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【遊戯王ZEXAL CN5】穢された兄妹の絆…。 操られた青い鳥の奇跡 Part4 【第四話】

剣裂「…ここは…?
…これは、動けない!?」

剣裂は目覚めた。そこは、暗雲が立ち込め、赤い空気に支配されていた。
剣裂の両腕は鎖で縛られ真横に固定されていた。
足は膝をついて、そこにも鎖で縛られていた。
動きたくても動けず、自分の体の全貌を理解するのには、時間がかかった。
????「やっとお目覚めか…随分と疲れていたみてぇだな!」

その声とともに、剣裂の前に赤い悪魔が飛来し、嘲笑をした。

剣裂「ここはどこです!?そしてなぜ、私は鎖で縛られているんです!?」

剣裂は、悲痛な叫び声とともに赤い悪魔に尋ねた。

????「わかんねぇのかよ!?お仕置きだよお仕置き!
てめぇらがぬるいことばっかりやっているから、俺が本当のやり方ってもんを教えてやるんだよ!」

剣裂「…本当のやり方…ですと!?
…これは!?」

剣裂の目の先に、突然映像が映された。
それは、ハートランドシティ上空の映像だった。天候が悪くなりだしている中を飛行しているようだった。
…おそらく、考えたくないが、小夜が操られ、それが空を飛翔し見ている風景が映し出されているのだろう…。
その映像を背に赤い悪魔は品のない笑い声とともに説明した。

????「ああ!何簡単さ!この街を、至る所ぶっ壊して遊馬をおびき出して、そのままデュエルで倒してNo.を全部奪う!」

剣裂「な!?街を壊す!?そんなことをする必要はないのでは!?」

????「てめぇらの生ぬるいやり方見て、むしゃくしゃしていたんだ!
丁度いいじゃねぇか!
お前は、公園の砂の城を楽しそうに作っていたら、ぶっ壊しにいかないのか?
そう言うものだろう!」

剣裂「な…!?」

剣裂は、気づいていた。この赤い悪魔は、私たちと、全く異なる価値観を持っている。
それが今、一番恐れていた形で、街を襲おうとしていた!
映像は上空ではなく、街のほうに向いた。そしてその目的地は、
…バードパークだった。

????「手始めに、あそこからぶっ壊してやんよ!てめぇらがよくつるんでいたあの、バードパークって場所をよ!
ヒャハハハハハハハハ!!!」

剣裂「やめろ…やめてくれぇええええええええ!!!」


そこは…一番壊して、消えてほしくない場所!
それを、あの子自身の手で壊させるなんて、やめてくれぇ!

????「やめねぇよ!さぁ行くぜ!やっぱり人の体を乗っ取ると気分が良いぜ!
ヒャハハハハハハハハ!!」

そういい赤い悪魔は下品な笑い声で楽しそうに言った!
そのまま赤い悪魔はその空間から姿をけし、一人残された剣裂は、何もできずその映像を、…これから起きる惨劇を見せつけられた。




既に待ち合わせ場所には、六子、バーナァー、そして小鳥が揃っていた。
…がその顔はよい顔はしておらず、まるで今の空様子のようだった。
遊馬はアストラルとともに、そこに息を切らしながら駆け寄った。

小鳥「遊馬!遅い!」

遊馬「悪い!」

六子「集まってくださって、ありがとうございますわ!」

バーナァー「なんであそこで寝ちゃったんだろう…申し訳ない…。」

バーナァーは自分を責めながら苦虫を噛み潰したような顔をし、そんなことを言いながら頭を掻いていた。
それを六子が一括した。

六子「今更そんなこと言っても始まりませんわ!
とにかく!二人を探すことが先決ですわ!遊馬…、どこか心当たりのある場所ありませんか!?」

遊馬「そう言われてもなぁ…。そもそも、剣裂って人は、俺全く知らないし…。」

小鳥「バードパークはどう?」

バーナァー「それが、そこにはいなかったんだよ…。
何かあったら連絡をもらえるように、頼んではおいたんだけどね…。」

遊馬「昨日会った『蕪木』はどうなんだ?ここにいないけど、聞けば何かわかるんじゃないか?」

六子「蕪木さんは、私とバーナァーさんとは別行動で剣裂さんと小夜ちゃんを捜索していますわ…。」

バーナァー「とりあえず、わたし達だけで心当たりのある場所は全て探した。
…だが、何も手がかりがないんだ…。」

六子「…雲行きも怪しくなってきましたね…。」

…状況は芳しくなかった。誰も小夜と剣裂の場所はわからず、探したがどこにもいなかった。
…空ももうすぐ雨や雷が降りそうな天気模様で、本当よいことを見つけるのが難しかった。
…その時、小鳥が近くのビルの屋上を指さし、叫んだ。

