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【ポケモン Beautiful World】第十九話 ルッコ Part4

トウコ「ふんふふふーんふーん♪」

デンチュラ「ジュラジュラララ♪」


…あれから何度か野生のポケモンと対峙するようなことはあったが、その度にトウコさんのチューが撃破し先に先に進んでいた。

メイ「…。」

相変わらず、トウコさんはご機嫌だったが、先ほど少し話していたことで気になることがあった。

メイ「あの、トウコさん。」

トウコ「ん?何?スリーサイズ以外なら何でも聞いてよ!」

そういい、トウコは振り返りこちらを見た。

メイ「…あ、あの、先ほど、お連れさんがいるって言っていましたけどその方と合流しなくて大丈夫なんですか?」


トウコ「あー、平気平気あいつならきっと私と一緒にいない方がいいのよ!」

意外な返答にメイは驚いた。

メイ「そうなのですか?」

トウコ「そーよそーよ!私がいないとなーんもできないくせに、『今回は君がいると目的が成し遂げられない』とか言ってさぁ!
ちゃんと理由も教えてくれないし、腹立ったから私一人でこの電気石の洞窟探索よ!
…そしたら、メイちゃんに出会ったわけよ!

…ん?何笑っているのかな?メイちゃん?」

メイ「ふふ、…なんだかんだで罵倒していますけど、そのお相手さん、大事にされているんですね。」

言葉こそ罵倒しているが、その言葉からは長年一緒にいるからこそでる信頼が感じ取れた。

トウコ「当たり前じゃない!お互いに信頼しているからこそ、一緒に旅してきた連れだしね!そういうメイちゃんは、そういう風に思える人はいないの?」

メイ「それは…います…いや、いましたけど…。」

そこまで言ったところで、メイは言葉に詰まった。
自然と歩みも止まり、トウコもそれに合わせ歩みを止めた。

トウコ「どーしたの?その人と喧嘩でもしちゃったの?」

メイ「そうじゃないんですけど…。」

そこまで聞くと、トウコは近くの岩場の上を手で払い、その上にさっとハンカチを二人分敷き座った。

トウコ「よかったら聞かせてよ。何か力になれるかもしれないしさ。
…ほら!座りなよ!」

メイ「あ…ありがとうございます。」

会ってそんなに時間がたったわけではないのに、こういうことが自然にできるのは、本当にすごいと思った。
メイはその隣に腰を掛け、口を開いた。

メイ「…実は、私にも心から信頼できる人がいたんですよ。その人は、私と同じくらいの男の人で…。
その人とこの洞窟を抜けようとも約束をしたんですよ。
…ですけど、この前、見ちゃったんですよね。その人が別の女性の人とすごく仲良さそうにしているのを…。」

それを聞いてトウコはあからさまに不機嫌な顔を作った。

トウコ「…それは相手が120%悪いけど、メイちゃんも早とちりしているかもよ?
だってメイちゃんだって、男の人と仲良くすることぐらいあるでしょ?
それにその相手の男か女から、直接、『私たちは付き合っているぜぇ!』とかきいたわけじゃないでしょ?」

…言われてみるとその通りだった。
私はただ、ホワイトとルッコが一緒にいるところを見ただけであって、実際に付き合っているそぶりを見たわけではなかった。
…いや、でも!

メイ「そうですけど、私にその瞬間を見られて、すごく慌てていました!」

思わず言葉に熱を込めてそういったが、それに対するトウコの問いは冷静だった。

トウコ「…逆に、自分にとって恩人と言える同じ年ぐらいの男の人と仲良くしているところを、自分の好きな男の人に見られたら、慌てないでいられる?」

メイ「それは…。」

慌てるに決まっている。
そんなところ見られて、勘違いされたくない。嫌われたくない。
…でも、でも!この気持ちは!?

トウコ「まぁ、こればっかりは、その男と一対一で直接話さないと分からないけどね。
だけどそこまで悲観的にならなくていいんじゃない?
私の連れの男なんて、そんなことしょっちゅうだしさ。」

メイ「…トウコさんは、それで悲しくなったり、怒ったりしないんですか?」

メイは、思っていたことを素直に伝えた。
それを聞いて、トウコはにこりと笑って答えた。

トウコ「するよ。勿論。だけどそれがあいつの良さなんだからしょうがないじゃん。
だ・か・ら・さ!」

メイ「?」

トウコ「ほら!これ!」

そういいトウコ嬉しそうには四角い、けど真ん中が抜けたものを掲げてメイに見せた。

メイ「…なんですか?それ?」

トウコ「ボイドキューブっていうの、あいつが私のこと大事にするっていう約束に、あいつの一番大事そうなもの預かってるんだ!
…私もあいつに大事なもの渡しているんだけどね!」


メイ「…『ボイドキューブ』って子供の遊び道具ですよね?」

トウコ「そうそう、あいつ私と同じ年のくせに、結構変わってるのよ。子供っぽいところもあるっていうかね。
だけど、超天才で超特殊能力持ちまくっていてね本当。だけど生活のほうはからきしで、私がいなかったらどうするつもりだったんだって感じなのよ本当…。」

そういいながら腕を組みトウコは文句を言った。
…やっぱり、この人の連れさんは、幸せだなぁ。
そう思えた。

メイ「本当に、仲がいいんですね。二人は付き合っているですか?」

その質問に、トウコは目を丸くして笑い出した

トウコ「付き合う?ハハハハハハハ!まさか!あのお子様と私が付き合うなんて大人の関係はまだ早いよ!
…だけど、しっかり成長したら付き合いたいね。」

その最後の一言を言う瞬間、今までの行動からは想像できないほど大人びた表情になったのを、メイは見逃さなかった。

メイ「…。」

トウコ「…ところで、メイちゃんの相手はどうなの?
もう付き合いたいって思えるほどの人なの?その男は?」

メイ「…は、はい。」

メイは赤面しながら、しみ泥しながらそう小さな言葉で答えた。
その言葉を聞いて、トウコはにっこりと笑い言った。

トウコ「だったら、尚更しっかり向かい合って話さないとね!私、応援しているから、頑張ってね!」



…Part5へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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