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【遊戯王ZEXAL CN5】覚悟の剣!照来する希望を輝きに変える使者! Part7 【第五話】

剣裂40「…凌いだか。
…ふぅ。」

バリアン『…おい。剣裂。』

…その時だった。
突然バリアンは声色を強め、剣裂を睨むように見ながら言った。

剣裂「…なんでしょうか?
バリアン様?」

バリアンは剣裂の前に立ちはだかるように歩み寄り言った。

バリアン「なんで先に、ミッシング・ソード―ライトの破壊効果を発動した後に、エクストラデッキを奪う効果を使わなかったんだ?
そうすりゃ、仮にあいつが『オーバートレーニング』を使って破壊を無効にしてこなかったら、ホープレイも奪い取ることができただろう?』

剣裂40「順番を間違えることだって、私だってあります。」

バリアン『それだけじゃねぇ。
さっきお前は発動コストに俺がお前のデッキにくれてやった魔法カードを除外したな。
…あの時は手札に魔法カードが他になかったって言っていたが、今お前の手札をみりゃ、あるじゃねぇか。
『マジカル・クラウン―ハント―』が。」

剣裂40「…。」


剣裂は何も答えなかった。ただただバリアンの顔を表情を変えずに見続けていた。

バリアン「まだある。お前から渡されたこのNo.たち。
どうしてお前たちが持っていた、『トレンスラグーン』と、『クイーン・オブ・ナイツ』、『フォーチュンチュン』がいねぇじゃねぇか!これじゃあ、全部のNo.を渡したとは言えないよなぁ!!」

そういい、バリアンは手を剣裂に向けた。その手には赤い稲妻が集まり渦巻き今にも剣裂に向けて放たれそうだった!
その様子をみて剣裂は一度目を閉じ、静かに言った。

剣裂40「…バリアン様。私は宣言しました。
…このデュエルで、全て奪うと。
…だから、
…私は、
…貴方からも奪う!
発動せよ!『ミッシング・ソード』!」

バリアン『…!!
なん…だと!?』


その掛け声と同時に、バリアンの持っていたNo.、『ミッシング・ソード』が光りだした!
その瞬間重く、何かが突き刺さるような音が鳴り響いた!
気が付くと、バリアンの体に水晶の大剣が一本突き刺さっていた。
背中から腹にかけて、深く、突き刺さっていた。
…あまりにも突然のことで、バリアンですら、そのことを信じられていなかったようだ。
剣裂は先ほどバリアンがやっていたように今度は自分が右手を開き、バリアンに向けていた。
その右腕をゆっくりと、空高く掲げた。
その動きと同じく、水晶の大剣に突き刺さったままバリアンの体は、天高く、高く釣り上げられた。
そしてバリアンが天高く持ち上がった時、右手を大きく握りつぶすように叫んだ!

剣裂「爆(は)ぜろ!!
バリアン!!」


その瞬間、水晶の大剣はバリアンの体に突き刺さったまま、爆発した!

バリアン『ぐああああああああああ!!!』

空中で爆発をまともにくらったバリアンは、そのまま手にもつ全てのNo.を落とした。
No.はひらひらと地面に向かって一枚一枚バラバラに落ちて行った。
…その時、剣裂が再び叫んだ!

剣裂「出番だ!蕪木!」

剣裂の声に反応し、どこからともなく蕪木と、なぜかカイトが現れた!?

蕪木「行くぞぉ!『閃光の隻眼』(シャイニング・レッドアイ)!そして、『トレスラグーン』!!」

トレス『グギャアァアアアアア!!!』


蕪木の言葉に反応するように彼の手に持たれたNo.、『トレスラグーン』が具現化し、現れた!
その粉塵の三つ首の竜は、その粉塵を周りに吹き散らし、地面に落ちるNo.を、全て受け止めた!
…バリアンも落ちてきたが、それは受け止めることなく落とした。

蕪木「病み上がりで悪いが、頼んだぞ!カイト!!」

カイト「回収させてもらうぞ、No!『フォトン・ハンド』ぉおおお!」

そこにカイトが現れ、フォトンハンドによって全てのNo.が、カイトの元に回収された!

