【遊戯王ZEXAL CN5】覚悟の剣!照来する希望を輝きに変える使者! Part3 【第五話】

遊馬「剣裂!」

バードパークに来た遊馬は、とうとう剣裂の目の前に現れた!
そこは、バードパーク内の大きな広場だった。
剣裂は自分の白衣をたなびかせ、遊馬に冷たい視線を当てていた。
…その近くには、バリアンと、宙に浮き眠って、その周りを黄金の剣で守られている小夜の姿もあった…。
剣裂は驚いたように遊馬に言った。

剣裂「…遊馬か、思ったより早くこの場所にたどり着いたのだな。」

遊馬「バーナァーがこの場所を教えてくれたんだ!」

剣裂「バーナァーさんが…。
…だが、私は止められない!
君が何をしようと、私は街の人たちから力を奪い、そして君からも力を奪う!
そして君からNo.を奪う!
バリアン様に小夜を治してもらうために!」

遊馬「聞いてくれ剣裂!俺はお前と戦うつもりなんてないんだ!
俺のNo.をお前に渡すことはできないけど、このNo.の力を使えば、何とかなるかもしれない!
それに、お前には見えないだろうが、アストラルっていう仲間が俺に入る!
それにお前には、六子、バーナァー、蕪木っていう仲間がいる!
それがみんな力を合わせれば、小夜の病気だって治せるかもしれないんだ!!」

剣裂は、遊馬の言葉一つ一つを歯ぎしりするように怖い顔で噛みしめ、話が終わると同時に一喝した!

剣裂「そんなものはない!!」

遊馬「そんなの、やってみなくちゃわかんねぇじゃねぇか!!
かっとビングすれば、きっと、」

剣裂「わかるんだよ遊馬!
私は今までずっと、小夜の病気を治すため全てを捧げ、何か方法はないかと模索してきた…。
私だって、Noを持っている!No.の事を知らないわけではない!
だからわかるのだよ!
例えこのNo.が百枚だろうと、千枚集まったところで、小夜の病気は完治しないと!」


剣裂の目は真剣だった。
そして、言葉の一つ一つに強い思いがこもっていた…。
剣裂は本当に今まで、色んな方法で小夜の病気を治そうとしてきたのだろう…。
だけどどれもダメで、この方法こそが自分に残された最後の手段。
そう思えるだけの熱意が、その言葉にはあった。

小鳥「そんな…!」

遊馬「でも、でもよ!かっとビングすれば!」

剣裂「君がいうかっとビングとやらで何とかできるなら何とかして見せてくれ!
だが私にはもう、時間がないんだ!小夜の病気は末期にまで達している!
今すぐに何とかしなければ、
…命はない。」

小鳥「そんな!!」

剣裂「だからこそ、私は奪う!
この街中から私のNo.の力を使い、
全てを!
そして君からNo.をも奪う!
そして小夜の病気を完治させる!
そのために私は悪魔に魂を売る覚悟はできている!!
どうしても私を止めたいのであれば、君の持っている全てのNo.をかけて、私とデュエルするしかない!

私に勝てば、私のNo.は君の手に渡り、街中の人たちも元に戻り、力も吸収できなくなる!」

遊馬「違うんだよ!それじゃあ何の解決にもならないんだ!
小夜も治らないし、俺たちに必要なのは、お互いに協力することなんだ!」


遊馬は剣裂を説得したかった。
例え駄目だと分かっていても、そこまで妹の、小夜の事を思い奮闘する彼と争うために決闘をするなど…したくなかった。
…だが剣裂と時間は、それを消して許さなかった。

剣裂「君がそんな甘ったれた戯言を言い続けている間にも、私は街中の人たちから力を奪い、着実に力を蓄えている!いづれ君を凌駕する力を!
そうすれば、私を止められるものは誰もいなくなり、君の手からNo.は確実に奪える!
さぁどうする!今すぐデュエルをするか!
それとも、ただ傍観をつづけ、いずれ私からNo.を奪われるのを待つか!!どっちだ!!
遊馬!!」


遊馬「だから、剣裂!」

アストラル『遊馬!今の彼に何を言っても無駄だ!
…小夜も大事だが、街中の人たちを救うことができるのも、わたし達だけだ。
…君の気持ちも痛いほどわかるが、このデュエル、受けるしかない。』

