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【ポケモン Beautiful World】第十六話 悪意の受け皿 Part1

翌朝、ヒュウとホワイトとホミカは集合した。
そしてホミカに連れられてホドモエのある場所に向かった。
…それは、ホドモエジムの隣にある建物で、その中にはヒュウにとっては許せない存在がいた。

ヒュウ「…お前は、プラズマ団じゃねぇか!」


それがヒュウの第一声だった。
その表情は驚きと、怒りにあふれていた。

ロット「…ホミカさんとヤーコンさんの話を聞いて、お待ちしておりました。
私の名前は『ロット』。以後お見知りおきを。」

そういい、一人だけ姿恰好が違う年を取った男は『ロット』と名乗った。
その周りには数人のプラズマ団の格好…、
いや、正確には『昔のプラズマ団』の格好をしている人たちだった。

ホワイト「…プラズマ団の七賢者の一人ですね。」

ロット「…正しくいうなら、『元』プラズマ団だ。今は昔の事件をきっかけに、持ち主と離ればなれになったポケモンの世話をしている。」

話している二人に対して、ヒュウは割り込むように叫んだ。

ヒュウ「そんなものは偽善だ!昔の罪が消えるわけがない!」

ロット「…失礼だが、君の名前は?」

その言葉を聞き、ロットはホワイトではなくヒュウのほうを見て尋ねた。
その言葉に、ヒュウは全身の毛を逆立てているかのような状態で、答えた。

ヒュウ「…俺はヒュウ。
ヒオウギシティのヒュウ。
5年前オマエらプラズマ団に、妹の大事なポケモンを奪われた情けないトレーナーだよ…。
…何が離ればなれだ!
そうしたのはオマエらだろッ!!」

ロット「!!」

元プラズマ団「「「!!!」」」

ホワイト「ヒュウさん…。」

ホミカ「お…、…。」

その叫ぶような言葉に、誰もが言葉を詰まらせた。
その言葉にはこの時だけではない。
今までの彼の人生の中でためていたことが、放たれたような、そんな悲痛な叫びだった…。

…しばらく沈黙が続いた。
そのあと、ロットは静かに頭をヒュウに下げた。

ロット「…そうであったか…。
…。
…誠に申し訳ない。」

ヒュウ「謝るだけかッ!それで終わりなのかよッ!!」

元プラズマ団「「「…。」」」

ヒュウ「妹のポケモンはッ!!?」

ロット「…。」

ヒュウ「チョロネコだよ!!チョロネコはッ!!?」

ヒュウの心の叫びは続いた。
自分の心の中の思いを、ぶつけた。

ホミカ「…ヒュウ。」

ロット「…お前のいうポケモンはここにはいない…。
おそらくだが、今もプラズマ団にこき使われているだろう…。
そしてお前の言う通り、謝っても何も解決しない…。」

ヒュウ「当たり前だ!お前たちの罪は一生消えない!
俺たちの変わった人生は戻せないんだからな!」


ロット「だが…罪を認め、謝らねば人は先に進めないのだ…。…すまぬ。」

そういい、ロットは今度は膝をつき、両手を地面につけ、頭を下げた。
…その姿を見て、ヒュウは怒りの表情を見せたが、やがて顔をそむけ切り離すように言った。

ヒュウ「…もういいっ!!
謝られても妹のポケモンここにいなんだろッ!!」


ホミカ「落ち着けよ、ヒュウ!
熱くなりすぎだ!」


とても見ていられなかったホミカが、ヒュウの肩を掴み言った、
が、ヒュウもいつものヒュウでなかった。

ヒュウ「当たり前だろ!俺の仇が目の前にいるんだぜ!
熱くなるにきまってんだろ!」


ホミカ「そりゃそうだけどよ、今ロットさんを揺さぶっても、何も始まらないだろ!
少し落ち着いて考えたら、何かできることがわかるかもしれないだろ!」


ヒュウ「そんなわけないだろ!!
落ち着いたって!この状況が!よくなるわけ!チョロネコが、かえって来るわけ!!


…。
…ああ、そうだな、落ち着かなきゃだな…。
すまない、ホミホミ…。」

そういい続けているうちうちに、ヒュウは落ち着きを取り戻した。
そして、顔を下げて握ったこぶしを緩めた。

ホミカ「…とりあえず、中に入れ…お茶とかお菓子とか用意してもらってるからよ…。
…お邪魔するぜ…。」

ヒュウ「…お邪魔します…。」

そういい、二人は建物の中に入って行った。
その後ろ姿から、いつものヒュウを想像することは難しく、とても重く悲しいものを背負っているように見えた。
その場にいる誰もが声をかけることができず、ただ黙って彼らが入るのを見守るのだった…。

ロット「…プラズマ団は彼のようなトレーナーを…。
改めて悔やむ…なんと愚かであったか…。」

ヒュウとホミカが去ったあと、その場で土下座をしていたロットは立ち上がり、悲痛な表情でそうつぶやいた。
…その顔には、様々な後悔の感情が込められているようだった。

元プラズマ団「…ロット様…。」

ロット「…ホワイト、ご覧の通り、私にできる事などない…。
だが、ゆっくりしていってくれ…。ここでしか見れないこともいっぱいあるであろう…。」

そういうロットの姿は最初見た時よりもとても小さく見えた。
が、その場から決して逃げず、すべてを受け切ったロットをホワイトは、何もできない人には思えなかった。

ホワイト「はい、ありがとうございます。」

…そんな心情を伝えられるわけもなく、お礼の言葉を伝え自分も中に入ることにした。



…Part2へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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