【ポケモン Beautiful World】第二十話 誰かの心の鐘は鳴る Part3

???「『グララ』!地震!…弱めにね!」

グライオン「グライオーン!」

モグリュー「モグググ!?」

モグリュー「モグググウ!?」

ホワイト「え!?」

カメックス「ガメェ!?」

大量のモグリューと戦っていたカメックスとホワイトの間に、突如ポケモンの技の『地震』が現れる。
そして声のした方を見ると、そこには一人の女性が、グライオンをつれて岩の上に立っていた。

赤い髪にプロペラをもしたかのような青いリボン。
露出度の多い青い操縦服。
青い手袋。
間違いない!フキヨセシティをまとめる、彼女の名は!

フウロ「こらモグリュー達!そこのトレーナーを虐めると、フキヨセシティのジムリーダー、このフウロが許さないよ!」

グライオン「グライオーン!」

そう!フウロさんだった!
ジムリーダーであるフウロさんが、僕たちを助けてくれているのだ!
…どうして助けてくれるかって?
そんなのは決まっている!!
フウロさんだからさ!

モグリュー「モグ…。」

モグリュー「…モグ…。」

そんなフウロさんと、そのポケモンの登場によって、モグリューたちはその場から撤退し始めた。
そして、そこには最初からモグリューなんていなかったかのように、フウロさんとホワイトとルッコが残った。

ホワイト「…もどれ、ゼニ!…。」

ルッコ「フ、フウロさん!?」

フウロ「あ、ルッコちゃん!こんなところで会うなんて奇遇だね!
そちらの男の人は?」

ルッコ「あ…えっと、
…。
…私の先輩です。」

そう、ルッコは少し遠慮しがちに言った。

フウロ「そうなの!初めまして!私の名前は『フウロ』って言います!
この洞窟を抜けた先の『フキヨセシティ』のジムリーダーをやっています!
よろしくね!」

そういい、ホワイトに向かってフウロは手を出した。
ホワイトはその手を握り返した。

ホワイト「初めまして。
ルッコの一つ上の『ホワイト』です。僕も次の街に行ったらジムチャレンジをしようと考えているんで、次の街ではよろしくお願いします。」

フウロ「へぇ!ジムチャレンジをやっていくの!?
うん!待っているから早く来てね!楽しみにしているから!
…洞窟はもうすぐ出口だから、もう一緒に外に出ちゃおうか?
洞窟から出たら、そこはもうフキヨセシティだよ!」

そういいフウロさんは道の先を指さした。

ホワイト「本当ですか?ありがとうございます!」

フウロ「それじゃあ、シュッパーツ!」

グライオン「グライオーン!」

ルッコ「…。」

そうして、三人と一匹で出口に向かって歩き出した。




グライオン「グラララ!!グラララ!!」

ホワイト「ハハハ!お前は人懐っこいな!こらこら!」

前方にルッコとフウロさん、
そしてその少し後ろを歩くようにホワイトとグライオンは歩いていた。
…再びモグリューみたいに、多くのポケモンが襲ってきても対処できるようにと判断しての上だ。
しかし、このグライオン、偉く人懐っこかった。