アストラルにそう言われては、遊馬も折れるしかなかった。
…結局、自分が望まなかった一番よくない形で、物事は進もうとしていた。

遊馬「…くそ!!結局こうなるのかよ!」

バリアン『なんだ!結局デュエルをするのかしないのか、はっきりしやがれってんだ!』

遊馬「煩い!そこのバリアン!
…いいぜ、そのデュエル、受けて立ってやる!!
俺はこのデュエルで、剣裂、お前を何とかする!
この絶望的状況を変えてやる!
そう六子にそう約束してきたんだ!!」

自分が煩いと言われたことに、おちゃらけた態度でバリアンは両手をあげ肩をすくめた。

バリアン『あーらら、どうやら俺、相当嫌われちゃってるみたいだねぇ。』

剣裂「耳ざわりなことは一々反応せず、聞き流す方が楽ですよ。」

バリアン『は!そうさせてもらうぜ!』

剣裂と遊馬は目を合わせ、自分の腕にデュエルディスクをはめた。
そしてその手にはDゲイザーをもち、お互いに視線を合わせた。

遊馬「デュエルディスク、セット!!」

剣裂「…デュエルディスク、展開。」

二人のデュエルディスクは展開され、デッキも装着された。

遊馬「…Dゲイザー、セットぉ!!」

剣裂「…ふ。」

~ARビジョンリンク完了~

お互いにDゲイザーもつけ、お互いのARもリンクを完了した!

遊馬&剣裂「「デュエル!!」」

…こうして、遊馬と剣裂の、全てのNo.をかけた戦いが、始まった。




バリアン『始まっちゃったよ。…さて、お手並み拝見と行かせてもらおうか…。』

小鳥「…遊馬。頑張って!」

バリアンと小鳥は、それぞれのサイドに身を置き、戦う二人を見守った。

剣裂60「先攻は私がもらう!
私のターン、ドロー!!
私は、『マジカル・クラウン―コール―』
を発動!
このカードは、自分のデッキから『マジカル・クラウン』と名の付くカードを一枚、手札に加えることができる。
…ただし、このカードを発動するターン、私は『マジカル・クラウン』と名の付くモンスター以外を呼ぶことができない!
私は、『マジカル・クラウン―レッド・スカーフ―』を手札に加える!」


マジカル・クラウン―コール―
通常魔法
デッキから、『マジカル・クラウン』と名の付くカードを一枚手札に加える。
このカードを発動するターン、自分は『マジカル・クラウン』と名の付くモンスター以外のモンスターを召喚、特殊召喚することができない。
『マジカル・クラウン―コール―』は一ターンに一度しか発動できない。


バリアン『ほう、『マジカル・クラウン』か…。』

剣裂はデッキから、『マジカル・クラウン』モンスターを一枚選び、それを見せ手札に加えた。
そのあと、そのモンスターを再び手にとり、フィールドに呼び出した!

剣裂50「そして私は、『マジカル・クラウン―レッド・スカーフ』を召喚!」

レッド「ふ。」

その風貌は、トルコなどの中東の盗賊のような風貌をした男だった。
しかしその体は、屈強に鍛え上げられ、けして不潔ではなく、寧ろ清涼感を感じさせるほどのものであった。
口元に大きく長い赤いマフラーを巻き、頭に中東特有の帽子を被り、顔は目の部分しか見せなかった。
彼の右手に持っている円月刀ともいえる、黄金の剣がとても眩しかった。
そんな男が、直立不動で遊馬を見て鼻で笑った。

剣裂50「『マジカル・クラウン―レッド・スカーフ―』の効果を発動!
このカードは、一ターンに一度、デッキから『マジカル・クラウン』と名の付くモンスターを一枚、墓地に送ることができる!
私は、『マジカル・クラウン―ネゲート・シールド―』を墓地に送る!」


マジカル・クラウン―レッド・スカーフ―
効果モンスター
レベル4/地属性/サイキック族/攻1900/守1600
一ターンに一度、自分フィールド上に『マジカル・クラウン』と名の付くモンスター以外が存在しないとき発動できる。
デッキから『マジカル・クラウン』と名の付くモンスターを一枚墓地に送ることができる。
このカードは一ターンに一度破壊されない。
『マジカル・クラウン―レッド・スカーフ―』はフィールド上に一枚しか存在できず、自分フィールド上に『マジカル・クラウン』と名のつかないモンスターが存在す場合除外する。


