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【遊戯王Ring】 第8話 いつか夢見た風景に Part1

阿歩理亜「…あじ~さいのはなが~、さい~たなら~、
やさ~しいかぜがぁ~、ふき~ましょか~。
…ふ、やはりうまく歌えないな。」

誰もいない、帰り道。
傍らには自転車。夕日景色。
どこにでもある帰り道。
その風景。

阿歩理亜「…私は、…変わった。…確かに。」

だがその帰り道だって、人によって違う。
明るい気持ちで帰るもの、暗い気持ちで帰るもの、
十人十色だ。

阿歩理亜「…だが、本当にかわれたのだろうか?」

そしてどんな時でも、その帰り道は変わらない。

阿歩理亜「…それが、…わからない。」

例え、平和でも、苛立っていても、危機の時でも。

阿歩理亜「…ブックマーク、私は変われたのだろうか?」


遊斗「はぁ、今日も新井先生のマッスル講義がうるさかったな。」

ピア「そうだねぇ。プロテインの話だけで1時間話せるなんて、おかしいよね。」

阿歩理亜「しかしおかげで、貴重な睡眠時間が増えたのではないのか?遊斗君よ。」

遊斗「う、うるさい!!俺はバイトとデュエルで疲れているんだ!!
それに言うだろ?『授業は眠るために存在する』って!!(キリ」

学校が終わって、三人で一緒の帰り道。
最近はこの三人帰りがとても多くなった。
俺と阿歩理亜が自分の自転車をおし、
ピアが間に入って、二人の合図値をうつ。
そこでくだらないことをしゃべりながら、
それぞれの帰路につく。
そんな当り前の日常の風景が、出来上がっていた。

ピア「言わない言わない!!そんな寝てばっかりいて、テスト前泣いたって知らないぞ。」

ピアが遊斗に指をサシ、強めに言った。

遊斗「うっ…!!」

遊斗は後ずさりしたが、そこで踏みとどまって、阿歩理亜を見た。

遊斗「へん!!いいもんね~。ピアがダメなら、阿歩理亜に見せてもらうから!!
なぁ!!阿歩理亜!!」

キラキラした目で、阿歩理亜をみる。
…しかし阿歩理亜は…。

阿歩理亜「…残念だが、私のノートを見たいのであれば、弁当勝負で
ピアさんに勝たなければならない!!」

遊斗「な、…阿歩理亜お前、裏切ったのか!!?」

…裏切りが発生した。

阿歩理亜「前回の酢飯チャーハンは逸材だった。
遊斗君の冷めたあんかけトマトチャーハンよりもね。」

遊斗「が、学校に電子レンジがあったら俺が勝っていたんだ!!
…今度の弁当勝負、命題は『卵料理』だったな。
今度の俺は、秘策を用意したからな!!
覚悟しろ!!ピア!!」