蕪木「バリアンさんよぉ!こいつは俺様最強の蕪木様に嘘情報を流した分と、
小夜ちゃんを虐めた分だ!食らええ!!」


そういうと、地面に倒れ伏しているバリアンの周りに、スフィア・ボムが大量に現れ、一瞬で起爆した!
その爆発は、すさまじく、辺りを一瞬で照らし出した!

バリアン『ギャアアアアアアアああああああ!!!』

爆煙が消えた後、バリアンは地面に倒れ、動かなくなっていた。
蕪木は得意げな表情で剣裂にサムズアップした。
そんな蕪木を見てカイトは微笑を浮かべていた。
バーナァーもどこか安心そうな表情で、抱えている小夜ちゃんをなでた。
剣裂は、どっと疲れが出たかのように、その場に膝から倒れた。
それをみて、すぐに蕪木が駆け寄り自分の肩に剣裂をかけた。
…あまりに唐突に、多くのことが起き、遊馬は思わずつぶやいた。

遊馬「…これって、いったいどういうことなんだよ!?」

その答えへの一言目は、カイトが教えてくれた。

カイト「遊馬、安心しろ。すべては作戦だ。」

遊馬「え!?」

小鳥「作戦…て?」

遊馬と小鳥は話しが分からず、思わずお互いの顔を見合った。
剣裂は遊馬と小鳥を見て言った。

剣裂「…遊馬君、小鳥さん、すまない。
君や六子には話していなかったが、全ては小夜の病気を治すための作戦だったんだ。」

遊馬「作戦…って?」

剣裂は、蕪木の肩を借りながらその場に腰を下ろし語りだした。

剣裂「小夜の病気を治す方法は、残念ながら存在しない。それはNo.の力を使ったとしてもだ。
…それは私たちが研究した結果変えようのない事実だった…。
だから、君がわたし達に協力してくれると言ってくれた時は、本当に嬉しかったが、それを受け入れることはできなかった。
なぜなら、最早小夜の病気を治す手段は、バリアンの力によるもののみとなっていたからだ。」

バーナァー「だが、わたしたちもバリアンにNoを渡すことは避けたかった。
バリアンは、君たちがWDCで体験したように多くの人間の運命をもてあそび、世界を破壊しようとする者たちだ。
そんな者たちの手に、Noがわたってしまったら、正直どんな悪いことが起きるかわからないからね。」

蕪木「だから俺たちは、探していたんだ。小夜の病気を治し、かつバリアンを撃退する術を。
…そんな中で見つけた一つの可能性が、カオス化だ。」

遊馬「カオス化…って、俺やシャークがNo.をさらに強化するあれか?」

剣裂「…そうだ。カオス化は先ほども少し話したが、No.をより強力な存在に押し上げる力がある。だが、君やシャーク君のように、異なる高次元の力、君で言えば、アストラル世界の力、アストラルの存在が必要不可欠だ。だから我々は、バリアンと偽りの契約をすることで、一時的だがそのバリアン世界の力をつかえる事に気が付いた。」

バーナァー「それに気づくことができたのは、私が凌牙君とデュエルしたり、六子が君とデュエルしたときのデータがあったからこそだ。だから私たちは、密かに我々のNoをカオス化させることを研究していた。」

蕪木「が、カオス化に成功したのは、ひじょーに悔しいが、剣裂さんだけだった。バリアン世界の力は予想以上に強く、それを制御できる強靭な肉体と精神を持っていたのは、剣裂さんだけだったからだ。」

剣裂「そして私のカオスNoは、新たな道を開いた。
私のこのNo、『ミッシング・ソード』は普段であれば、自分の護身用ぐらいにしか使えない。…だがカオスNo.になれば、君たちも知っているように黄金の剣を介して人間の力を奪い取る力を持っている。それだけではなく、デュエリストの希望そのもの、モンスターエクシーズを根こそぎ奪い取り、そしてその力を使うことができる。」

