【ポケモン Beautiful World】第十五話 ヤーコンさん Part1

一度ポケモンセンターの待合室に集まった、ヒュウ、ホミカ、ホワイト、チェレンの4人はそこでコアルヒーや他のポケモンを交えながら、話をしていた。

ヒュウ「…すまねぇ…。なにもあいつらの手がかりを見つけることができなかった…!」

そういうヒュウさんの表情は本当に悔しそうだった。

ホミカ「…しょうがねぇよ、ヒュウ。あれだけ探してダメだったなら、しょうがないぜ…。」

ヒュウ「けど、けどよ!!」

ホミカ「ヒュウ…。」


ホワイト「…僕も探したのですけど、見つかったのは、怪我をしたコアルヒーだけで…すいません…。」

その言葉にヒュウの表情は切り替わった。

ヒュウ「そうだ!そのコアルヒーは大丈夫なのか!?…!まさか、プラズマ団が!!?」

チェレン「…状況的に考えると、それが妥当だね。」

ホワイト「コアルヒー自体は、思った以上に大したことないそうで、もう元気になったみたいです。今ゼニとイルが相手をしています。」

ヒュウ「…そうか。ならよかったぜ…。」

みんなが目線をポケモンたちに向けると、そこには楽しそうに戯れるホワイトの手持ちのポケモンたちがいた。

コアルヒー「…クパァ。」

カメックス「ガメガメェ!ガメェ!」

カメックスが指を立ててコアルヒーのほうを見ると、コアルヒーは嬉しそうにそれに近よってその指を握った。

レアコイル「「「…リリリ」」」

…その様子に興味を持ったのか、レアコイルがそろりそろりとコアルヒーに近づいて行った。

コアルヒー「!?ククパアァ!」

しかし、レアコイルが近づいてきたことに気が付くと、コアルヒーは慌ててカメックスの影に隠れた。

レアコイル「「「リリリ…。」」」

カメックス「ガメェ!ガメガメェ!」

レアコイルは、どことなくしょんぼりフラフラとどこかに行ってしまった。
カメックスは隠れたコアルヒーを優しく抱き上げて、「あいつはこわくないんだよ」って教えているようだった。
…それをコアルヒーはなんともわかっていないような顔で首を傾けていた。

ヒュウ「ハハハハハ!なんだぁ!ゼニとは仲良さそうだけど、イルにはビビってんじゃないか!」

なんだかんだで元気そうなコアルヒーを見て、一同安心した。
…が、ホワイトの顔は少し浮かないようだった。

ホワイト「電気タイプは4倍ですからしょうがないですね。
けど、ゼニもフォロー入れてますしこれならいいと思います。
…ただ、」

ヒュウ「…ただ、なんだ?」

そういわれると、ホワイトは少しもったいぶるような感じで言った。

ホワイト「…このコアルヒーは、かなり特殊です。」

ヒュウ「…特殊って、どういうことなんだよ?」

ホワイト「…普通図鑑でポケモンをみると、そのステータスがわかりますよね。」

そういい、ホワイトはポケモン図鑑を取り出しステータスチェッカーの機能を使った。
そしてそれを少しいじるとコアルヒーのステータス画面を出した。
一同がその画面を除くと、何が特殊なのかわかった。

ホワイト「…このポケモンは、モンスターボールに入っていたみたいで、自分自身でそのボールを持っていました。…レベルはそこそこあるのですが…何か持ち物を持っているみたいなんですけど…それが、確認できないんです。」

