【遊戯王ZEXAL CN5】覚悟の剣!照来する希望を輝きに変える使者! Part8 【第五話】

バリアン『…ふざけんじゃ…ねぇぞ…!』

遊馬「!?」

その時だった。
倒れていたはずのバリアンが立ち上がっていて、剣裂のすぐ後ろにまでいた!
誰もが遊馬の言葉に耳を傾けていて、その存在に気付けなかった!?

カイト「バリアン!まだお前生きていたのか!?」

剣裂「何!?馬鹿な!?あの一撃を受けて!?
…みんな!早くこいつから離れろ!」

その一声に、皆がハッとし一声に離れようとしたが、剣裂だけは疲労もあり、出遅れた。
それを狙われ、バリアンに捕まってしまった!

蕪木「剣裂さん!!」

剣裂「近づくな!…お前たちも巻き込まれる!!」

バリアン『このまま涙もらってハッピーエンド―なんて、俺様が絶対に許さない!!
貴様ら全員、地獄に送るだけじゃまだなまぬるぜぇ!!』

そう言うと、バリアンは体から赤い稲妻を走らせ、剣裂と同化しようとした!
そのためか、剣裂の体には尋常ではない激痛が走り、思わず叫んだ!

剣裂「ぐ、ああああああああああ!!!」

遊馬「剣裂ぃいいいいいいいいい!!」

バーナァー「剣裂君!!」


たまらず蕪木は剣裂にNo.を振り上げ近づこうとした。
だが…

剣裂「来ちゃだめだ!」

蕪木「!!剣裂さん…。」

剣裂「今私に近づいたら、バリアンが何をしてくるかわからない…うわあああああああああああ!!!」

そこまで言うと、剣裂は叫ばなくなり、一旦ぐったりと頭を垂れた。
…バリアンの姿は、完全になくなっていた。
かわりに、小夜の時のように、剣裂の顔つきが変わり、バリアンは憑依に成功した!
その邪悪な表情で遊馬達を威嚇した!
…しかしそのあと、立ち上がり、不思議そうに憑依した剣裂の体を見て言った。

剣裂?『…なんだこいつ、もう体の中のエネルギーなんて残っていねぇじゃねぇか!!
どんだけ虚勢でこのデュエルをしていたんだ。
…いや、こいつはすげぇ。
こーんなボロボロの体で、カオスナンバーズまで掌握して操っていたんだからな!よっぽどあの小夜とかいう女を救うのに、必死だったんだな!
ハッハッハッハッハ!!』


遊馬「…てめぇ!バリアン!」

小鳥「ダメよ遊馬!近づいちゃダメ!!」

そんなバリアンにいてもたってもいられなくなり、遊馬は立ち上がりバリアンの前に拳を握りたった!
…だがバリアンは剣裂の体を使って茶化すように言った。

剣裂?40『おっと動くなよ遊馬!今こいつの体は俺がのっとった!
俺とお前のエクストラデッキはもう存在しねぇが、こいつとお前のデュエルディスクには、まだカオスNoがセットしてある!今ならこいつを使ってひと暴れして、またお前たち全員からNoをぶんどればいい!』


そう言い、場にいる『ミッシング・ソード―ライト』を指さして言った。
…ミッシング・ソードは、大量の黄金の剣を召喚し、その刃先を四方八方に向けていた。

遊馬01「く…!みんな、早くこの場から逃げろ!」

バーナァー「君一人を置いていくわけにはいかない!私たちも戦う!」

バーナァーはそう、意識を失っている小夜を担ぎながら、No.を取り出し言った。
だが、遊馬は強く言った。

遊馬01「バリアンの狙いは、No.だ!それに、人質になる可能性がある小夜や小鳥、怪我しているカイトだっている!俺が食い止めるから、みんなは一旦逃げてくれ!!」

バーナァー「でも!」

そこで熱くなっているバーナァーを止めたのは、意外にも蕪木だった。

蕪木「…行きましょうバーナァーさん。俺たちが彼らやカイトが持っている他のNo.を守り切ってこの場から安全な場所に逃げなければ、結局バリアンの手にNo.がわたり、剣裂さんがやろうとしていたことが全て無駄になる。
…それに、この場から無事逃げるには、俺とあなたのNoの力の連携が必要だ。」