グライオン「グラララ!!」

ゾロア『おい、ホワイト』

グライオン「グラララララ!」

ホワイト「ハハハハハハ!!」

グライオンがとても楽しそうにじゃれてきているので、自分のボールのゾロアが話しかけているのに、気が付かなかった。

ゾロア『おいホワイト!』

等々気が付かないことに腹を立てたゾロアは自らボールから出てきてその道を塞ぐように立ちはだかった。

ホワイト「うわ!ゾロア!どうしたんだよ!?急に出てきて!?」

ゾロア『ずっとボールの中でお前の行動を見ていたぞ!
…まぁ、お前らしくもなかったような、お前らしかったような…。流されなかったのはよかったというべきか…。』

ホワイト「…うん。僕、わかったんだよ。ゾロア。
告白されて。」

ゾロア『…?何がだぞ?』

そこで一呼吸おき、ホワイトはゾロアを抱き上げて話しかけた。

ホワイト「…人を好きになるって、こんなに世界や、自分が変われるんだって。
皮肉にも、後輩だったルッコ自身に教えてもらったんだってさ。
…きっとルッコのライブキャスターを僕が拾ったのも、偶然じゃない。
ルッコ自身が、ぼくに思いを伝えるために考えた彼女なりの苦肉の策だったんだと思う。
何かきっかけを作りたかったんだと思う。
…そんな彼女の自分の心に嘘をつかない行動と言葉だったからこそ、僕の心に嘘を付かないで、きちんということができたんだと思うんだ。」

…ゾロアは、最後まで黙って聞いていてくれた。
そしてそのあと話した。

ゾロア『…で、結局この後どうするんだぞ?』

ホワイト「…メイにちゃんと謝った後、ちゃんと告白して、思いを伝えるよ。
ルッコが僕にしたことを、僕はメイにしないといけないんだ。
それが僕のやることなんだ。
…やらないと、いけない事なんだ。
でないと、ルッコの思いを踏みにじった意味がなくなる。」

ゾロアは再び黙り、そしてホワイトの目を見た。

ゾロア『…まぁ、それでいいんじゃないかだぞ。
…それで、聞いてほしんだがホワイト。さっき、フウロさんがいたぞな?
それに関して一つお願いが…』

グライオン「グララララ!!」

その時ずっと黙っていたグライオンが急にゾロアによりだし、存分になめまわした。

ゾロア『わ!やめるぞ!グララちゃん!おいらのこと、そんなになめないでくれだぞ!』

ホワイト「え?!この子女の子だったの!?」

ゾロア『とにかく!おいらのお願いを聞いてくれ!前にいるフウロさんのことだぞ!
結構大事な話なんだぞ!…って、なめるなぞ!グララちゃん!そんなにおいらに『ブラック』のにおいがするかぞ!?』

グララ「グラララ!グラララ!」

ホワイト「…あ、バターケーキ…。」

ゾロア『…ん?どうした?ホワイト?』

ホワイト「いや…何でもない。」

ふと思い出したことを頭から振り払い、ホワイトとグライオンとゾロアは前を歩いている二人と距離を保ちながら歩き続けた。




フウロ「…ルッコちゃんルッコちゃん。」

ルッコ「…はい?」

歩いているルッコにフウロは話しかけた。

フウロ「先輩って言ったけど、ルッコちゃんがそこまでの行動とるってことは、あの人のこと好きなんじゃないの?」

そういうと、ルッコは歩みを緩め、フウロさんの横で話した。

ルッコ「…実は、さっきホワイトさんに『昔から好きでした』って告白したんですけど…振られちゃいました。」

フウロ「あ…、ごめんね。そんなつもりじゃなかったんだ…。」

ルッコ「いいんですよ。…今になってですけど、一人の辛さが、恋の満たされない辛さが分かった気がします。」

そうルッコは寂しそうに言った。

フウロ「そんなことないよ!…そこまで思えた人に出会えたことは、絶対に財産だもん!
…今は辛いかもしれないけど、乗り越えた先の未来には、また新しい幸せがあるよ!」

ルッコ「…ありがとうございます。よおし!私もまた頑張るぞ!」

フウロさんにそこまで話してしまうと、少し気分が軽くなった。
…いや、昔から色々とお互いのことを話しているフウロさんだからこそ、こんなことをさらっと言うことができたのかもしれない…。
腹の底から何とか空元気を絞り出し、気合を入れた。

フウロ「フフ、その意気だよ。ルッコちゃん。」

…それに一つ、昔フウロさんと話したとあるポケモンのことも頭の中にあった。
私の推測が間違いでなければ、あのポケモンは、間違いなく…!



…Part4へ続く
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テーマ : ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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