【遊戯王ZEXAL CN5】新たな戦いの始まり!小夜と六子との出会い! Part2 【第一話】

鉄男「おせーじゃねーか二人とも!…ん?」

委員長「とどのつまり、遅刻ですよ!…え?」

徳之助「どこで道くさくってきたウラ?…ウラ?」

キャット「遅いじゃにゃいの!…キャット?」

鉄男「その子はだれだ?」
委員長「その子はだれです?」
徳之助「その子はだれウラか?」
キャット「その子はだれにゃの?」


学校に先についていた4人は、真新しいお客に驚き、声を合わせて言った。

小夜「うわー!ことりおねーちゃん!ともだちいっぱいいるね!」

小夜は4人をみてとても嬉しそうにそう言った。

小鳥「みんな私の大事な友達よ!
彼が鉄男君、
彼が委員長の轟君、
彼が徳之助君、
彼女がキャットちゃん。」

小夜「えっと…、『てつおおにーちゃん』と、
『いいんちょおにーちゃん』と、
『とくのすけおにーちゃん』と、
『きゃっとおねーちゃん』だね。
わたしは、『さよ』。『間藤小夜』っていいます!
よろしくおねがいします!」

小夜は一人一人の顔と名前を一致させるように見回した後、丁寧なお辞儀をした。

小鳥「小夜ちゃん『バードパーク』に行きたかったみたいなんだけど、道に迷っちゃったみたいで。それでちょっと遅れちゃったの。ごめんね。
だからみんなにお願いなんだけど、これから一緒にバードパークに行かない?
小夜ちゃん一人で行かせるなんて、危ないと思うし。」

小鳥が皆の顔色をうかがいながら、申し訳なさそうに提案したが、誰一人いやな顔はしていなかった。

鉄男「なんだ、そういうことならな、」

委員長「トドのつまり、問題ないです!」

徳之助「寧ろ大歓迎ウラ!」

キャット「バードパークなんて爪が…いや、胸がときめく場所じゃにゃいの!」

4人は心からその誘いを受け入れてくれた。

小夜「ゆーま、ゆーまもこのひとたちとともだち?」

遊馬「お、ま、まぁな…。」

徳之助「あれ~?遊馬だけ『お兄ちゃん』が付いていないウラww」

遊馬が歯切れの悪い返事をすると、感づいた徳之助にそう言われた。

遊馬「う、うるせえ!人の呼び方なんてそれぞれだろ!」

キャット「そうよ、呼び方なんてそれぞれよ遊馬。」

遊馬「だ!だよなぁ!ありがとう!キャットちゃん、ありがとう!」

キャット「キャット!遊馬に褒められちゃった☆」

小鳥「む、さぁ、みんなでバードパークに行きましょう!」

キャットちゃんの言動に少し顔をしかめるものの、すぐに気を取り直し小鳥は言った。

一同「「「「「「「おー!」」」」」」」

こうして一同は学校からハートランドシティ郊外のバードパークに向かった。



…バードパーク。
大型野球場ぐらいならすっぽり入ってしまいそうな規模のそれは、自然に満ち溢れていた。
天井はガラスで囲まれ、多くの草花があった。
多くの種類の鳥がその中で放し飼いにされ、鳥を見る目的以外にも、自然にあふれた憩いの場として活用できるようになっていた。
…昼寝をする人、ウォーキングをする人、子供を連れて遊ぶ親子など、パーク内は活気にあふれていた!