レッド・スカーフが手に持つ黄金の円月刀を天に掲げると、空から巨大な黄金の盾が降り注ぎ、そのまま墓地へと落ちた。
その様子を見たアストラルはつぶやいた。

アストラル『…あのカード、何かある。気を付けろ、遊馬。』

遊馬50「ああ。」

剣裂40「更に自分フィールド上に、『マジカル・クラウン』と名の付くモンスターしか存在しないことで、魔法カード、『マジカル・クラウン―コレクション―』を発動!
このカードは、次のドローフェイズからカードを二枚ドローできるかわり、私のフィールド上に『マジカル・クラウン』と名のつかないモンスターが召喚、特殊召喚された時破壊される。」


マジカル・クラウン―コレクション―
永続魔法
自分フィールド上に『マジカル・クラウン』と名の付くモンスターしか存在しないとき発動できる。
このカードのコントローラーは、自分のドローフェイズにカードを二枚ドローすることができる。
『マジカル・クラウン―コレクション―』は、フィールド上に一枚しか存在できず、『マジカル・クラウン』と名のつかないモンスターが召喚、特殊召喚された時破壊される。
このカードを発動してから二回目のスタンバイフェイズに、このカードは破壊される。


剣裂の発動したカードは、宝物庫のものだった。
そのカードが発動すると同時に、剣裂の後ろに巨大な洞穴が出てきた!
…しかしその洞穴は、大きな岩石により閉じられ、今は中身を確認することはできなかった。

剣裂40「私はこれで、ターンエンドする。」

そこまでやり、剣裂は強かにターンエンドした。
…その剣裂の決闘を見て、バリアンは笑い言った。

バリアン『なんて盤石な盤面を作りやがるんだ、こいつ。
性格でてんな。』

アストラル『…デッキからサーチするカード、破壊を一度だけ免れるカード、そしてドロー加速カード。あの剣裂というデュエリスト、相当のやり手だぞ、遊馬。』

遊馬50「ああ、だが、ビビってなんかいられねぇ!
俺はこのデュエルで、あいつに思いを伝える。
それでわかってもらうしかないんだ!
…だからアストラル、あのNo.を使う!」

そう笑いながら言う遊馬の言葉に、アストラルもまた笑い同意した。

アストラル『…なるほど。君らしい考えだ。私もそれに従おう。』

剣裂40「どうした?何を言っている?
それが君の隣にいつもいるという、『アストラル』という男との相談か?
早くかかってきたまえ、遊馬!」

剣裂の一喝するような言葉をかわぎりに、遊馬も動き出した!

遊馬40「言われなくてもいかせてもらうぜ!
俺のターン、ドロー!
俺は、『ゴブリン・ドバーグ』を召喚!
このカードは、召喚に成功したとき、手札のレベル4以下のモンスターを一体選択し、特殊召喚することができ、そのあと守備表示になる。
現れよ!ガガガマジシャン!!」

ガガガ「ガガガ!!」

小鳥「これで遊馬の場に、レベル4のモンスターが二体!」

遊馬は高速で自分の場にレベル4モンスターを二体揃えた!
これにより、ランク4のエクシーズ召喚が可能になった!

剣裂40「…くるか。」

バリアン『どーせほーぷだろ?わかってんだよ!』

遊馬40「俺は、レベル4のモンスター二体で、オーバーレイ!!
…二体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!
エクシーズ召喚!
…漆黒に塗られし、運命を狂わせる賽よ!
その狂わせた運命を今、六つの目で正せ!

現れよ!No.85 クレイジー・ボックス!
くぅ!!」

遊馬の召喚口上セリフと同時にフィールドに現れたのは、ホープではなく、六子から回収したクレイジー・ボックスだった!!?
オーバーレイネットワークから巨大な黒い魔箱が現れ、それぞれの面が激しく揺れ、そして止まり、遊馬の頭上高くに出現した!
そしてその体から発せられる瘴気に、遊馬の体は震えた!

アストラル『大丈夫か!?遊馬!!』

遊馬40「…ああ、これくらい、屁でもねぇぜ!」

ホープではなくまさかの『クレイジーボックス』のエクシーズ召喚に、その場にいる面々は驚いた!

