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【ポケモン Beautiful World】第十四話 ヒュウ Part3

…最初あったときは全く意味の分からない奴だった。
…だけど、なんだかんだで、ポケモンバトルやいろんなことであいつと関わることが多くなるにつれて、
なんかこう、無視できなくなった。
…あいつはいつでも、ポケモンバトルと自分自身にまっすぐで素直で、決してひねくれない。
悪いことは悪いっていうし、いいことはいいってどんなことでも認められる。
…それは誰でもできることじゃない。
自分の嫌なことは認めたくないし、人のよいことは嫉妬したくなる時もある。
私はそういうものから、逃げて、無視するところがあった。
何より自分のことが忙しかったし、他人のそんなことにかまっている暇なんてないと思ったのだ。
だから、見ないようにして、悪い奴は、あとで自分で後悔すればいい。
努力している奴は、どこかで報われるから。絶対。
そう思っていた。

…だけど、あいつは違った。

悪いものは、悪い。よいものはよいといい、認める。
そして楽しいときは笑って、悲しいときは、泣く。
そんな当たり前のことを当たり前にできるあいつと一緒にいると、
自分もそんなことが、当たり前にできるようになったようだった。
自分に素直になれて、楽しかった。
…気が付くと、自分が抱えていた不安が重いものから軽いものになって、辛いことが楽しいことになっていった。
音楽も、もっともっとノれるようになっていた。
…あの『ホミホミ』っていうのが、気が付くと嫌じゃなくなっていた。
あのやり取りが、楽しいものになって、心待ちになっているところまで出ていた。
…その時、思った。

…こりゃ、惚れたんだなって。



審・判員「勝者!ヒュウ!」

ヒュウ「はぁはぁ…今回は、何も悪そうなことはしなかったみてぇだな。コズミック…。」

戦いが終わって、お互いの手持ちのポケモンを戻した。
そこには勝ったのに息を切らして相手を睨み続けているヒュウと、負けたのに冷笑を浮かべ眼鏡を直すアクロマの姿があった。

アクロマ「…見事ですね!…しかし失礼ですね。私の名前は『アクロマ』です。決して『コズミック』ではありませんよ。」

親指を立ててヒュウを眼鏡の奥から見続けていたその男は、余裕を崩さなかった。

ヒュウ「んなことはどうでもいい!なんでお前みたいなやつが、ここにいるんだ?」

アクロマ「なに、君たちを観に来ただけですよ。」

その余りにも意外な一言に、ヒュウは目を丸くした。

ヒュウ「…俺たちを!?」

アクロマ「特に君です!予想以上の収穫でした!これからもお付き合いのほど、よろしくお願いします!では!」

そういうと踵を返し、ステージから去って行った。

ヒュウ「…なんなんだ…あの『アクロマ』ってやつは…。」




…ステージと観客席を一望できる位置にある、周りがガラス張りの特別席で、一人の男はその様子を見て、つぶやかずにいられなかった。

????「…。ったく、ガキどもが。」




ホミカ「…ったく、なんでそんな面白そうなことやってるなら、私も誘ってくれねぇんだよ!折角近くにいるのによぉ!」

イッシュライブツアーでホドモエのライブを終えたあと、PWTに走るホミカがそこにいた。
ライブキャスターに来ていたヒュウからのメールを見る限り、ヒュウも参加するようだったので、参加できなかったのは悔しかった。

ホミカ「…ヒュウかぁ。」

そんなことを呟きながら、PWTの中に入るとそこにはヒュウとホワイト、チェレンがまとまっていて話していた。

ホミカ「おい!ヒュウ!…!?
っとっと。」

声をかけようと思ったが、何か三人で話し込んでいるようだったので、しばらく様子を見ることにした。

ヒュウ「あの、『アクロマ』はよ、俺たちが目的って言ってた…。俺は、怖いぜ、ホワイト…。
あいつの存在そのものが、不吉をもたらすような、そんな気がしてならないんだ…。」

ホワイト「…ヒュウさんがいうのであれば、そうなんだと思います…。いづれにせよ、ほおっておくのは危険だと思います。」

チェレン「…君たちがそこまで言う人物だ。僕の力でできる限りのことはするようにするよ…。」

ホミカ「…アクロマ?誰だそいつ?
…ん?」

そんな話をしている三人の横を、あからさまに、プラズマ団の服装をした男が一人、横切って行った。

ヒュウ「…今のはっ!?」

ホワイト「プラズマ団!?」

ヒュウ「追いかけるぞ!ホワイト!お前も来てくれっ!」

ホワイト「はい!」

チェレン「あ、待ってくれ!二人とも!」

????「およしなさい!」

…そんな声がした後、その場に変な髪形をした白衣を着た男があられた。

ヒュウ「お前は…『アクロマ』…。」

ホミカ「…あいつが…アクロマ…。」

アクロマ「…ふぅ。
わざわざ危険なことに首を突っ込む必要などありません!」

そういいながら、アクロマとかいう男は、あごに手を当て呆れるように言った。

ヒュウ「お前には関係ない!
俺の問題だ!俺はプラズマ団がいるところには、どこでも行かなくちゃいけなくて、ぶっ倒して探さないといけないんだ!」


そう言い切ると、ヒュウはすぐさまプラズマ団を一目散に追いかけた。

チェレン「僕もいきます!彼を守らないと!」

そういうと、チェレンもヒュウを追いかけ走り出し、その場には私とホワイト、そしてアクロマとかいう男が残った。

アクロマ「理解できません!ヒュウさんの行動は、勇気ではなく愚行です!
ポケモンがいればトレーナーはどんなことでもできるのですか?
…いえいえありえませんよ!」

そう言い放ったあと、一息ついた後、言葉をつづけた。

アクロマ「全てのトレーナーとポケモンはモンスターボールで結ばれているということは、トレーナーがパートナーのポケモンを信じれば不可能などなくなります!
…しかしそうは言いましても、
信じる…不確定要素すぎますよ!あなたはそうは思わないのですか!?」

それを聞いたホワイトは、大きく目を見開いた後、下を向いて言葉を言った。

ホワイト「…一つだけ、あなたに言っておきます。」

アクロマ「…はい?なんでしょう?」

そのあと顔をあげて言い放った。

ホワイト「…人とポケモンは、時に難しい理屈だけで動くのではなく、
自分の信じたいと思ったこと、したいと思ったことにまっすぐに動くものなんですよ!」


そのあと、ホワイトはヒュウの後を追った。
一人残されたアクロマは、ぽかんと口を開けた後、しばらく立ち尽くしていた。
…そのあと唐突に大きな声で笑い出した。

アクロマ「…ハハハハハ!
そうですね!その通りですね!
私としたことが…!彼らはその通り動いているだけなんですよね!
だったら私も、したいと思ったことをしましょう!
ハハハハハ!!」


そういったあと、アクロマとかいう男は、そばをゆっくりと笑いながら歩き、外に出た。

ホミカ「あいつら…ったく、チェレンさんまで行ったぞ…。
…私も、
…行くに決まってんだろ!」

そう自分に言い聞かせるように言うと、ヒュウたちが言った方に走った。

ホミカ「何にそんなにカッカしてんだ。ヒュウの奴は…。」

胸の中に不安を消しきれぬまま、ホミカは考えながら走った。
走った。



…Part4へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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