【ポケモン Beautiful World】第二十話 誰かの心の鐘は鳴る Part1

ジャローダ「ジャ…ジャ…。」

モグリュー「モグモグ!」

モグリュー「モグモグ!!」

メイの5体のポケモンのコンビネーションは素晴らしかった。
一体一体の連携だった。
だが、まるで全然、あのモグリューを全て撃退するのには程遠かった。
…それほどまでにモグリューの数は多かった。
メイのポケモンは長く終わりの見えない戦いに、疲労していた。


メイ「…なんて数なの!?しかも一体一体がやたらとタフだなんて…
一体何体いるの!?」

トウコ「…中々逃げる暇も与えてくれないしね…うわぁ!!」

トウコも隙を見つけこの状況から脱出を試みようとするが、その隙は現れなかった。
逆に、モグリューが一体トウコに襲い掛かった!

モグリュー「モグー!…モグ!?」

そこに割って入るかのようにルカリオが滑り込み、モグリューを撃退した。

ルカリオ「カウ!!」

トウコ「あ、ありがとう。」

ルカリオ「カウ!カゥ~!」

再びルカリオは残り4体のメイのポケモンの中に加わり、再び連携して攻撃をつづけた。
しかし、一向に突破口は見えなかった。

メイ「なんとか、なんとかして突破しないと…。」

トウコ「…こんな時、連れがいてくれたらなぁ…。」

?「『ジャー』、リーフストーム!」

…その時、聞きなれない男の声が、響き渡った。

トウコ「…!」

ジャローダ「ジャー!」

モグリュー達の間をねじ開けるかのように、リーフストームが地面を走り去った!
それを受けたモグリューは吹き飛ぶしかなかった。

モグリュー達「「「モグウウウウウウウウウウウウ!!?」」」

メイ「え!?『タージャ』!?」

ジャローダ「!?ローダローダ!!」

…リーフストームを打てるポケモンは、ジャローダだけだ。
…だけど、メイのジャローダはリーフストームをうっていなかった。
その横で、トウコは安心した顔でメイに言った。

トウコ「…安心してメイちゃん。
私の連れだよ。」

そういいトウコが目を向けた先、岩の上には、一体のジャローダと、一人の青年が立っていた。
緑の長髪、キャップ付きの帽子、白いシャツにズボン。首から下げるアクセサリー。
細身で身長の高く、とても整った顔立ちの、特徴的な外見だった。

メイ「…この人が…。」

トウコ「全く!遅かったじゃない。N。」

Nと言われたその青年は、やれやれといった表情を浮かべながら髪をなでた。

N「…トウコの貸してくれた、『ジャー』が、道端でよく転ぶからだよ。」

トウコ「なによ!転ぶように歩いてきたあんたが悪いんじゃないの!」

そういい怒るトウコをしり目に、Nはメイに視線を向けた。

N「…この子は?」

トウコ「…あんたが来るまで、この子とそのトモダチたちが戦ってくれたのよ。」

メイ「トモダチ…?」

トモダチ…。
その言い回しに違和感を覚えた。

N「…そうか…僕のトモダチを守ってくれてありがとう。」

そういいNは、メイに頭を下げた。

メイ「あ、いえ、こちらこそ…。」

そういいメイも応えるように頭を下げた。

N「…さて、今度は僕がトモダチのトモダチを守る番だ…。
どうやら話し合ってどうにかなる状況でないみたいだし、技をぶつけて引いてもらうしかないね。」

そういい岩の上から降りたNは、メイとトウコを守るかのように、一体のジャローダとともにモグリューの群れに対峙した。

トウコ「頼んだよ、N。」

そういうトウコは安心しきった表情でそういった。

メイ「え…だって、」

トウコ「まぁ見てなって。Nはね、私以上に私のポケモンを上手に使うからさ!
…と言っても今回はゴリ押しになっちゃうけどね。」

トウコはそう笑顔でメイに言った。

N「『ジャー』!リーフストーム!」

ジャローダN「ジャー!」

メイ「え!?だってさっき『リーフストーム』をうったから、攻撃力が!!」

Nのジャローダはモグリュー達の群れの中心に向かって、二度目のリーフストームを放った!
しかしそれは、メイの言ったこととは逆に、更に威力の上がったリーフストームが放たれていた!
先ほどより強力で強靭なリーフストームが、モグリュー達の群れを先ほどよりもより強く弾き飛ばした!

モグリュー「「「「モグうううううう!!!」」」」

メイ「そんな!?『リーフストーム』の威力が下がっていない!?
…いや、寧ろ上がっている!?」

トウコ「…私のジャローダの『ジャー』はね、特性が『天邪鬼』なの。
つまり、下がるのが上がって、上がるのが下がるの。だから、リーフストームで攻撃すればするほど威力が跳ね上がるのよ!」

メイ「そんな、実際にそんなジャローダがいるんですか!?」

トウコ「…まぁ、いろいろあるわけよ。今はそれより、Nと『ジャー』に任せておいて。」

そういうトウコは、少し寂しそうな表情を作ったかが、すぐにジャローダに向けた。

N「…さあどうする?モグリュー達?君たちの仲間を不意に傷つけたことは謝るよ。
…だけど、僕のトモダチをこれ以上いじめるなら、君たちがやったように、僕もトモダチも許さないよ。」

そういい、Nとジャローダはまだ残っているモグリューの群れをにらんだ。

モグリュー「モ、モグゥ…。」

モグリュー「モグ!モグ!」

モグリューたちは、倒れた仲間を引き連れ、渋々と退却していった。
そこには最初から多くのモグリュー達がいなかったかのように…、静寂だけが残った。

N「やれやれ…トウコ。少し僕が目を離すとすぐこうだ…。ほら、迷子だった『チュー』もつれてきたよ。
君はおっちょこちょいだから、もう少しトモダチを今回連れてきてもよかったんじゃないのかい?」

デンチュラ「ジュラジュラ!」

そういい、はぐれてしまったデンチュラもトウコの元に駆け寄った。
そしてデンチュラはトウコに嬉しそうに涙を流しながらすり寄った。

トウコ「う、うっさいわね!あんまりいっぱい連れてくると、どの子も疲れちゃうでしょ!
…それに『チュー』だけで行けると思ったのよ!」


そう顔をぷくぅとふくらませ明後日の方向を向いて言った。
Nはメイのほうを向き言った。



…Part2へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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