【ポケモン Beautiful World】第二十話 誰かの心の鐘は鳴る Part5

タワー・オブ・ヘブン。
冬の到来を感じさせる冷たい風が吹き荒れていた。
その最上階の鐘のあるフロアに、メイとホワイトは一緒に並んでいた。
そこから階段を上がってフウロさんが上がってきて、役者は全て揃った。
メイ「…フウロさん。すいません。こんなところまで呼び出してしまって。」

フウロ「いいんだよ!別に!ジムチャレンジとは別の用事があるんでしょ?」

ホワイト「はい、そうなんです。」

そういうホワイトと、メイをフウロさんはしげしげと見つめた後、にやっとした顔で言った。

フウロ「ふーん!そういうことか!
お似合いだね!お二人とも!
この雰囲気だけで、ルッコちゃんが妬くのもなんだかわかるなぁ!」

そういうフウロさんはとても楽しそうに笑っていた。
…そんなフウロさんに、この話を切り出すのは少し辛いが、メイは口を開いた。

メイ「…フウロさん、あなたには、『ブラック』さんという最愛の恋人がいた。
そして…今はその人は行方不明になっている…ですよね。」

その言葉で、フウロさんの笑顔は少し曇り、声も落ち着いた。

フウロ「…うん。そうだよ。私の大切な人。
…私の世界を、空を広げてくれた人だよ。」

そういい、フウロさんは空を見上げた。
そこには、少し曇った空が広がっていた。
そのことに、フウロさんは少し残念そうな顔を浮かべた。

ホワイト「…今でもフウロさんは、『ブラック』さんを愛していますか?」

そう質問した。
その質問に、フウロさんは間をおかずすぐに答えた。

フウロ「うん。
愛している。誰よりも。
だから、諦めない。絶対ブラックを見つける。
ブラックは、絶対生きている。
だから絶対、見つける。」

…その言葉を聞いて、安心した。
これでちゃんと言っても大丈夫だと、確信が持てた。

メイ「…よかった。ブラックさんは幸せ者ですね。
こんな素敵な人に愛してもらって…。
ホワイト。」

ホワイト「その言葉を聞いて、安心しました。
だからこそ、この子を、今あなたに返します。
僕が旅の途中で見つけた子です。」

フウロ「へ?」

そういい、ホワイトは一つのモンスターボールを取り出して宙に投げた。

ホワイト「出ておいで!『コルル』!!」

…そこから、一体のコアルヒーが現れた。

コアルヒー「クパァ!!」

フウロ「あ…、」

そのコアルヒーをフウロさんが見たとき、反応が変わった。
…もちろん、コアルヒーも。

コアルヒー「!!?
クパァ!クパア!!」

コアルヒーは、フウロさんを見るや否や、駈け出した。

フウロ「…コルル?
コルル!!
コルル!!」

フウロさんはコアルヒーを抱き上げ、それはもう、撫でまわし、抱きしめた。

コアルヒー「クパァ!クパァ!!」

フウロ「よかったぁ…コルルが、コルルが無事で!!
良かったぁ!」

コアルヒー「クパァ!クパァ!」

メイ「…。」
ホワイト「…。」

コアルヒー「クパア!」

フウロ「へ?何?私に渡したいもの?」

そういい、コアルヒーは自分の羽を漁りだした。
…そしてそこから一つ、光り輝くものを取り出した。
…それは、ぴかぴかに、本当に手入れされた、『ジェットバッジ』だった。
コアルヒーは、それをフウロさんに差し出した。

コアルヒー「クパァ!」

フウロ「…。
…ブラック。
ブラックゥ!うわあああああああああああん!!!」

フウロさんは泣き出した。
そのバッジがここにある意味、それがコアルヒーが渡してくれた意味を考え、泣き出した。
それはだれが流す涙よりも、重く、悲しいものだった。

????「よんだかい?フウロさん?」

フウロ「…へ?」



…Part6へ続く
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しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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