小鳥「このNo.って!?六子ちゃんの!」

バリアン『おいおい!?こいつはぁ!!』

剣裂40「…このNo.は!!」

遊馬40「ああそうだ!あの六子が使っていたNo.さ!
あいつは、こんな危ないNo.さえ、小夜を救うためなら使って俺に勝負を挑んだんだ!
それだけじゃない!あいつは、お前がこの街にばら撒いたキーホルダーを持っていたせいで、目が見えなくなっちまったんだ!
…それを知ったとき、アイツがどんな悲しい顔をしたか!
お前は自分の大切な仲間さえも手にかけちまうようなやつじゃないだろ!!」


剣裂40「…。」

剣裂は、遊馬の呼びかけに答えなかった。
その目は、ただただ悲しい目をしていた。遠目にみていた遊馬ですら、それははっきりわかった。

遊馬40「『クレイジーボックス』の、効果発動!
クレイジー・ダイス!!
オーバーレイユニットを一つ使うことで、サイコロを振って、その目によって効果を得る!」

遊馬のその宣言に対して、クレイジーボックスはオーバーレイユニットを一つ吸収し、高速で回りだした!

バリアン『盤石に対して、こっちはギャンブルで挑もうってか!
面白いじゃねぇか!!』

アストラル『…デメリットになる効果もある。遊馬、別に賽を降る必要はないのだぞ?』

遊馬40「そうかもしれない。
だが、ここで賽を降らなきゃ、六子の、アイツの気持ちを剣裂に伝える事なんて、絶対にできはしない!
それに、こいつの盤石なフィールドをきり崩すには、どうしてもここでギャンブルを成功させなきゃいけない!俺自身の運で!」

アストラル『なるほど…それならば、君に任せよう!』

遊馬40「頼むぜ、クレイジーボックス!良い目を出してくれ!
いっけぇ!!『クレイジー・ダイス』!」

遊馬は叫んだ!自分自身の運で賽を振り、運命を切り開くため!
この思いを、六子に交わしてきた約束を果たすため!
クレイジーボックスは高速で回り、徐々にその回転を落としていった。
そして地面を大きく叩くような音をあげ、面々を見せるように回転を徐々に弱めていった。
そして最後に、遊馬の前に示された面は…!

遊馬50「…出た目は、2!よし!効果発動!『クレイジーギフト』!
俺はデッキからカードを一枚ドローする!」

当り目だった。
2と巨大な数字が示され、クレイジーボックス自体から黄金の金貨が、遊馬に向けて降り注いだ!遊馬はそれを受け、カードを一枚ドローした!

小鳥「よかった!」

バリアン『チ!!あいつ良い目だしてんじゃねぇか!大丈夫なんか!?
剣裂よぉ!!』

剣裂40「…。」

剣裂はバリアンの呼びかけに応じず、ただただ遊馬の上空にある魔箱を見つめていた。

遊馬40「更に俺は、今引いた装備カード、『エクシーズ・パリファケーション』をクレイジー・ボックスに装備する!
このカードは、装備したエクシーズモンスターの効果を無効にする代わり、相手の魔法・罠カード効果の対象にならず、攻撃力を800ポイントアップさせる!!
これで、クレイジーボックスの攻撃力は、3800だぁ!」


エクシーズ・パリファケーション
装備魔法
効果を持つエクシーズモンスターにのみ装備できる。
このカードを装備したモンスターの効果を無効にし、攻撃力を800ポイントアップさせる。
このカードを装備したモンスターは、相手の魔法・罠カードの対象にはならない。


遊馬がクレイジーボックスに装備したカードの効果で、クレイジーボックスは光に包まれた!
その光が、魔箱の周りを覆う邪悪なオーラを消し去り、浄化した!
これにより、クレイジーボックスは、攻撃力3800で攻撃できるようになった!

小鳥「凄い!攻撃力が3800に上がった!」

遊馬40「このカードの一撃で、剣裂、お前の心を覚まさてやる!
いけぇ!!『クリエジー・ボックス』!『レッド・スカーフ』を攻撃!
『クレイジー・フォース』!!!」


クレイジーボックスは周り、その体から強力なオーラを、レッド・スカーフめがけて放った!!
遊馬、六子、その思いをその力に変え、全てを放った!!



…Part4に続く
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テーマ : 遊戯王
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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