ヒュウ「?確認できないって?んなわけないだろう?…あ、本当だ。無理っぽい。」

そういい、ホワイトの手から図鑑を借りていじっているヒュウは言った。

ホワイト「そうなんですけど、確認できないんです…。あともう一つ、」

ホミカ「まだあんのかよ!?」

ホワイト「…はい。実は…持ち主がだれか、わからないんです…。」

ホミカ「…わからない?」

ヒュウ「イルの時だってそうだったけど、一番最初の持ち主は誰かわかるもんだろ?
…あ、本当だ。出ない。」

ヒュウがいじって出した画面を皆に見せると、そこには持ち主の名前が確かに表示されていなかった。
…普通だったらありえないことだった。

ホワイト「はい…。それが、わからないんです…。」

ヒュウ「…ふ~ん、不思議なこともあるんだなぁ。」

ホミカ「…で、結局そのコアルヒーはどうするんだ?センターに預けて持ち主を探すのか?」

ホワイト「いえ。あのコアルヒー自身が、僕に頼み込むようについてくる…というか、一緒に行動をしてほしそうなので、一緒に旅に連れて行こうと思います。」

ホミカ「…そうか。」

ヒュウ「心配すんな!ホミホミ!ホワイトに任せておけば、絶対大丈夫だって!」

そういいヒュウはホミカの肩をポンとたたいた。

ホミカ「お前に任せるより、よっぽど安心だよ!あとホミホミいうな。」

ヒュウ「そ、そんなぁ。」

なんだかもはや見慣れたこの二人の自然なやり取りを見ていると、自然と笑いがこみあげてきて、周りが温かい雰囲気に包まれるようだった。

ホワイト「ははは、仲がいいですね。二人とも。」

ホミカ「…バ、そんなんじゃねぇよ!」

ヒュウ「当たり前だ!俺とホミホミは大の仲良しだ!」

ホミカ「こいつ、少しは自重しやがれ!」

顔を染めながらぶっきらぼうにいうホミカに対して、大真面目な顔でそんなこと言うヒュウを見て、ホワイトはなんだか羨ましく感じた。

ホワイト「ハハハハ!
あとこのコアルヒー、NNが『コルル』っていうみたいで、なぜか『冷凍ビーム』覚えているんですよ!よっぽど愛されていた子なんですね!」

ホミカ「…そうだな。NNがついていて、技マシンの技まで内蔵されているなら、そりゃ大事にされてよ…その子…。
ん?『コルル』…。
んー。」

そんな話をしていると急にホミカが何か考え込むように眉間に指を当てた。

ホワイト「?どうしたんですか?ホミカさん?」

ホミカ「…あ、いやなぁ。
なんか聞いたことあるような気がするんだよ…。」

ヒュウ「そんなことより聞いてくれよ!ホワイト!俺の『ケンキるぜ』、ホミホミの力を借りて『冷凍ビーム』を覚えたんだぜ!これで俺のPTも、ますます強力になったぜ!」

ホワイト「へぇ…。ホミカさんが、ヒュウさんに…。」

そういいながらホミカの顔をまじまじと見ると、顔を真っ赤にしながらホミカは言った。

ホミカ「か、勘違いすんなよ!こいつがあんまりに弱かったから、ちょっと力を貸しただけだ!」

ヒュウ「サンキュウな!ホミホミ!」

ホミカ「だ、だから…ホミホミって…!!」

チェレン「…ヒュウ、ホワイト、ちょっといいかな。」

…今までずっと黙っていたチェレンが、ここで展開を切るような形で口を挟んだ。
…どうやらずっと話を切り出すタイミングをうかがっていたらしい。

ホワイト「はい?」

ヒュウ「あ、すいませんね、なんですか?チェレンさん?」

二人がちゃんと自分を見ていることを確認すると、チェレンは言葉をつづけた。

チェレン「二人にちょっと行ってほしいところがあるんだ。」

ホワイト「行ってほしいところとは…?」

チェレン「…ここ、ホドモエジムに挑戦してほしいんだ。」

ヒュウ「え?当たり前じゃないですか!俺たち図鑑を埋めながらジムチャレンジしているんですぜ!?」

チェレン「…ただ、普通の対戦方法じゃないんだ。」

ホワイト「…普通の、対戦方法じゃない?」

チェレン「…君たちには、ダブルバトルでヤーコンさんに挑んでほしい。
…それがPDWの主催者として君たちの戦いを見ていたヤーコンさんの要求だ。」



…Part2へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
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しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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