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【ポケモン Beautiful World】第十七話 シャベッタ Part3

ゾロア『…失敬な!おいらは人の言葉が分かる希少なゾロアなんだぞ!そんな驚き方をしないでもいいじゃないか!』

そういい、目の前でぷんすか怒っているゾロアに、驚きながらも頭を整理していた。

ホワイト「…あ、あ…あぁ。
ごめんね…。初めての経験でさ…。」

ゾロア『キシシシ!おいら、お前となら一緒に旅をして大丈夫だと見込んだんだから、よろしく頼むんだぞ!』

そう笑いかけるゾロアに、ホワイトは慌てながらも敬礼で返した。

ホワイト「りょ、了解。」

ゾロア『キシシシ!しかし凄いなお前!
自分のポケモンとかなり心を通わせてるなんて!
あんなエロまっしぐらなレアコイルも、お前のことは信頼しているぞ!』

ホワイト「え?そうだったの?

よかったぁ。」

ゾロア『?』

ホワイト「…あいつ、僕のこと色々と嫌がっていないか、少し心配だったんだ。
ゾロアが言葉にしてくれたおかげで、安心したよ。
ありがとう。」

そうホワイトは心の底からの笑顔でそう言った。
…しかしその顔を見てゾロアはあまりよくない顔で答えた。

ゾロア『…やっぱりお前にポケモンの気持ちをあんまり言わない方がいいかもだな。
おらにばっかり頼るようになってはいけないぞ?』

ホワイト「勿論だよ!
…だけどさ、やっぱり言ってほしい言葉ってあるよね…。」

しかし、その言葉を聞いてゾロアは首をかしげて言った。

ゾロア『…それは、寧ろお前が言わなきゃいけないと思うぞ?』

ホワイト「…え?誰に?」

ゾロア『オイラはお前とそんなに長い時間話していないけど、ボールの中からお前の会話を聞いていたからわかる

…お前が好きな人に直接、お前は気持ちを伝えていない。
好きってことを伝えてない。
それは相手も好きだったら、とても辛いことだぞ?』

ホワイト「…。」

ゾロアの目は真剣だった。ホワイトは目を離すことができなかった。

ゾロア『それにもう一人、お前が言わなきゃいけない奴がいるぞ。』

それはもう、ホワイトにはわかっていた。

ホワイト「…ヒュウさん。だね。」

ゾロア『お前は間違いなく、いいやつで、いいトレーナーだぞ。
だけど、おらが見る限り、他人に合わせすぎている感じがするぞ。
自分の思ったことは、胸の奥にしまい込んで出さない。
…それじゃあ、本当の想いは伝わらないし、相手だってお前に思いは伝えてくれないぞ!』

ホワイト「…あ。」

その一言で、ふと前にヤーコンさんに言われたことを思い出した。

『ヤーコン「そッちのガキは、一見クールに物事に対処して、成長しているみたいだが、実は違う!
自分の意思より、他人の意志ばかり考えて、結局自分の確固たる思いがない!
そんなことじゃ、この先勝てるものも勝てなくなる!」』

ホワイト「…ゾロアが言っていることは、ヤーコンさんと一緒だ…。」

ゾロア『だからこそ、お前がガツンと一言言わなきゃ、駄目だと思うぞ!』

…自分のポケモンに、何かを教えてもらうなんて…。
しっかりしないとな。
気分を入れ替えて、ホワイトはゾロアと向き合った。

ホワイト「…ありがとうゾロア。
僕!さっそく一人に言ってくる!」

ゾロア『!!?
お、おう…。
とりあえず、おいらたちみんなボールに戻してほしいぞ…。』

ホワイト「あ、ごめん!今日はありがとう!ゾロア!
チャオ、イル、ゼニ、コルル、ゾロア、戻って!」

そういい、5つのボールを取り出して器用にボールスイッチを押し、全員を戻した。

ゾロア『まぁ、頑張ってくるんだぞ!』

カメックス「ガメメ!」

コアルヒー「クパァ!」

エンブオー「ブオー!」

レアコイル「「「…リリリリ」」」

…最初は、ポケモンはチャオ一体でいいと思っていた。
…だけど、色んな人や、ポケモンと会ったことで、これだけのポケモンと仲良くなれた。
それだけは、今の僕のかけがえのない財産だ!

ホワイト「よし!」

そういい、ホワイトはヒュウのいると思われる港へ走った。




ヒュウ「…ホミホミ、昼はごめんな!
お前に気を使わせちゃってさ。」

暗い街灯で照らされいるホドモエの街で、ヒュウとホミカは一緒に歩いていた。

ホミカ「…あ、あぁ。まぁお前が元気になってくれれば、それでいいんだよ。」

ヒュウ「うん、とりあえず、おかげで元気にはなれた。ありがとう。」

ホミカ「…な、ならいいんだけどさ。」

…お互いに夜であることもあってか、いつもよりかなりおとなしめに会話していた。

ヒュウ「…あのさ、」

ホミカ「…なんだよ?」

ヒュウ「こんな、な。
色んな事をわかっていない俺に、色々してくれて、本当にありがとうな。」

ホミカ「な、なんだよ!?急に改まりやがって!」

暗い夜道を歩いているのに、お互いの顔が赤くなっていることが分かるようだった。

ヒュウ「俺は、…未だに迷ってるんだよ。
俺自身、プラズマ団に今みたいに突っ込みまくるのは危ないことで、周りに迷惑もかけることだってわかってる。
だけどよ、妹のチョロネコを俺はどうしても、助け出したい。
…この思いに嘘はつけないんだよ。
だからこそ、強くならなくちゃいけない。
勿論、ポケモンバトルもだけど、それ以上に、心をさ…。
ヤーコンのおっさんが伝えたいことは、そういうことなんだと思う…。」

ホミカ「…。」

ヒュウ「…それに俺、今日プラズマ団の奴、一人ぶん殴ったんだよ。
…前だったら、それで少し気が晴れたんだけど、
今はそんなことはない。
むしろ、なんだか心の中がもっともやもやした感じになったんだ…。
それって、自分自身に疑問を持ててるってことだろ?」

ホミカ「…そうだな。ヒュウが例え悪いと思っている奴だろうと、そいつをぶん殴ることに、意味がないってことに気が付き始めたってことだな。」

ヒュウ「だからさ、俺、妹のチョロネコを助けるためにプラズマ団を探り続けるっていうのはやめない。
その上で、俺自身の心を強くなるように、頑張るよ!
勿論、俺の力じゃどうにもならないこともあるだろうけど、その度にお前やホワイトに迷惑かけちゃうだろうけどさ。
…って言っても、どうすりゃ強くなれるか、よくわからないんだけどな。
…これでどうかな?お前にちゃんと答え、言えたかな?」

そこまで言ったところで、ヒュウは足を止めホミカの顔を見た。
ホミカの顔は…、踵を返したヤーコンと一緒で、笑っていた。

ホミカ「…ああ、それでこそ、ヒュウだよ。」

ヒュウ「ならよかった!」

ホミカ「ただしだ!…ヤーコンさんには、さんづけで呼べ。
…あの人は、きっと今も、これからもお前の力になってくれる人だ。
私が尊敬する恩人だ。だからヒュウも尊敬しろ。」

そういうホミカの表情は、凄い凄味のある表情をしていた。
…まるで逆らうと食いつかれるかのように…。
その様子に、ヒュウは直立して見事な敬礼を見せた。

ヒュウ「…は、はい、失礼しました!
ホミカ先生!」

しかしその反応に、ホミカはなんともいえぬ顔をした。
両手を頭の後ろに回しそっぽを向いた。

ホミカ「はぁ~。調子狂うぜ。
いつもみたいに、『ホミホミ』でいいよ。」

ヒュウ「おう!
じゃあ、わかったよ!ホミホミ!」

ホミカ「ホミホミいうな!」

そうホミカは瞬時に振り返って言った。

ヒュウ「そんなのありかよおぉ~!!」

ホミカ「ハハハハハハハハ!!」

ホミカは笑いだしていた。お腹を抱えて、全力で。
…そんなホミカを見て、ヒュウもまた、笑い出した。

ヒュウ「…ハハハ、ハハハハハハ!」

ホミカ「ハハハハハハ!」

ヒュウ「ハハハハハハハハ!!」



ホワイト「…。」

そんな二人が笑いあっている姿を、ホワイトもまた、笑顔で見守るのであった…。




…Part4へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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