り戻せるんだ!!
俺は絶対に勝つ!!
そして、白石を助けて、俺が白石を始末して見せるぜ!!」


そういい、九朗はデュエルディスクを構えた。
それに応じるように、ジーンもディスクを構えた。

白石(ええー!!どう転んでも、俺は結局始末されるじゃねぇか!!?)

九朗&ジーン「「デュエル!!」」

そして、始まった。




赤川「…たまには、僕も会話に入れてください。」



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ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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