小鳥「…!みんな!あれを見て!!」

バーナァー「…!」

六子「…あれは…、そんな!」

遊馬「…小夜!?」

小鳥が指さした先には、…小夜がいた。
5階建ぐらいの高さの屋上の隅に、彼女は虚ろな目で立ちつくしていた。
何故か漆黒のドレスを着ていた。
地上に立っていても、風が強いのを感じるぐらいなのに、あんな場所に立ちつくしているのは、危険すぎる!
遊馬達は、見つけたことの嬉しさよりも、小夜の危険な状況に慌てた。

小鳥「小夜ちゃん!そんな危ない所で立っていないで!」

六子「小夜ちゃん!今迎えに行くから動いちゃだめですよ!」

バーナァー「小夜ちゃん!そこを動かないでね!ちょっと待っててね!すぐ行くから!」

そう言うと、バーナァーは走り出し、そのビルの入り口に向かった。
しかし、みんなの叫び声に気付いたのか、小夜はこちらを虚ろな目のまま見た。
そして、遊馬、六子、小鳥、アストラルと一通り目を向けた。
…そのあと、今迄見たことがない不気味な笑顔を作り、唐突に、そこから飛び降りた。

小鳥&六子「「キャア!!」」

バーナァー「!!?」

バーナァーはそれを見るや否や、すぐにその落下地点辺りまで走る!
が間に合わない!
小夜の体は、物凄い勢いで地面に向け落下する!
誰もそれを止めることはできなかった!

が、その時だった。
小夜の体から、青い、…いや、蒼黒い鳥の羽に悪魔の羽を混ぜたような巨大な羽が急に生え現れ、その羽をはばたかせた!
そして地面すれすれの所を滑空し、バーナァーの横をすり抜け、そこから浮上し空へと、漆黒の空へと飛翔していった!
…笑い声とともに。

小夜?『アハハハハハハハ!!!アハハアハハハハハ!!!』

小鳥「…。」

六子「…。」

バーナァー「…。」

…そこまで、一瞬の出来事だった。誰もが言葉にすることができず、その一瞬で起きたことに頭がついていかず、小夜…?が飛んで行った空の方角を凝視して固まっていた。

遊馬「みんな!おうぞ!」

小鳥「!!
え、ええ!!」

六子「は、はい!」

バーナァー「…あ!あぁそうだね!みんな、乗って!追っかけるよ!!」

遊馬の一言にはっと気づいたみんなは、バーナァーの乗っている真っ赤なオープンカーに乗り込み、小夜?を追跡することにした!
…これが、始まりだった。




オービタル「大変であります!カイト様!!」

目覚めすでにいつもの格好に着替え終わっているカイトの前に、オービタルは慌ただしく現れ言った。

カイト「どうしたオービタル!朝から騒がしいぞ。」

オービタル「…それが、今ハートランドシティとその郊外で、非常事態が起きておりまして…。」

カイト「何?」

そう言うと、オービタルの目が光りそこからハートランドシティの様子が映された。
…そこには、暗雲で立ち込めたハートランドシティにいくつもの雷が落ちる様子だった!
そして、雷が落ちる先を、一人の少女らしき人物が先導して飛んでいるように見えた。

オービタル「青黒い翼をはやした少女が空を飛び、雷を落としながら飛び回っております!
被害が広がる一方です!…そしてその少女から…No.の反応があります…。」

カイト「なんだと!?
…行くぞオービタル!」

カイト「カシコマリ!!」

カイトはオービタルを背中につけ、自分も雷落ちるハートランドシティに飛び立った!
その少女を止め、No.を奪い、これ以上被害を増やさないため!




凌牙「…たく、遊馬が言っていた女の子、一行に手がかりがつかめねぇ。
…小夜ちゃんか…。」

シャークは自分のバイクに乗り、ハートランドシティを探索していた。
…遊馬に頼まれた、『小夜を探し出す』という頼みを叶えるため。
しかし、どこを走っても、一向に小夜は見つからなかった。
それどころか、雲行きはドンドン悪くなり、そこらじゅうで雷まで落ちるありさまだった。
もう少しだけ探したら、一旦遊馬に連絡を入れて再び行動を考えようと思ったその時だった。

凌牙「ん?」

雷の落ち方が、不自然なのにそこで気づいた。
まるで自分にその雷が向かってきているようだった。
そしてよく見ると、その雷を先導するように少女が飛行している?…ように見えた。
…いや、確かに少女が先導して空を飛び、雷を誘導していた。
黒いドレスを着て、蒼黒い不気味な大きな羽を生やした少女が、狂気の笑い声をあげながら両手を大きく広げ、クルクル回るようにこちらに飛んできていた!