バーナァー「そこまでやったところで、で私たちは一つの作戦を思いついた。」

遊馬「…作戦って、いったいなんだよ?」

蕪木「剣裂さんと遊馬君がデュエルをして、Noを全て奪い取り、それをバリアンに渡す。
そしてそこで小夜ちゃんを治してもらう。
だがそのままNo.がわたってしまうのは危ないから、ミッシング・ソードの護身の力と、カオスNo.の力を発動し、バリアンの手に渡ったNoの力を全て暴発させる。そうすればバリアンは、ただでは済まない。」

剣裂「その隙に、再びNoを取り返せばいい…。」

遊馬「…なんて無茶苦茶な作戦なんだ!」

小鳥「…申し訳ありませんが、聞いているだけで成功する確率は低いような気がします…。」

剣裂「…そう、その通り。
今こうして君に説明した通り、とても無茶苦茶な作戦だ。
だが、小夜の病気がバリアンにしか治せないところを考えると、これしかなかった。
Noを奪い返すために、蕪木にはトレンスラグーンと、No集めのプロフェッショナルのカイト君の協力が必要不可欠だった。
…すまないな。蕪木。カイト君を連れてくるため、ジャンピング土下座とやらまでさせてしまって。」

蕪木「…。」

カイト「お前の土下座、俺は嫌いじゃなかった。」

蕪木「う、煩いカイトメぇ!!」

遊馬「じゃ、じゃあ、デュエル中にお前が言ったことは、全部…!」

剣裂「演技だ。…蕪木みたいにうまくなり切ってやってみたが、正直あまり自信がなかった。だが、なんとかバリアンや君を信じ込ませるぐらいのことはできたみたいだ。」

バーナァー「そんな綿密な作戦だ。遊馬君。この作戦の存在自体を、絶対にバリアンや、君たちに悟られるわけにはいかなかった。
だからこそ、六子ちゃんをこの作戦の仲間から外し、君たちのほうに加えた。」

蕪木「彼女の精神状態は、すでに小夜だけじゃなく、大切な君たちのことを裏切りたくないという、年相応の友達を思う心が芽生えていた。そんな彼女にこの作戦の内容を説明したら、恐らく君たちに話してしまっただろう。」

バーナァー「町に黄金の剣をモチーフにしたものを大量にばら撒いたのは、私たちだ。
それをばら撒いて、実際に町中の人たちが視力を失わす残酷な様子を見せなければ、バリアンは信用せずおそらくこの場には訪れなかっただろう…。
私たちがすでに信用されていないのは、小夜ちゃんを操ってこの街を滅茶苦茶にした様子からわかるだろ?
だから、私たちは小夜の為必死で、小夜を救うためなら、どんな非道なことでもやります。
バリアン様に、Noを差し出します…という姿勢を出さなければいけなかった。
…だから、みんな心痛みながらも決行した。
…言い訳になるかもしれないが、実際に町の人たちは視力を奪われたわけじゃない。」

遊馬「え?そうなのか?」

蕪木「一時的に剣裂さんのNoの力で、視力を封じただけだ。
すぐに元に戻る。それに、バーナァーさんのNoの力を使っても、すぐに回復する。
その程度のものに抑えた。
というか、そもそも力を吸い取ってさえいなかった。
今迄溢れ出していたエネルギーっぽいものは、剣裂さん自身のエネルギーだ。」

遊馬「…そうか、そうだったんか…。」

小鳥「そうだったんだ…よかった…。」

剣裂「…遊馬君。」

遊馬「え?」

剣裂「…君は、私がこのデュエルの時どんなに酷いことや仕草をしても、決して私を貶さず、私の心とぶつかり合って分かり合おうとした。
…人間はね、大人になると、そういうことが自然とできなくなるものなんだ。
いや、最近は子供だってそう言うことをやらない。…やり方を知りさえもしない。
だけど君は、それを私にしてくれた。
…正直、心の底から、嬉しかったよ。」

この時、剣裂は初めて、遊馬に向かって心の底から、笑った。
その笑顔をみて、遊馬は今まで受けたことが全て、どうでもよくなった。
この人はこんなに素敵な笑顔をする人なんだ。それだけで十分心が温かくなった。
…気が付くと、アストラルも何とか点滅は収まり、落ち着きを取り戻しているようだった。
あとはカイトにNo.を返してもらいさえすれば、元通りだろう。