遊馬「うわー!すげぇ!自然がいっぱいあるなぁ!」

アストラル『…不思議だ…。まるで森ごと鳥かごの中に入れてしまったようだ…。』

小夜「わぁ!!ついたぁ!ありがとうことりおねーちゃん!」

小夜はとてもうれしそうに小鳥のほうを向き言った。

小鳥「どういたしまして!
…所で、ここで小夜ちゃんは何をするの?」

小夜「お兄さんをまつの!」

小鳥「へぇ!小夜ちゃん、お兄さんいるんだ!」

小夜「うん!けんさきお兄さんっていう、とってもやさしいお兄さんがいるんだ!
だけど小夜、お兄さんがいないとき、ひとりのときがおおいからさみしいんだ…。
きょうもお兄さんがおしごとおわったら、ここにきてくれるっていってくれたんだけど、おわるのゆうがたなんだ…。
けど、だいじょうぶだよ!なれてるし、おひるごはんかうおかねももっているし。
だいじょうぶだよ!」

そうはいうが、小夜の表情は先ほどまでのものと比べて明るさがなくなっていた。
いくらバードパークに色々あるといっても、まだお昼にもなっていないのに
こんなに幼い少女が、夕方まで一人でこの場所で待ち続ける、なんてことがあっていいのだろうか?
そう考えると、皆の胸は少し苦しくなった。

鉄男「…それは…。」

委員長「トドのつまり、可哀想です。」

徳之助「きっとこの子も、俺みたいに一人家で遊んでいたんだウラ…。」

キャット「女の子が家で一人なんて…。」

…そんなことは絶対によくない。
そう思い、遊馬は明るい声で宣言した。

遊馬「よおし!じゃあ今日は小夜の兄さんが来るまで、俺たちで一緒にここで遊んであげようぜ!」

小鳥「うん!そうしましょう!今日はみんなでたべるお弁当も用意していたし!」

鉄男「そうと決まれば、色々見て回ろうぜ!」

徳之助「ここはトリだけでなく、他の動物もいっぱいいるから遊べるウラ!」

キャット「キャット!みんなで遊びましょう!」

委員長「トドのつまり、そうと決まれば早速行きましょう!まずは小夜ちゃん、どこから見て回りたいですか?」

そういい皆が小夜をみて笑いかけ、言葉をかけた。
それを受けて、小夜の曇った表情はパァっとはれ、笑顔になった。

小夜「おにーちゃん、おねーちゃん、ゆーま、ありがとう!」



小鳥「さあ小夜ちゃん、いっぱい召し上がれ!」

バードパークの中にある休憩用のテーブルの上には、小鳥たちが持ち寄った沢山のお弁当が花を咲かせていた。
小夜はそれを見渡し、目を輝かせ、身を乗り出していた。

徳之助「そこの売店からもいろいろ買ってきたから、お腹いっぱい食べれるウラ!」

そういい徳之助は自分が買ってきた売店のパンやジュース、お菓子などを小夜に進めた。

キャット「好きなもの選んで食べてにぇ。」

キャットちゃんの前には綺麗に並んだサンドイッチ、ハンバーグなどなどが置かれていた。

小夜「えーと、えーと…。」

小夜はどれもおいしそうで、どれも食べたくて、決めることができない。
その姿はとてもかわいく、とても微笑ましいものだった。
そんな小夜が一番最初に指をさした料理は意外なものだった。

小夜「…ゆーまの、あれ、なに?」

委員長「…トドのつまり、それを一番に選ぶとは…。」

小夜が指さしたのは、遊馬が朝オボミからもらった笹葉で包んだおにぎり、『デュエル飯』だった。

遊馬「…ん?これは『デュエル飯』だけど?」

小夜「…『でゅえるめし』?
ゆーま、小夜、それがたべてみたい!もらってもいい?」

そういい、遊馬の隣に座る小夜は目を輝かせて言った。
まるでおにぎりを初めて見るご馳走みたいな反応だった。
そんな反応を見ると遊馬もなんだかうれしくなった。

遊馬「ああ!いいぜ!ほら、一個やるよ!」

そういい、遊馬はデュエル飯を一つ取り、小夜の手に渡した。

小夜「ありがとう!ゆーま!
…わぁ!しろくて、おおきくて、ちょっとねばねばしている!」

小鳥「小夜ちゃん、お米を食べたことないの?」

小夜の隣に座る小鳥は思わずそう聞いた。

小夜「?
…『おこめ』ってなーに?」

徳之助「それは…意外ウラ!」

委員長「トドのつまり、お米を食べたことがないのは、珍しいです…。」

みんなが驚いているのを気にせず、小夜はきょとんとした表情で遊馬のほうを向き尋ねた。

小夜「…どうやってたべるの?ゆーま?」

遊馬「いいか小夜!こうやって!ハムッ!」

そういうと遊馬は自分のデュエル飯を一つもち、勢いよくかぶりついた!