今度は遊斗がピアをさした。

ピア「『卵』は料理の基本。遊斗にできるのかなぁ?」

遊斗「ふっふっふっふ。頼んだぜ。『サルにでもできる料理マニュアル』!!」

そういうと、遊斗は自転車についであるバックから一冊の本を取り出した。

ピア「何?その本?」

遊斗「ふっふっふっふ!!中古本屋に100円で置いてあったのだ!!
中々面白いからな!!買って来たのだ!!」

そういい、その本を高らかに天にあげた。

阿歩理亜「…中々面白い本を持っている、遊斗君。
私はその中にある、『電子レンジでできる、カスタードクリーム』が好きだぞ。」

遊斗「阿歩理亜!?この本知っているのか!!」

阿歩理亜「…多少、この本を参考にしている。」

ピア「その程度の本を参考にしていたんじゃ、私には勝てないよ!!
遊斗!!」

遊斗「ふっふっふっふ。それはどうかな!?
…そういえば最近、采子さんが構ってこないね。
どうしたのかな?」

ピア「最近、大変なんだって。
何かと色々と。2年生は大変だよね。」

阿歩理亜「九朗さんも、最近『カードショップGちゃん』にも表れない。
…この時期の二年生は大変なものなんだな。」

この時期の二年生が大変?
あまりそういう話は聞かないが…。
二人がそういうのであれば、きっとそうなんだろう。

遊斗「そうか…、二人とも、大変なんだぁ。」

ピア「だけど、今度の土曜日、采子さんと九朗さんが
大事な話があるんだってね。」

そういい、ピアが顔を覗き込んできた。

遊斗「へ?そうなの?」

阿歩理亜「ああ、そう言っていた。
采子さんは采子さんで、何か大事なことを話そうとしているみたいだ。」

ピア「それと、会社見学に連れて行ってくれるみたいだよ。」

阿歩理亜「しかもその会社が『KD』だから凄いの一言だ。」

遊斗「『KD』?『KC』じゃなくて?」

最初に浮かんだのは、某社長だ。
青眼使うやつ。

ピア「そうだよ、『カードヘルプデジタルエンタティメント』略して『KD』。
カードを作っている会社だよ。」

遊斗「…マジで!?」

阿歩理亜「そうだ。…結構常識的なことだと思うのだが。」

遊斗「う、うるさい!!知らなくたって、デュエルはできるんだ!!」

ピア「しかも、采子さんのコネクションで、
なんと!!そこの社長さんとお話ができるみたいだよ!!」

遊斗「しゃ、社長!!?
…ま、まさか、『粉砕☆玉砕☆大喝采!!』とか言い出さないよな!!?」

阿歩理亜「…流石に、それはないと思うぞ。遊斗君。」

遊斗「…ならよかったぁ。しかし社長さんかぁ。
一度どんなデュエルするか、戦ってみたいなぁ。」

ピア「社長とデュエルとは、大きく出たね。遊斗。」

遊斗「だって、デッキって、その人そのものじゃん!!
そのデッキを見れば、その人の力がわかるし。
…戦えるなら、戦いたいなぁ。」

ピア「遊斗は、本当にデュエルが好きだねぇ。
それにバイトを両立しているなんて、すごいよ。」

遊斗「バイトも最近楽しいぜ!
…ただぁ、最近ソフトクリームの練習をしているんだけど、
どうも卑猥な形にしかならない…。」

手でソフトクリームをコーンの上にのせる動きをして見せた。
…しかしなんか、ぎこちない。

ピア「卑猥な形って?」

遊斗「それは、『お』、いてぇ!!何をするんだぁ!!阿歩理亜!!」

遊斗が言葉を言いかけた瞬間、阿歩理亜が遊斗の耳をつねった。

阿歩理亜「…それ以上言葉をつづけたら、命はないと思いなさい。
遊斗君。女の子にそんな言葉を使っちゃいけない!」

遊斗「そういうお前は、バイトどうなんだよ!!」

阿歩理亜「…いやぁ、いつおどおりだが。特段変わったことはない。」

遊斗「そうかいそうかい、…って、もうこんな時間ジャン!!?
悪いピア、阿歩理亜!!バイトに遅れそうだから先急ぐわ。」

携帯を見て、焦って自転車に乗りこんで、
走り出す態勢になった。

遊斗「じゃあな!!」

ピア「気をつけてね!!」

阿歩理亜「良いソフトクリームを作るんだぞ。」

べし!!

遊斗「阿歩理亜、うるさい!!」

ゴミを投げつけ、自転車で走り出す遊斗。

ピア「…遊斗、最近楽しそうだね。」

ごみを拾っているアポリアに、ピアは話しかえけた。

阿歩理亜「デュエルも九朗さんに教えてもらってできるようになり、
バイトもはじめて、生活にゆとりができ、今すごく充実しているんだろうな。」

まるで自分が経験したように言った。

ピア「そうだね。…けど、最近思うのは、」

阿歩理亜「?」

そういい、ピアは空を見上げ、そして阿歩理亜をみていった。

ピア「…阿歩理亜君、なんだか学校が楽しくなさそう…。そう思うんだ。」

阿歩理亜「!!?私が、学校を楽しんでいないと?」

ピア「…うん、なんていうか、苦行をしているというか、
…やることを淡々とやっているというか。う~ん。」

腕をくみ、頭をかしげながらそういう。
言葉を言うのに、すごく悩んでいるようだった。
ただ、それでも言いたい言葉を絞り出しているようだった。


阿歩理亜「…。」

ピア「…ただ、デュエルしているときだけは、とっても生き生きしているように
見えるだよ。だから、え~と、う~んとね。」

阿歩理亜「…。」

ピア「何か困ったこととかがあったら相談してね!!
いつでも相談乗るから!!」

そう笑顔でいった。

阿歩理亜「ピアさん…。」

夕陽に映るその笑顔は、とても優しく、輝かしかった。

阿歩理亜「そういえば私もそろそろ、アルバイトに行かなくては。
ピアさん。先に失礼する。」

ピア「あ、うん。阿歩理亜君も気をつけて帰ってね。」


そういい、道を別れた後、自転車をこぎながら阿歩理亜は考えていた。

阿歩理亜「…。…困ったことがあったら、かぁ。
ピアさんは、優しいなぁ。」

夕陽、
笑顔、
帰り道、、、

阿歩理亜「…。‘ブックマーク’。」

??「『ブックマーク』!!?そんなデカブツが、何故パソコンの機能について
話しているのですかぁねぇ!!?」


??「それがデカブツの過去にかかわる言葉なら、
さぞパソコンみたいに味気ない過去なんでしょうねぇ!!」

阿歩理亜「!?」

突然、後ろから声が聞こえた。
慌てて自転車を止め、後ろを振り返る。
…そこには、さっきまでは感じられなかった気配の男。
…全身が真っ黒の服で固められ、深めの黒のシルクハット、
黒いマントをはった、非常に独特な男がこっちを見ていた。

??「知っているかね、デカブツ。
18782、つまり数字の『嫌な奴』を二つ足すと、どんな言葉になるか!!?」

その男は、だんだんと、しかし確実に歩みを寄せて、
こちらに近づいてきた。
口元は、笑っていた。

阿歩理亜「…だれだ、お前は。」

??「37564、つまり『皆殺し』だ。くくくくく!!
…おおっと、まだ自己紹介がまだだったねぇ。」

そういい、深めに被ったシルクハットを上げ、
顔を見せ、こういった。

屑男「はじめまして、デカブツ。
私の名前は屑男。君の過去を奪いに来た。」
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テーマ : 遊戯王
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

しばせんし

Author:しばせんし
↑の犬の飼い主が柴戦士
いーぬは喜びゆきかけまわりー



Hyper-和食見習い小僧の20代が、遊戯王、ポケモン、その他生活の雑談を上げていくブログです。(^O^)/
何か変なところがありましたら、いつでも書いてください。迷惑コメントは容赦なくスパム

現在遊戯王でよく使うデッキは、
・スクラップ
・EMオッドアイズ魔術師
・サイフレーム
・ブラマジ
               です(^O^)/


どうしたらスクラップの良さを残し戦えるかを考えています。
スカイプデュエルも、ツイッターか、コメントで相談してもらえればできる予定。

ポケモンは、とある人の動画をきっかけにやり始めました=^_^=
ウルガモスと、カメックスを
対戦でこよなく愛して使ってます。
いつか対戦実況動画とかとってみたいなとおもっていたら取れました。
ニコニコ対戦実況動画
ダブルバトルもできるよ!!…弱いけど
だけど第六世代になってから、色々と時間が足らない様子。

再現料理も、やりたい年頃。
こう見えても現役調理師なので、
料理スキルはあるはず。
何かしてほしい再現料理がありましたら、コメントお願いします<(_ _)>

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