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【ポケモン Beautiful World】第十八話 ルリ Part4

ルリ?「こんにちは、ホワイトさん。
ふふふ?驚きました?」

…数日後、ルリとの打ち合わせ通り、ライモンシティの遊園地、観覧車前に集合した。
そこにいた、おそらく『ルリ』と思われる女の子は、そんなことを合うや否や得意げにいっていた。
ピンクの髪を特徴的にウェーブをかけ、一つにまとめていた。
そこに大きなリボンを一つ。
あまり女の子の外見に疎い自分でも、かわいい子だと思えた。
そして何より、その特徴的な青い目は、昔どこかで見た覚えがあるような気がした。
…が、自分の知りあいにここまで小奇麗でかわいい子は知らなかったので、気のせいだと思った。


ホワイト「…えっと、特に驚きはしなかったかな?」

とりあえず、質問の意味が分からなかったので、ただ思ったことをそのまま答えた。
しかし、その一言にルリ?はとても驚いているようだった。

ルリ?「…え?私、『ルッコ』ですよ!?」

ホワイト「え?今日一緒に楽しもうって約束したルリさんだよね!?
…うーん、ごめんなさい…もしかして、前あったことありましたっけ?」

そこまで言うとルリ?さんも何か呆れるような顔をしてこちらを見た。

ルッコ「…もしかして、ホワイトさんってあまりテレビとかラジオとか見ない方ですか?」

ホワイト「そうだねぇ…天気予報や料理番組はよく見るけど…他の番組は…。
…あれ?ルリさん?」

ルリ?「…そういえば、前に料理番組やトレーナー講座しか見ないって言ってた気が…。
いや、私負けない!頑張るのよルッコ!」


何やら向こうを向いて独り言を言っているみたいだが、おそらくルリさんと思われる『ルッコ』と言い張る人物を、何とか『ルリ』さんと確定させなくては…。
…ルッコ?
記憶の中に、一人だけ『ルッコ』の名前に該当する人物が出てきた。
だけど、それはこんなに小奇麗な子ではなかった。

ホワイト「ルリさん!!ルリさん…で、いいんですよね?」

ルリ「あ、はい大丈夫です。ちょっと頭クラクラしちゃって…でももう平気です。」

ホワイト「そう、よかった。それじゃあ、これ。」

ルリ「あ。」

そういいホワイトは、ルリの手に自然にハンカチを渡した。

ルリ「あ、ありがとう…ございます。」

ホワイト「とりあえず、ベンチにでもすわろっか。」

ルリ「あ、はい!」




とりあえず二人は、近くにあるベンチに腰を掛けて休んでいた。

ホワイト「落ち着いた?」

ルリ「はい、おかげでだいぶ楽に…ありがとうございます。」

ホワイト「いえいえ、そうだ、これ、はい!」

そういいホワイトは簡単な包装にされた箱を二つルリに渡した。

ルリ「これは…?」

ホワイト「ライブキャスターと、僕が作ったマカロン。ラッピングしてあるけど中は大丈夫だから安心して。」

そういいホワイトはライブキャスターを渡した。
…しかし、肝心のルリは渡されたマカロンはともかく、ライブキャスターにどうもあまり嬉しそうな顔をしていない様子だった。

ルリ「ありがとうございます。ホワイトさんは、やっぱりこういうの上手なんですね。」

ホワイト「うん、『人にもの渡すときはめい一杯オメカシしろ』って、お母さんに昔からいろいろ教わってね。先輩にも『お前はそういうのは男っぽくないなっ』って言われたりもするけど…。」

ルリ「ふふ、相変わらずですねぇ、
いいえ!凄いと思いますよ!そういうことできるのは、嬉しいですよ!
ありがとうございます!」

そういい、嬉しそうに笑う彼女の顔は、どこか作り笑いも交じっていたが、半分は本当の笑い顔な気がした。

ホワイト「どういたしまして。」

そういうと彼女は先ほど渡したライブキャスターを再び手に取り、こっちを見てきた。

ルリ「…あ、あのこのライブキャスターなんですけど…、」

??「え!?ホワイト!?」

その時、聞きなれた声が聞こえた。
視線を向けるとそこには、メイがいた。

ホワイト「メ、メイ!?」

…気まずかった。
最悪の場面だった。
僕の大好きな女の子が、今日初めて会う綺麗めな女の子と一緒にベンチに座っている…。
そんな現場を、自分の好きな女の子に見られた…。
うわぁ…。

メイ「ルッコと…、ルッコと一体何をやっているの!?
…そ、それにその小包…。」

メイはおめかししていた。いつも着ているトレーナーの服でなく、この前のジョインアベニューとはまた違って綺麗だった。
…い、いやそんなことよりも、メイの目尻には涙が浮かんでいた。
それにメイはこの子に関して何か知っている!

ホワイト「…ち、違うんだよ!メイ!
僕は、ちょっとルリさんが落とされたライブキャスターを…、ってうわルリさん!?」

気が付くと、ルリは僕の腰に両手を回してご満悦な顔をしていた。
この状況に、全く慌てる事しかできなかった。

ルリ「フフフ~♪?
見て分からないの?メイさん?あなたって本当鈍感な人だったのですねぇ!!」

その一言を聞いて、メイの顔がさぁっと青ざめていた。
涙が一滴地面におち、そのまま涙が引いた。

メイ「…それじゃあね!ホワイト!今までありがとう!
サヨナラ!!」


そういい、メイは振り返り、全力で駈け出して行った。

ホワイト「ちょっと、待ってくれ!メイ!」

しかし、気が付くと自分の腰回りにルリが両手を回しており、ガッシリと離さなかった。

ルリ「…ホワイトさん、今日は私を楽しませてくれるんじゃなかったんですか?
私との約束…破るんですか?」

ルリは上目づかいで潤んだ瞳でこっちを見てきた。
その瞳には、絶対に離さない意志を出しているようだった。

ホワイト「それは…そうだけど、今ちょっと緊急事態なんだ…。だからちょっと…、」

ルリ「いいんです!…今だけ…今だけ私を置いていかないでください…。
うぅ…。」

ホワイト「ちょ、ルリさん!?泣かないでください!
…えっと、その…。」

ゾロア『(あ~あ、おら知らないぞ…。)』

その細身の二本の腕は、万力のようにしっかりと固定され、絶対にはなれなかった。
…今日初めて顔を合わせたルリという女の子は、僕を完全にとらえた。
…そして僕は自分の好きな女の子の前で、
大きな失態をやらかした。




…第十八話 ルリ END
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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