小夜「!!」

それがあまりに意外だったのか、小夜は目を真ん丸にして遊馬を凝視した。

遊馬「ほうやって、ふぁぶりついて食べればいいだぜ!」

小鳥「こら!食べながらしゃべるなんて行儀悪い!」

遊馬「いいじゃねぇふぁよ!」

小夜「…ハム!」

小夜は自分の小さな両手に握られた大きなデュエル飯を、遊馬の真似をして大きくかぶりついた!

小夜「モグモグ…ふぉうやって!ふぉうやって!」

たべる動作まで完全に遊馬の真似をしているのをみて、小鳥や遊馬、そしてみんなが注目した。

小夜「おいしぃね!『でゅえるめひ』!とってもおいふぃい!」

そして、今日見た中で一番の笑顔でそう言った。

小鳥「フフフ。」

みんな「「「「「「ハハハハハハハ!!!」」」」」」

なんでみんなが笑っているかわからない小夜は一人ぽかんとした顔で辺りを見回した。
しかし、遊馬も小鳥も、そしてアストラルまでも笑って小夜を見守っていた。

小鳥「ほら遊馬、小夜ちゃん真似しちゃったじゃない、フフ。」

遊馬「なぁ!うめーだろ『デュエル飯』!
…ほら、もう一個やるよ!」

そういい、遊馬は小夜にデュエル飯をもう一つ渡そうとした、
がなぜかそれをアストラルが制止した。

アストラル『!?
ゆ、遊馬!それでは、我々の『デュエル飯』が、君の手に持っているだけになってしまうじゃないか!?』

遊馬「いいんだよ!その代り小鳥のから揚げとか他のを食べるからさ!」

アストラル『し、しかし遊馬、』

遊馬「大丈夫だって!お前だってまた別の機会に食えるから今はこの子に譲ろうぜ!
ほら!」

ゼアルで合体してデュエル飯を食べて以来、やたらとデュエル飯に拘るようになってしまったアストラルを無視し、遊馬は今度こそ小夜の手にデュエル飯を渡した。
渡してもらった小夜は、嬉しそうに、笑顔で言った。

小夜「ありがとう!ゆーま!」

こうして、楽しいお昼ご飯の時間は過ぎて行った…。



小夜「ゆーま!ゆーま!」

お昼が終わりみんなで散歩をしている中、小夜は遊馬の周りをくるくる歩き、そう言った。

遊馬「おう!どうした、小夜?」

小夜「また『デュエルめし』たべさせてね!」

遊馬「おう!いくらでも持ってきてやるぜ!」

小鳥「二人ともすごく仲良くなったのね!」

遊馬「おお!小夜は俺の大事な友達だ!」

小夜「うん!ともだち!
でも、ことりおねーちゃんのほうが、もっとともだち!
ゆーまは、そのつぎ。」

そういい小夜は遊馬に楽しそうに笑いかけた。

遊馬「な!?なんだよ…おれ二番目かよ…。」

小鳥「あははは~。ドンマイ遊馬。」

小夜「ことりおねーちゃん!」

そういい、小夜は小鳥のほうに歩き出し言った。

小鳥「?
どうしたの?小夜ちゃん?」

小夜「わたし、わたしね!
『しあわせのあおいとり』にいちどでいいからちゃんとあってみたいんだけど、
このバードパークにいるかな?」

そう小夜は、目を輝かせながら言った。
…小さな子がいきなり脈絡もなく別の話題を持ちかけてくることはよくある。
大事なのは、それを真っ向から否定するのではなく、肯定しながらも話をゆるく続けることだ。
小鳥はちょっと戸惑いながら言葉を選んでいった。