その言葉を普通に、普通にまじめに言っている蕪木の顔を見て、
一瞬バーナァーはキョトンとした顔になった。
…がそのあと吹き出して、蕪木の頭をポンポンと叩き、笑いながら言った。

バーナァー「…ぷ!
アハハハハハ!蕪木君、剣裂君に似てきて、いい男になったね。」

蕪木「な!?もう、行きますよ!
みんな俺達についてきて!」

そう言うと、再び粉塵竜は具現化し、辺りを粉塵で満たした!
そして遊馬達と、自分たちの間にスフィア・ボムを大量に置いた。

小鳥「そんな、遊馬!」

小鳥はそのスフィア・ボムの隙間を抜けて、遊馬の元に行こうとしたが、その手を掴み手負いのカイトが静止させた。

カイト「…行くぞ、小鳥。手負いの俺やお前がいても足手まといだ。」

小鳥「…ハイ…。」

バーナァー「頼んだよ!私の姫!!」

そう言うとバーナァーのNo.が光り、その場にいる者たちの目が優しく白く光った!

バーナァー「…みんなはこれで、この粉塵の中を安全に抜けられる!」

蕪木「さぁ!今のうちに脱出だよ!こっちだ!」

そういい、蕪木とバーナァーは小夜ちゃん含めみんなでその場を去ろうとした…
が、バリアンは諦めていなかった!

剣裂?40『逃がすかよ!!デュエルは続行してるって言ってんだろ!!
それに、俺様の力が加わったことで、このカードの攻撃は、現実世界に干渉できるレベルになってるんだよ!
バトル!
『-ミッシング・ソード―ライト』で、『ホープレイ』を攻撃!
『ジャッジメント・シャイニング・ブレード』!!」


バリアンがそう右手を高々しく掲げ宣言すると、ミッシング・ソードも同じようなポーズをとった!
…すると上空の雲を割り、黄金の大剣、とてつもない大剣が一本、刃先をホープレイめがけてゆっくりだが確実に落ちてきた!

剣裂?40『一本だけじゃねぇぜ!!俺の力で、剣の力もパワーアップしてんだよぉ!』

そう言うと、空から落ちてくる黄金の大剣は、一本ではなく、5本に増え、ホープレイだけではなく、逃げるバーナァーたちも狙っていた!?

遊馬00「何だこりゃ…!こんなもんまともにくらったら!

アストラル『…みんなを守るようにホープに指示を…遊馬!』

その時、遊馬の隣には、いつもと同じようにアストラルがいた。
少し辛そうだが、点滅はしていなかった。

遊馬00「アストラル!?お前だいじょうぶなのか!?」

アストラル『いいから指示を!ホープは、『オーバートレーニング』の効果で破壊はされない。
…ここでみんなを守らなくては、みんなが危ない…!』

遊馬00「あ、ああ!ホープレイ!みんなを守ってくれ!」

ホープレイ『ホープ!!』

ホープレイも宙に飛び、振りそぞく大剣たちの元に向かった!
そしてその大剣に攻撃を加え、その起動を変えた!
…だが、最初に現れた大剣だけはいくら攻撃を当ててもどうにもならず、仕方なく自分自身が盾となるようにその一撃を受けた!
ホープはその一撃を受けながら地上に堕ち、起動が変わった他の剣の衝撃もバードパークを、遊馬とアストラルを襲い、破壊した。

剣裂?40『は!だが、ダメージは受けてもらうぞ!』

ミッシング・ソード―ライト 3300- ホープレイ 2500=800

遊馬LP900-800=100


遊馬&アストラル「『う…うわああああああああああああああああああ!!!』」


バリアンは、その衝撃を自分も肌で感じながら、自分の肌が震えているのに気が付いた。

剣裂40『すげぇ…!すげぇ!
なんて力なんだ!
こいつ、こんな化け物Noを自分で作り出すなんて、本当すげぇ!
…が、もうこの剣裂とかいう人間はおしまいだなぁ。
そう長く持たねぇ。
せーぜい遊ぶだけ遊んで、後は捨てるか。
その間に、No.も、逃げた人間どもも、また奪って遊べばいい…。
ついでに、このカオスNo.も俺のもんだぁ!!はーはっはっはっは!!』


大剣の衝撃で土ぼこり舞うその場所で、剣裂の体を奪ったバリアンは下品な高笑いを響かせた。
…しかし、その土ぼこりの向こうに、二人の影が立ち上がり、問いかけた。

遊馬00「…おい、バリアン…。」

剣裂?40『…あ?
何だ、お前たちもまだ立ち上がれたのか。」


遊馬00「…お前は、No.を餌に、人間たちの運命をもてあそぶようなことをして、そして今、遊ぶっていったのか?
…お前にとって、人間の、家族で幸せに暮らしたいっていう願望は、ただのおもちゃにしかすぎないっていうのか?」

アストラル『…遊馬。』

遊馬の顔は、切実だった。
今にも泣き出しそうな顔をしながら、それに耐え問いかけているようだった。
…横で見ていたアストラルには、そんな遊馬の行動が染みた。
…だが、バリアンは呆れたような顔で言い返した。

剣裂?40『はぁー?何を言ってるんだてめぇ?
当たり前だろ!
俺はお前らからNo.を全て奪い取るって決めたんだ!そうしてアストラル世界をぶっ壊すってな!
だけどよぉ!正面からやりあうのはめんどくさいだろう?
だからさ!困っている人間どもの心の隙間に付け込んで、甘い餌をぶら下げて、利用して、いらなくなったらポイッて捨てちまうわけよ!
そうすりゃ、俺様傷つかないし、苦労もしない!
人間どもが勝手にNo.を集めてくれる!そんな当たり前のことを聞いて、何なんだお前は?』


遊馬「…許さない!人間は…お前のオモチャじゃねぇ!!
人の心を弄ぶお前だけは、絶対に許さねぇ!!」

遊馬の顔は、怒りに燃え上がっていた!
先ほどの泣きそうな顔は一瞬にして蒸発した。

アストラル『…その通りだ…遊馬…!』

遊馬「アストラル!お前は俺以上にボロボロだろ!?
休んでろよ!」

アストラル『…そういうわけにはいかない…相手はバリアン…我々の敵だ…。
…それに、君と一緒に過ごすうち、私もこのような相手をほおっておけなくなってしまった…。
勝つぞ、遊馬。』

遊馬「…おう!俺たち二人で、こいつをぶっ倒そう!」

熱い思いを持つ遊馬に、冷静な熱さを持ったアストラル。
二人の熱さが今、バリアンに向けられた!
…が、バリアンは冷静に言った。

剣裂?31『は!言ってくれる!だがよぉ!
いま俺は剣裂っていう心のやさしーやさしー男の肉体を奪ってこうして話しているんだぜぇ!?
それに、お前たちがさっき体感したように、今デュエルの衝撃は現実のものとなっている!
これだけ消耗しきった体に、お前たちの一撃が耐えられるかぁ~。
そもそも、お前たちの場には、俺のカオスNoより攻撃力の低いNo.が一体。
手札も伏せカードも墓地のモンスターも、ましてエクストラデッキもなし!
ライフは100!
そんな状況でどう逆転をするわけだぁ?

俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド!」


バリアンは、その時の剣裂の手札を見て思った。

剣裂31『(『マジカル・クラウン―ハント―』、『死者蘇生』、『ブラック・ホール』、『次元幽閉』。
…これだけの手札が揃っておきながら、一切使おうとしなかったってことかこいつは…。
それだけさっきまでの決闘は、本気でやっているように見せながら、遊馬の実力を信じながらカオスNo.を自分が呼べる条件を整えるようにやっていたってことかよ。
け!ふざけやがって!だがもう遊びは終わりだ!
仮にこの後ホープレイの攻撃力をあげるカードを引いて、攻撃をしてきたとしても、俺が今伏せた『次元幽閉』。このカードがあれば攻撃モンスターを除外できる。
その時点で終わりだ!』)』


遊馬「一人じゃ無理さ!
…だけど俺には、アストラルがいる!」

アストラル『ああ、…私たちだからこそできる、この状況の打開策…。
いくぞ!遊馬!』

二人は立ち上がり、お互いの手を合わせ宣言した!

遊馬00「おう!
俺の、ターン!
俺は、俺とアストラルで、オーバーレイネットワークを構築!!」

アストラル『遠き二つの魂が交わるとき、語り継がれし力が現れる!』

二人は赤と青の光の玉となり、空を飛翔しそしてぶつかり合い交わった!
その光が地上に降りた時、二人の姿は合体し、全く別物になっていた!!

遊馬&アストラル「「エクシーズ、チェンジ、ゼアル!!」」

剣裂?31『何!?ここでゼアルになっただとぉ!?
…だが、どうあがこうと貴様らが不利!終わりだぁ!!』


そんなバリアンの一言に逆に余裕の微笑を浮かべ、アストラルは言った。

アストラル『…勝つぞ、遊馬!このドローにすべてをかける!』

遊馬00『ああ!』

二人はデッキトップに右手を置いた。
その瞬間、デッキトップは光り出した!

アストラル『最強デュエリストのドローは全て必然!
ドローカードさえも、デュエリストが創造する!!』

ゼアル00「全ての光よ!力よ!わが右腕に宿り、希望の道筋を照らせ!
シャイニング・ドロー!!」


二人はその光り輝くカードを一枚引き抜き、見た。
そして、笑い言った。

ゼアル00「…来た!!
現れよ!
ZW-竜頭終結笛(ゼアルウェポン-ドラゴ・エンドホーン)!」


そう言うと、ホープの眼の前に巨大な竜の形をした、メカっぽいデザインをした黒と青を基調にした角笛が現れた!
ホープレイはその角笛に手を添え、高らかに吹き鳴らした!
角笛の音が鳴り響いた途端、フィールドに旋風が巻き起こり、バリアンの伏せカードは消滅した!!

剣裂?30『何ぃ!?一体何が起こったんだ!?』

アストラル『このカードは、自分のライフが100以下でフィールドに『ホープ』が存在する時、手札から特殊召喚できる!
そして、この方法で特殊召喚に成功したとき、お互いの魔法罠をすべて破壊し、デッキからZWを5枚選択し、手札に加えることができる!』

剣裂?30『何ぃ!?5枚のZWだとぉ!?』

その一言に、バリアンは目を見開き驚いた!
ゼアルのデッキから5枚の光り輝くカードが飛び出し、それぞれが躍るように現れ、ゼアルの手に収まった!

ゼアル50「俺は、
ZW-一角獣皇槍、
ZW-不死鳥弩弓、
ZW-雷神猛虎剣、
ZW-風神雲龍剣、
ZW-玄武絶対聖盾の5枚を手札に加える!!
そして俺は、『玄武絶対聖盾』を召喚し、手札のZWと、玄武絶対盾と『竜頭終結笛』を、全てホープレイに装備する!」

剣裂?30『馬鹿な!?お前の魔法罠ゾーンは5か所!!一枚装備できるはずがない!!』


その言葉に、ゼアルは微笑を浮かべ得意げに宣言した。

アストラル『残念だが、『竜頭終結笛』はモンスターゾーンにいながら、』

遊馬『装備魔法カード扱いでホープレイに装備できるのさ!』

剣裂?30『そんな効果があってたまるかぁ!!』

ゼアル「いけぇ!6つのZW!!今こそ一つにまとまりて、真の姿を示せ!!」

その言葉に反応し、ホープレイの前に並び立つ6つのZWは、宙を躍った!
ホープレイも地面から飛び上がった!
その周りを飛び交うZWたちは、忽ち変形しホープレイに合体していった!
ユニコーンは、大槍としてホープレイの右の手に、
フェニックスは、羽として背中に、
タイガーとドラゴンの双剣は、大槍の先端に、
タートルは、腹の鎧に、
そして、全てのZWを各場所につなぎ合わせるべく、角笛は分裂し、体のいたる部分に合体していった!
その青と黒を基調とした鎧は、まるで戦国の武将のようだった!
そして最後に龍の形をした部分が、ホープレイの頭にヘルメットのように被さり、その姿をフィールドに示した!

剣裂?30『そんな、6体のZWによる合体だと!?』

アストラル『5つの希望束ねし6つ目の使者が現れる時、』

遊馬『希望の光、竜の音に導かれ、龍神の衣纏わん!!』

ゼアル「武双竜希望合体・弩級兵装竜皇(ドラゴニック・ハルバート)!」


剣裂?30『ホープレイが…竜の鎧武装をした姿に変化した…!』

アストラル『6つのZWをホープレイが装備したとき、攻撃力は10000になり、そこにZWの攻撃力が追加される!
よって、攻撃力は!」

遊馬『15500だぁ!!』

ゼアル「この一撃で、バリアン!お前の悪しき魂を砕く!」

そういうゼアルの声に呼応し、ドラゴニック・ハルバートはその手に握られた巨大なハルバートを、片手で軽々しく持ち、バリアンに憑依された剣裂に向けた!


ZW-竜頭終結笛(ゼアルウェポン-ドラゴ・エンドホーン)
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻0/守0
自分のライフが100以下、手札が3枚以下で、フィールド上に『希望皇ホープ』と名の付いたモンスターが存在する時、フィールド上の魔法・罠カードをすべて破壊し、このカードは手札から特殊召喚することができる。
この効果で特殊召喚に成功したとき、デッキから『ZW』と名の付くカードを5枚選択し、手札に加えることができる。
自分のメインフェイズ時、自分フィールド上のこのモンスターを自分フィールド上の「希望皇ホープ」と名のついたモンスターに装備できる。この時、モンスターゾーンを魔法・罠ゾーンとして扱うこともできる。(装備カードはモンスターカード扱いはされない)
装備モンスターの元々の攻撃力は10000となり、相手はこのカードが装備されたターン、カード効果を発動できない。
『ZW-竜頭終結笛(ゼアルウェポン-ドラゴ・エンドホーン)』のこの効果は、デュエル中に一度しか使用できない。


剣裂?30『…く!!
…だが、そんな馬鹿でかい一撃を俺に与えたら、この体の元々の主の命は果たして持つかなぁ?
既にデュエル中も、エネルギー吸い取っているふりして、実は一滴たりとも吸い取ってなかったみてーだし!そんな男が、そのデカ物の一撃耐えられるとは思わねぇけどなー!』


…事実だった。
剣裂の体は既にボロボロで、もうどんな攻撃でさえ耐えられるものではなかった。

ゼアル「…く!卑怯だぞ!バリアン!」

剣裂?30『卑怯もらっきょも大好物ってか!?はーっはっはっはっは!!』


しかしその時、突然バリアンの笑い声は途切れ、普段聞いている剣裂の声で喋った。

剣裂「…させない!お前の思い通りには!」

剣裂?30『…な!なんだお前!でてくるんじゃねぇ!…うわああああああああ!!』

突然、剣裂の体に、水晶の剣が一本突き刺さり、それにより赤い光が剣裂の体からあふれ出した!
そして剣裂の体からボロボロのバリアンが現れ、デュエルディスクを付けている状態で跳ね飛ばされるように現れた!
バリアンが去った後、剣裂はその場に顔から倒れ伏した。

ゼアル「剣裂!」

剣裂「頼む…遊馬君…そのホープで、No.を、バリアンを砕いてくれ!」

ゼアル「…剣裂。」

剣裂は、満身創痍の体で叫んだ!
…ゼアルに、遊馬にバリアンを葬ってもらうために!
…だがバリアンも諦めていなかった!

バリアン『く、くそう!戻ってやる!もう一度お前の体に!!』

そう言いバリアンは再び、剣裂にとびかかった!
その時だった!
突然剣裂の体の周りに、強く優しい青い光が現れ、バリアンを弾き返した!
…その光の中心には、『No.49 秘鳥フォーチュンチュン』がいた!

バリアン「フォーチュンチュン…!てめぇ!邪魔しやがって!貴様から地獄に送ってやる!」

剣裂「フォーチュンチュン…!…遊馬君!頼む!」

フォーチュンチュンと、剣裂が作ったこのチャンスを、ゼアルは、遊馬とアストラルは、決して逃さなかった!

ゼアル「…ああ!
バトル!
武双竜希望合体・弩級兵装竜皇(ドラゴニック・ハルバート)で、『ミッシング・ソード―ライト』を、攻撃ぃ!
弩級兵装竜皇爆裂斬(ドラゴニック・ハルバート・ビックバン・スラッシュ)!!!」


ドラゴニック・ハルバートはその右手に持った巨大なハルバートを振り上げた!
その先には、ミッシング・ソードがいた!
ハルバートの刃先に、強力な熱気が纏われ、炎が上がった!
そしてその炎の大きさが最大に達したとき、満を持して振り下ろされた!!
その一撃は大気を震わせ、カオス化したミッシング・ソードを、いともたやすく一刀両断した!
その巨大すぎる一撃は、ミッシング・ソードに受け切れるはずがなく、バリアンに残りのダメ0時が全て襲い掛かった!


ホープレイ15500-ミッシング3300=12200

バリアンLP500

12200-500=0

勝者・ゼアル
決まり手・ホープレイ




バリアン「うわあああああああああああああああああああああ!!
己剣裂!
己フォーチュンチュン!
己九十九遊馬!
己アストラル!
己ゼアル!!」


…バリアンは、強力すぎる衝撃を受け最後の断末魔を残し、その身を完全に消滅させた…。

遊馬「…。」

アストラル『…。』

全てが終わり、そこには、静寂と、荒れ果てたバードパークがあった。
剣裂は地面にひれ伏し、それに寄り添うように、フォーチュンチュンが存在した。
…剣裂と、フォーチュンチュンの周りには、青い、優しい光が包まれていた。
遊馬とアストラルは、何も言わず、ただ見つめていた。
…剣裂は手を震わせながら、フォーチュンチュンに手を伸ばし、かすれるような声で、笑いながら言った。

剣裂「…『フォーチュンチュン』…思えば、
お前が来てくれたおかげで、
小夜は、
…命を救われ…
そして生き延びることができたんだな…。」

フォーチュン『チュン…。』

遊馬「…アストラル…。」

アストラル『…最後まで、見守ろう。』

遊馬「…ああ…。」

剣裂「お前のおかげで、
…私も助けられた、
…本当に…世話になりっぱなしだ…。」

そこでやっと震える手がフォーチュンチュンに届き、その体を優しく撫でた。

フォーチュン『チュンチュン!チュン!』

剣裂「本当にお前は…幸運の…青い…鳥…」

そ個まで言うと、剣裂の手から急に力が抜け、地面に落ちた。

フォーチュン『…チュン…チューン!』

フォーチュンチュンがいくら剣裂に呼びかけても、その声に剣裂は反応することはなかった…。
…彼の時間は、終わったのだ。

アストラル『…。』

遊馬「…こんなのって、…こんなのってねぇよ!」

アストラル『…遊馬…。』

遊馬「剣裂は、…剣裂はただ小夜を救いたい一心で、ただひたすらに頑張ってきたのに…、
小夜が救えたって、自分が死んじまったら、本当に、何の意味もねぇよ!!
…くそう…!何が力になるだよ俺!
結局俺は、何もできなかったじゃねえか!!
…くそう…!
くそう!!」


アストラル『…。』

遊馬は叫んだ。
自分の無力さを。
世界の残酷さを。
…戦い抜いた末に訪れた、残酷な結末を。

フォーチュンチュン「…チュン。」

その叫びを聞いてか、フォーチュンチュンは遊馬達の目を見て、ないた。
そして再び剣裂の顔を見た後、空に向かって飛び出した。
フォーチュンチュンが飛ぶたびに、自分自身の羽をまき散らしながら。
その羽は青い優しい光を放ちながら、あたりを照らしだした。

遊馬「…。」

アストラル『…。』

その優しい光が周りを埋め尽くし、
やがて、世界が真っ白に染まった。



…第五話 覚悟の剣!照来する希望を輝きに変える使者 完…
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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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