遊馬「よおし!
じゃあこれで一件落着だな!
小夜の病気は治って、剣裂と幸せに暮らす!これでハッピーエンドだぜぇ!」

小鳥「もう!遊馬ったら!」

そういい、嬉し踊りだす遊馬を小鳥は叱責した。
だがそんな小鳥もどこか嬉しそうだった。
…しかし、そんな二人をみて、剣裂は笑った後、真面目な顔で言った。

剣裂「…だが、そうだからと言って私がこの街に犯した罪は重い。
この街の大量破壊の理由、突然の失明者たちの原因、
それを償わなくてはならない。
私はこのデュエル、サレンダーし、警察に自首をする。」

小鳥「え!?」

遊馬「!?おい!?ちょっと待て!?
小夜の病気も治ったんだ!それに、No.だって全部帰ってきた!!
それでいいじゃねぇか!!別にお前が警察に自首しなくても!」

突然の剣裂の言葉に、遊馬と小鳥、そしてアストラルも驚いた!
そして遊馬は剣裂に駆け寄り問い詰めた!
…が、剣裂は優しい笑顔を浮かべながら言った。

剣裂「遊馬君、君は本当に心強く、誰にでも心優しい青少年だね。
だが、この街で起きたことの落とし前を、誰かがつけなくちゃいけない。
それが社会だ。
小夜が目覚めたら、私は遠くに旅に出たとでも伝えてくれ。
…バーナァーさんには多くの患者、蕪木には研究が、六子には君たちという多くの友達から紡がれるミライが待っている。
これは私にしか背負えないことだ。」

遊馬は、思わず周りを見た。
小鳥は自分と同じように驚きの表情を浮かべている。
…だが、蕪木、バーナァー、カイト、…そしてアストラルまでもが、悲しい表情で唇をかみしめ、耐えているようだった。
…みんなは、最後がこうなることまで見越して、実行したんだ。
小夜を救うために。
…だけど、これじゃあ!!

遊馬「…ふざけんじゃねぇ!
小夜はな、お前のことをとっても慕っているんだぞ!
そんなお前が急にいなくなったなんて伝えてみろ!
アイツはきっと、泣くぞ!
泣いて泣いて、泣きじゃくるんだぞ!!
身内がいなくなる悲しみを、お前はあの子においていくことになるんだぞ!」


剣裂「…。」

剣裂は目を閉じ、何も語らなかった。遊馬は、言葉をつづけた。

遊馬「おれはそんなの絶対に認めない!お前がやってきたことは、確かに悪いことかもしれねぇ!
だけど、小夜を救うために、周りになるべく迷惑をかけないようにって必死に考えてやってきたことなんだ!
それでお前が捕まって小夜の前からいなくなるなんてこと、絶対にしちゃいけないんだ!
だから剣裂、頼むからお前は小夜の傍にいてやってくれよ!!」


剣裂「遊馬…。それは、できない事なんだ。子供の君には認めたくないかもしれないが、」

遊馬「俺は、今迄ずっと、そうやっておいていかれたやつらを見てきた!
みんな泣いて泣いて、泣きじゃくってた!
心が荒れちまった奴だっていた!
みんなみんな、不安で寂しくて、どうしようもなくてたまらなかったんだ!
それでも前に進もうと頑張るけど、逆に悪い方にばっかりすすんじゃう奴らばかりなんだ!
そんな、大人だとか、子供だとか、そんなことはどうでもいいから!
頼むから、お前は、剣裂は、
小夜の傍にいて、一緒に笑ってやってくれよぉ!!」


剣裂「…遊馬。」

遊馬の叫びに、その場にいる誰もが、聞き入っていた。
…彼自身も、両親を突然失っている存在だ。
そんな彼の悲痛な叫びは、どうにもならない現実が目の前にあったとしても、心に響いた。



…Part8に続く
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テーマ : 遊戯王
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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