小夜?『アハハハハハハ!!アハ!!アハアハハハハ!!』

そして、シャークはその少女の風貌に、どこか見覚えがあった。
確かに服装や表情は違うがあれは…!

凌牙「…あの女の子、…もしかして…!」

遊馬の探している、小夜だろう!
自分自身も海で会っているからそう言えた。
…しかし、面影はあっても海であったと気はまるで別人だった…。
一体何があったのか?どうしてこうなったのか?
…わからないことは多いが、自分に今できる事は、追いかけ小夜を止める事だった!

凌牙「…待ってろ!」

凌牙はバイクに乗り、その少女の元に行くため走り出した!
とにかく、彼女を止めないといけない!その思いを持ち彼は暗雲の空の下駆け抜けた。




遊馬達は、バーナァーの運転する外国製の赤いオープンカーに乗っていた!
後ろの座席には、六子、遊馬、小鳥が座りみんなで不安そうな顔をしながら雷を先導する小夜を見ていた。

遊馬「小夜はまだ見失っていないよな!!」

小鳥「ええ!この先にあるのは…。」

六子「…バードパーク…。」

バーナァー「…。」

追いかけている小夜が一番最初にむかった場所は、…バードパークだった。



小鳥「そんな、…これって…!」

遊馬達は、バードパークの入口についた。…しかしそこには悲惨な現状しかなかった…。
入口の門は破壊され、周りに建てられた看板も砕け、所々地面に落雷が落ち焼け焦げた跡があった。
そこに来た一同皆が、言葉を失うほどのものだった。

バーナァー「…中に入ろう。」

バーナァーの一言をきっかけに、皆言葉を交わさずその足でバードパークの中に入った。
…中は、入口以上にひどかった。
木々は倒れ、所々火の手が上がっていたが、丁度雷雲から降ってきた雨のおかげで、大きな火災になることはなかった。
…そもそも全部が特殊耐久ガラスに覆われたこの中に、ガラスを開いていない状態で雨が入るほど壊されていた。
鳥は空へと逃げ出していた。お花畑も雷で滅茶苦茶になっていた。
…そして、遊馬達がよく食事をとった休息所も、同じだった…。

小鳥「…酷い…!」

六子「うう…うう…。」

小鳥「六子ちゃん!…。」

あまりの惨状に、六子はその場に膝から倒れこみ、顔を下に向け涙を零した。
小鳥はそんな六子に寄り添い、背中を優しく撫でた。
…遊馬とバーナァーは並び立ち、その様子を悲しい目で見ていた。

遊馬「…。」

バーナァー「…。」

アストラル『…。』

六子「ひっく…、ひっく。」

六子の鳴き声が、悲しく周りに響いた。
そんな様子を見て、遊馬の心からやっと言葉が一つ出てきた。

遊馬「…どうしてこんなことに…。」

そんな遊馬や周りの様子を見てアストラルは冷静に答えた。

アストラル『…これは、No.のせいではない。遊馬。』

遊馬「ええ!?どうしてそんなこと言えるんだよ!?
だって!?人を豹変させるのがNo.だってお前言ってたじゃないか!!」

遊馬の強めの言葉に対して、アストラルは冷静に答えた。

アストラル『…確かに、小夜が空を飛んだりしていたのはNo.の力だろう。
…が、この落雷による破壊は、No.のものではない。
もっと別の、異質な力を感じる。おそらくは…。』

そこでアストラルは口を閉じ、言葉を濁した。

遊馬「じゃあなんだ?小夜はNoじゃなくて、別の何かに操られてこんなことをしているってことか!?」

アストラル『…その可能性は高い…。そもそもNo.は人の心の負の感情を増幅させそれを力として解放するところがある。
だが、小夜にはその負の部分がほぼない。つまり、No.の力の暴走の可能性は限りなく0ということだ。』

遊馬「なんだ?じゃあ、小夜は一体何に操られているっていうんだよ!?」

バーナァー「…バリアンだ。」

その時、隣に立つバーナァーが静かに、しかし確実に遊馬に聞こえるように言った。

遊馬「え?今、なんて!?」

バーナァー「小夜ちゃんは、今、バリアンに操られている。」

何かの冗談かと思ったが、バーナァーの表情は真剣そのもので、とても冗談を言っているようには見えなかった。

遊馬「そんな!なんでここでバリアンが出てくるんだよ!」

バーナァー「遊馬君、詳しい説明は後だ!
今は小夜ちゃんと剣裂君を探すことが先決だ。行くぞ!」

そういい、バーナァーは皆を何とか引き連れ、バードパークを出た。
オープンカーの屋根を起動させ、雨雷の中小夜が飛び去った方向に走り出した!




…Part5に続く
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テーマ : 遊戯王
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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