小鳥「幸せの、青い鳥…。えーとね、そうね…。
青い鳥ならいっぱいいるわよ。」

小夜「小夜ね、『しあわせのあおいとり』とあって、
そしていっしょにともだちになってあそびたいんだー!
…いつもたまに、みるんだけど、でもきがつくといなくなってるんだ。
だから、けんさきお兄さんにどこにいるかわかるってきいたら、
『バードパーク』ならいるかもしれないっていわれてるんだけど…。」
ちかくにいるとりさんたちとはなしをしてみても、そんな鳥はここにはいないっていわれちゃうし…。」

小鳥「ええ!?小夜ちゃん、鳥と話せるの!?」

小夜「?
うん?ことりおねーちゃんと、ゆーまと、アストラルははなせないの?」

この子は、それが当たり前かのようにそう言った。
…この年の子供がそういうことを言うことはよくある。
…だけど、彼女の場合、アストラルが見えている。
そのことが三人に何か別の予感をさせた。

遊馬「あ、あぁ。」

アストラル『…ますますこの子は普通の子ではないことになるな…遊馬。』

遊馬「ああ…小夜は一体何者なんだ?」

…三人が緊張しているのをよそに、小夜は残念そうな表情になり言った。

小夜「…あおいとりと、ともだちになりたかったなぁ…。」

そういい、小夜はちょっと寂しそうにそっぽを向いて歩き出した。
その姿を見て、遊馬は言った。

遊馬「よおし!じゃあ一緒にその『幸せの青い鳥』を探そうぜ!小夜!」

その言葉に、小夜は驚きながらも遊馬に駆け寄り尋ねた。

小夜「え!?
ゆーま、いっしょにさがしてくれるの?」

遊馬「当たり前だろ!俺たち友達なんだからさ!そうだろ!小鳥!アストラル!」

小鳥「え、
ええ!一緒に探しましょう!小夜ちゃん!」

アストラル『…私は遊馬に従おう。』

小鳥は一瞬戸惑ったがそういい、アストラルは目を閉じ腕を組みそう言った。
…考えてみれば、小夜の言うことが本当であろうとなかろうと、それに付き合うことは悪いことじゃない。
寧ろ彼女との楽しい思いでができていいことだ。
…そう心から思うことができた。

小夜「ありがとう!ことりおねーちゃん!アストラルおにーちゃん!ゆーま!」

遊馬「だーかーら!なんで俺だけ呼び捨てなんだよ!!」



…青い鳥を探し出してから4時間以上は経過していた。
バードパークの隅から隅まで回ったが、青い鳥らしきものは見つけたが、その度小夜は
『このとりじゃない』
のひとことで終わり見つからず日も暮れた。
どうやら今日は見つけられなそうだ。
それだけ動き回ったにもかかわらず、小夜はまだ元気にみんなの先頭を歩き青い鳥を探し周りを見渡していた。

小夜「『しあわせのあおいとり』~。『しあわせのあおいとり』~。
うーん…いないねぇ…。」

キャット「キャット…。」

徳之助「…疲れたウラ。」

鉄男「はぁ…はぁ…はぁ。」

委員長「トドのつまり、もう何周も回ったです。」

この年の子供の体力は、そこなしだったことを、今思い知らされた。
すでにナンバーズクラブの仲間たちのほうが、音をあげていた。

小鳥「だいぶ探したんだけどね…ちょっと休憩しましょう。」

そう小鳥が言ったときだった。
自分たちがあるっている道の後ろの方から、声が聞こえた。

??「小夜。」

その声をきいて小夜はすぐに振り向き、目を輝かせながら走り出し言った。

小夜「けんさきお兄さん!」



…Part3に続く
スポンサーサイト

テーマ : 遊戯王
ジャンル : ゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR